ジョン・トーランド

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大日本帝国の興亡 5 平和への道 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

ジョン・トーランド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504380
ISBN 10 : 4150504385
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
430p;16

内容詳細

沖縄では非戦闘員をも巻き込む死闘が繰り広げられていたが、1945年6月に陥落。本土決戦が叫ばれる一方で、政府は終戦工作を始めていた。8月、広島と長崎に原爆が投下され、ソ連が対日参戦し、日本はポツダム宣言を受諾する。15日、反乱軍が終戦を阻止しようとするなか、天皇が朗読した「終戦の詔書」が放送される―。太平洋戦争の全貌を描く歴史ノンフィクションの完結篇。徳岡孝夫・半藤一利特別対談収録。(全5巻)

目次 : 29部 沖縄の鉄の暴風/ 30部 さまよえる日本兵/ 31部 一億玉砕の覚悟/ 32部 追いつめられた日本/ 33部 広島/ 34部 長崎/ 35部 耐え難きを耐え/ 36部 日本敗る/ ,37部 平和への道/ エピローグ

【著者紹介】
ジョン・トーランド : 1912年、ウィスコンシン州ラクロス生まれ。ウィリアムズ・カレッジでジャーナリズムを専攻。第二次世界大戦中は陸軍航空部隊勤務(大尉)。戦後、フリーランス・ライターとなり、“ルック”、“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人にインタビュー取材し、5年の歳月をかけて完成させた『大日本帝国の興亡』は、1971年度ピュリッツァー賞を受賞した。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    最終巻。沖縄戦から広島・長崎と気の重くなるような記述が続く。そんな中「玉砕」ではなく生き残っても降伏せずに潜伏する兵の話など、他の通史にはあまり取り上げられない話題も。また、日本の終戦工作についても結構書かれていた。取材の成果なのだろうが、戦争末期の阿南陸相の動向はかなり詳細で、臨場感がある。出版時期もあるだろうがソ連の対応に対しては批判的な香りが漂っている。一方占領軍の司令官としてのマッカーサーに対してはかなり好意的な書き方だが、これはある意味日本の反応の影響もあるのだろう。5巻通読して良かった。

  • てんちゃん さん

    勝見込みなど全くないのに国体護持にとらわれ終戦のタイミングを逸してしまう日本。何のための国家なのか、何のための戦争なのか、色々考えてしまった。1〜5巻、二・二六事件からポツダム宣言の受諾まで、重厚なノンフィクションだった。日本の学校では近現代史は深く教えない。様々な解釈があり、答えは出ない学び。教えるのも難しいだろうし、テストで採点などできない。でも、この戦争から何かを学びとることが、歴史を学ぶということなんじゃないか。高校では、近現代史に重点を置き深く学んだのでもいいのではないかと、考えてしまった。

  • けやき さん

    太平洋戦争のノンフィクション。完結。原爆投下の話がメインだった気がします。「嗚呼、かくて万骨が枯るるのみ」という感じ。

  • まると さん

    長くかかったが、ようやく読了。すごい本でした。立花隆さんが「あの戦争の流れを知るための最適の本」と推奨していたことが頷ける、濃厚な記録でした。最終巻では、終戦を巡る陸軍、日本政府内の凄まじいまでの相克、原爆と天皇が終戦に果たした役割の重要性などがスリリングに展開される。最後にマッカーサーが戦艦ミズーリ号から米国に発したメッセージを読んだ時には、不覚にも感極まってしまった。日本人の妻を持ち、日米双方へのきめ細かな取材を基に公平な目線でつづっているからこそ、今もなお名著として読み継がれているのだろうと思う。

  • 本の蟲 さん

    沖縄の激戦。広島、長崎への原爆投下。そしてポツダム宣言受諾へ。歴史に「たら、れば」はないが、どうすれば良かったのかと考えざるを得ない。西洋によるアジア支配が当たり前だったあの頃、ジリ貧を恐れた日本の焦燥感は想像することしかできない。それでも博打に大負けしてなお、玉砕にこだわった軍部の愚かしさは筆舌に尽くしがたい。ナチスと同列に、ただただ「悪」の象徴として語られる大日本帝国。そして誤解されがちだが、帝国憲法に統帥権が記されているものの、政治的実権は現在同様ほぼなかった明治天皇。(続

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