誰も戦争を教えられない 講談社プラスアルファ文庫

古市憲寿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062816069
ISBN 10 : 4062816067
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;16

内容詳細

まだ誰も、あの戦争をわかっていない……。

沖縄と靖国、戦争博物館のテイストは一緒?
中国は、日本を許す心の広い共産党をアピール!
韓国は、日本への恨みを無料のアミューズメントパークで紹介!!

広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京……。
世界の戦争博物館は、とんでもないことになっていた。

「若者論」の若き社会学の論客であり、「戦争を知らない平和ボケ」世代でもある古市憲寿が世界の「戦争の記憶」を歩く。

誰も戦争を教えてくれなかった。
だから僕は、旅を始めた。

【著者紹介】
古市憲寿 : 1985年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。株式会社ぽえち代表取締役。専攻は社会学。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。大学院で若年起業家についての研究を進めるかたわら、マーケティングやIT戦略立案、執筆活動、メディア出演など、精力的に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • harass さん

    各国の戦争(平和)博物館の訪問記をまとめ、戦争の記憶についての考察。パールハーバーから始まり、中国韓国、アウシュビッツ、イタリア、沖縄と戦争に関する博物館の実態と風化する戦争の「記憶」や博物館についてを語り、分厚い本だったが思いの外速く読める。右派とか左派とは関係なく、クールで相対的な視点で論じていて軍オタの自分も納得。著者も驚いていたが、イタリアにはこれに類する博物館が存在しないそうで、各国の歴史が異なると常識も異なると驚かされる。軽い文章で薄く感じるが実に読みやすい。ちょっとはこの著者を見直した。

  • タルシル📖ヨムノスキー さん

    アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国、そして日本国内の戦争博物館を巡りながら、それぞれの国が第二次世界大戦をどう捉えているかを明らかにしていく本書。両論併記ではないけれど、戦勝国、敗戦国それぞれの視点を知ることができてこれは面白い。そういえば戦争博物館はおろか原爆資料館にも行ったことないな。最後に古市さんとももクロの対談が収録されていて、これがもうはちゃめちゃ。ももクロのどこまでが演技(演出)なのかはわからないけど、お偉い学者さんや政治家が読んだら激怒か卒倒するかも。理屈はともかく答えは案外シンプルなのかな。

  • たまきら さん

    だんなさんが借りてきた本。どんな内容なのかと思って手に取ったら、思想というよりも博物館のテーマをくみ取る内容で興味深かった。人の生死がかかわったこの歴史では、冷静で中立的な展示を求めることが難しい。そういう展示システムを採用しているはずの欧州ですら難しい。ましてやアジアはやりたい放題である。もうこれは笑ってしまうしかない。一人の無邪気なまでに無知な男性が、様々な出来事にぶつかっていく童話のようでした。

  • Sakie さん

    「あの戦争」を体で知る世代がいなくなり、ハコモノの博物館は大きな齟齬を抱えたまま経年劣化し続ける。そして日本には"唯一の真実"が無い。他国や日本の博物館を数々訪れたうえで、あえて戦争を知る必要はない、と著者は言う。「あの戦争」を知らず、息詰まる日常こそ平和と教えられた世代への解答のような結論だ。世界に散らばる無数の小さな記憶、その痕跡。これらの価値は高い。戦争の微細な出来事を事細かに記憶する必要はないのだ。ただ、その悲しみと愚かさを伝えるためだけに全ての展示物、全ての記憶に意味はある。私はそう考えたい。

  • みっくん さん

     8月15日にいやらしく感想を書くという。。。「誰も戦争を教えてくれなかった」の文庫版。戦争博物館にその国の「あの戦争」に対する向き合い方が出ているようで、日本はというと。。。  池上先生も火垂るの墓も、誰も戦争を教えられないみたいだ。様々な認識がある以上それを自分の中で昇華させるしかない。特に日本は。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

古市憲寿に関連するトピックス

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品