ユリイカ 2015年8月号 特集 江戸川乱歩(仮)

江戸川乱歩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791702923
ISBN 10 : 4791702921
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
245p;23

内容詳細

没後50年、江戸川乱歩の魅力に迫る。
「乱歩奇譚 Game of Laplace」7月に放映開始!

■特別掲載
  緊急提言・解散、総選挙を! / 中村稔

■記憶の海辺 一つの同時代史*4
  神様のノラクラ者 あるいはある独行者のこと / 池内紀

■追悼*西江雅之
 “しもおれ”仲間 / 池内紀
 西江先生のこと / 山下洋輔
 西江さんの声 / 小沼純一

■[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集*8
  船旅のたった一つの気掛りに 他四篇 / ステファヌ・マラルメ 訳=柏倉康夫

■詩
  季節のためのエクリ / 手塚敦史

江戸川乱歩  没後五〇年 

【対談】
江戸川乱歩の子どもたち / 北村薫+辻村深月

【乱歩的転回】
真紅の鬼 江戸川乱歩とホモセクシュアリティーの謎 / 紀田順一郎
乱歩と太郎とロビンソン / 扉野良人
乱歩の手と眼 / 円居 挽
表象する乱歩を表彰する / 高山 宏
鏡とレンズ 江戸川乱歩と視覚文化 / 佐藤守弘

【創作――乱歩によって書く】
出勤 / 高原英理
D坂再訪 / 樺山三英
実録・平成サーカス奇譚 / 倉数 茂
摩天の軽業師 / 酉島伝法

【創作――乱歩からなる描く】
押絵と旅する少女 / 玉川重機

屋根裏の散歩 / 駕籠真太郎

D室の怪人事件 / ドリヤス工場

【人でなしとつくり手】
極大と卑小の大パノラマ 乱歩という源泉 / 丸尾末広 聞き手=編集部
大変な乱歩の舞台化 / 中野成樹
陰気なけもの / 西田 藍


【探偵小説の鬼子】
『乱歩奇譚 Game of Laplace』の羽撃き / 岸 誠二 聞き手=編集部
アニメ打明け話 / 上江洲 誠
江戸川乱歩と新たな猟奇的エンターテインメント / 蔓葉信博
鍵のかかった部屋 あるいは名探偵と精神分析 / 鈴木貴宇
江戸川乱歩「赤い部屋」の背景 谷崎潤一郎、宇野浩二、H・G・ウェルズ / 宮本和歌子

【怪人・詩人・貴人】
得体の知れない肉を固めた「謎の缶詰め」 / 上坂すみれ 聞き手・構成=飯田一史
乱歩的身体=知覚と詩人たち 萩原朔太郎・稲垣足穂・丸山薫 / 安 智史
ポーの二人の「弟子」 ヨネ・ノグチと江戸川乱歩 / 宇沢美子

【乱歩よりはじまる】
戦後乱歩評価の鳥瞰図 『幻影城』から『幻影城』へ / 落合教幸
〈乱歩趣味〉という原風景 / 谷口 基

■今月の作品
  村崎友里恵・神山紗良・宮川朔・画図佳織・山岡ミヤ  選=藤井貞和

■われ発見せり
  メディア考古学における第三の時間? / 太田純貴
※内容は変更になる場合がございます。

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読書メーターレビュー

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  • めしいらず さん

    江戸川乱歩没後五十年に企画された、対談、インタビュー、論評、創作などをまとめた1冊。サブカルを語る上で格好の題材でもあるようで、とても現代的な乱歩像を垣間みる。けれど正直言って全然面白くなかった。途中から流し読み。唯一良かった点は、丸尾末広が漫画化した「パノラマ島綺譚」を何としても読みたい気持ちにさせてくれた事。高原英理のオマージュ小説「出勤」には全然乱歩臭がなく、どちらかと言うと津原泰水的だったけれど、それはそれとしてお話自体は面白かった。

  • c さん

    男の娘特集のついでに買ったが、こっちは酷かった。タイアップ、無内容なエッセイ・創作、はしゃぎすぎインタビュー、頁合わせのような短い漫画と、まあユリイカはこれが通常運転だし、それ以上にテーマが悪すぎる。大乱歩だ。散々語り尽くされた作家である。今年は没後五十年であり、他の雑誌・テレビでも特集され企画展もあったが、新たなアプローチなど期待しようもない。二十年前は乱歩の生誕百周年で、映画も作られ今年以上の盛り上がりだった。が、その頃とは乱歩を語る世代が変わっただけで、「受容の様式」と言うべきものは何ら変わらない。

  • 6(ロク) さん

    没後50年、日本文学界の妖しい宝玉「乱歩」への愛がぎゅーぎゅーに詰った一冊。で、誰でも良いから丸尾末広に「キャタピラー」教えてやってくれ。(あとコレ、ページ数登録かかってないぞ)

  • 月と星 さん

    ★★★偉大な人物である。

  • 羊男 さん

    ユリイカを読むのも久しぶり。若い執筆者に入れ替わっているね。なんとなくいまの時代の文化背景みたいなものを感じることができる。かわったような気もするが、昔も似たような人がいたよね。たとえば、西田藍とか。江戸川乱歩はそれほど好きではないけれど、雰囲気がいいのだね、戦前の違和感が。そこがいまと似ているのか。目立つ猟奇な部分よりも時代を越えるアナクロさがいい。ポーよりもラブレーに近いような親近感を昔から感じている。

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人物・団体紹介

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江戸川乱歩

1894年三重県生まれ。早稲田大学卒業。雑誌の編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」でデビュー。以降、探偵小説を次々と発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多い。代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」など。1965年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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