たった一つを変えるだけ クラスも教師も自立する「質問づくり」

ダン・ロスステイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794810168
ISBN 10 : 4794810164
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
300p;19

内容詳細

多くを問う者は、多くを学び、多くを保持する。民主主義を実践するためのスキルとして、これほどインパクトの大きいものはない。

目次 : はじめに/ 第1章 質問づくりの全体像―多様な思考力を磨く方法/ 第2章 教師が「質問の焦点」を決める/ 第3章 質問づくりのルールを紹介する/ 第4章 生徒たちが質問をつくる/ 第5章 質問を書き換える/ 第6章 質問に優先順位をつける/ 第7章 質問を使って何をするか考える/ 第8章 学んだことについて振り返る/ 第9章 教師や指導者へのアドバイス/ 第10章 生徒もクラスも変化する―自立した学び手たちのコミュニティ/ おわりに―質問と教育、質問と民主主義

【著者紹介】
ダン・ロススタイン : ルース・サンタナとともにThe Right Question Institute(正問研究所)の共同代表。長年、対象としていた人びとから学び、そのノウハウをコミュニティ・オーガナイザーや都市計画家として、より効果的な市民参加や民主的な社会システムの構築に応用してきた。全米各地だけでなく、イスラエルでも仕事をしたことがある。ハーバード大学およびハーバード大学教育大学院(博士号取得)卒

ルース・サンタナ : 生活保護を受けて家族を育て、工場労働者として働き、そして学校に戻って卒業し、大学・大学院(Springfield College)で学び、自分自身の体験をモデルとして、多くの人と共有する活動を展開している。今は母校で教えてもいる

吉田新一郎 : 「まちづくり・コミュニティづくり」をしていた。それ以降は、政府開発援助→NGOによる海外協力→国際理解教育(環境、開発、人権、平和、異文化理解、未来教育)→組織・人材開発(教員/職員/社員研修)→子どもたちがワクワクする国語の授業(『作家の時間』と『読書家の時間』の紹介)→子どもたちがワクワクする算数、社会科への応用などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    とても興味深い一冊。学校での取組として書かれているが、いろいろな場で応用できそうだ。質問を提示して、答えを・・ということではなく、テーマの提示(ここが肝)に基づき、質問を考えることから始める。そのあとのステップも、発散⇒収束⇒選択という流れをいかに作るか。クリティカルシンキングは、優先順位付けというのがわかりやすい。継続的な場や、研修・ワークショップでも使えると思う。閉じた質問と開いた質問を書き換えてみるのが面白いし、見直すための視点でもある。

  • k sato さん

    米国の正問研究所が考案した「質問づくり」のノウハウ。思考力は、発散思考、収束思考、メタ認知思考の3つであると定義されている。これに沿った質問づくりの7ステップが本書の要だ。豊富な事例研究は、質問づくりの有用性を示している。たった一つを変えるだけとは何か?それは、教師が質問して生徒が答えるのではなく、生徒が自ら質問を作り出せるようになることだ。質問の意義は、公正で民主的な社会に参画することにある。日本では、質問を低評価し、不公平に扱う文化が残っている。風通しのよい風土を築けたら生産性を上げられるのになあ。

  • テツ さん

    疑問に感じたことをしっかりと質問することの大切さ。そうした自身の内側での構築についてこどものうちから慣れさせておくためのテクニック。社会に出て何年も生きている筈の大人なのにそうした力が全くない人間もわんさかいるよな。質疑応答ってどちらの側にもある程度の知識と力が必要なんだなと改めて思う。考えるきっかけ。考えたことを言語化する力。それでも理解できないことを纏めて、自分は今何を疑問に思いどの部分の答えを欲しているのかと相手に伝えるための能力。こういうことこそ学校で教えるべきだよな。

  • カッパ さん

    【◎】前に読んだことがありましたが、最高!発想が転換された。すぐ、とりいれます。

  • momo さん

    質問するには何がわからないことなのか頭の中で整理する必要があります。どんどん質問ができるようになれば、人に頼らず自分で解決できる力がつくような気もします。 そんなことを気づかせてくれる本でした。

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