２０１５年エリザベート王妃国際コンクール・ヴァイオリン部門ライヴ集〜イム・ジヨン、毛利文香、他（４ＣＤ）

2015年エリザベート王妃国際音楽コンクール〜ヴァイオリン
上位入賞者たちの記録。毛利文香の演奏も！

エリザベート王妃国際音楽コンクールの上位入賞者たちのコンクール時の演奏を集めたボックス。このボックスは、2015年に開催されたヴァイオリン部門の上位入賞者たちの熱い演奏を集めています。コンクールならではの緊張感と熱気、ライヴという臨場感、若き演奏家たちのまさに勝負をかけた演奏をおたのしみいただけます。
　ヴィキンタス・バルタカスの『レチタティーヴォ』、およびミカエル・ジャレルの『…aussi peu que les nuages…』は、それぞれ、セミ・ファイナル、そしてファイナルの課題曲として組み込まれたコンクールの委嘱作品。こちらも注目です。
　日本人入賞者の毛利文香は、桐朋学園大ソリストディプロマコースを経て慶応大文学部に在学中。同年３月にはイタリアのジェノバで開かれたパガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで２位に入賞しているなど、これからの活躍に注目が集まる逸材といえるでしょう。
　ディスク４ の『De ZES / Les SIX』は、エリザベート王妃国際音楽コンクールが行っているユニークな試みで、６名の音楽教育を受けている学生が、第１次予選から本選までのすべての演奏に密着、その感想や雰囲気などをツイッター、フェイスブック、さらにホームページなどで発信していくというもの。今回選ばれた６人の学生はいずれもヴァイオリン専攻。最終の順位には関係なく、彼ら６名が選んだ優れた演奏が収められています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
Disc1
1.　ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
　イム・ジヨン（ヴァイオリン　韓国　第1位）

2.　シベリウス：ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
　オレクシイ・セメネンコ（ヴァイオリン　ウクライナ　第2位）

Disc2
3.　モーツァルト：ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219
　トビアス・フェルドマン（ヴァイオリン　ドイツ　第4位）

4.　チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35
　ウィリアム・ヘイゲン（ヴァイオリン　アメリカ　第3位）

5.　ミカエル・ジャレル：『…aussi peu que les nuages…』
　キム・ボンソリ（ヴァイオリン　韓国　入賞）

Disc3
6.　モーツァルト：ヴァイオリン・ソナタ第18番ト長調 K.301
　イム・ジヨン（ヴァイオリン　韓国　第1位）

7.　ブラームス：スケルツォ〜 F.A.E.ソナタより
　ステファン・ウォーツ（ヴァイオリン　オランダ／アメリカ　第5位）

8.　プロコフィエフ：ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 op.94bis
　毛利文香（ヴァイオリン　日本　第6位）

9.　バルタカス：レチタティーヴォ
　ロザンヌ・フィリッペンス（ヴァイオリン）

10.　イザイ：無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 op.27-4
　トビアス・フェルドマン（ヴァイオリン　ドイツ　第4位）

11.　シマノフスキ：ドリアデスと牧神（神話 op.30より）
　ステファン・ウォーツ（ヴァイオリン　オランダ／アメリカ　第5位）

12.　サン＝サーンス：序奏とロンド・カプリチオーソ op.28
　ウィリアム・ヘイゲン（ヴァイオリン　アメリカ　第3位）

Disc4『De Zes / Les SIX』
13.　モーツァルト：ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
　ステファン・ウォーツ（ヴァイオリン　オランダ／アメリカ　第5位）

14.　ヒンデミット：ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 変ホ長調 op.11
　キム・ボンソリ（ヴァイオリン　韓国　入賞）

15.　エサ＝ペッカ・サロネン：Lachen verlernt (2002)
　トーマス・レイフ（ヴァイオリン）

16.　パガニーニ：ロッシーニ『タンクレディ』のアリア『こんなに胸騒ぎが』の主題による変奏曲
　オレクシイ・セメネンコ（ヴァイオリン）

17.　ドビュッシー：ヴァイオリン・ソナタ ト短調
　トビアス・フェルドマン（ヴァイオリン　ドイツ　第4位）

　マリン・オルソップ指揮、ベルギー国立管弦楽団（1,2,4）
　ポール・メイエ指揮、ワロニー王立室内オーケストラ（3,13）
　ヨナス・ヴィトー（ピアノ：6）
　トマス・ホッペ（ピアノ：7,9,11）
　佐藤卓史（ピアノ：8）
　リープレヒト・ファンデッケフォールト（ピアノ：12）
　ダニエル・ブルーメンタール（ピアノ：14,17）

　録音時期：2015年5月11-16日（セミ・ファイナル）、2015年5月25-30日（ファイナル）
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）