1979年の歌謡曲

スージー鈴木

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779170386
ISBN 10 : 4779170389
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
追加情報
:
175p;19

内容詳細

1979年(昭和54年)の歌謡界は、ニューミュージックと歌謡曲の一年戦争」という感じの、混沌とした空気感が漂っていた。ピンク・レディーはこの年に完全に奈落の一途をたどり、山口百恵は三浦友和と交際宣言、沢田研二も明らかに過渡期に突入。この年はアイドル最弱時代で、特にジャニーズ系は影も形もない。そして、その間隙をぬって登場したゴダイゴ、オフコース、そして、サザンオールスターズら、歌謡曲のアンチとしてのニューミュージック!そんなこの年の魔訶不思議な音楽シーンを通して、昭和の歌謡曲を振り返る。

この年に発売された楽曲60曲の批評、オリコンでの最高位、年間ランキングなどのデータの他、「名曲度」と「79年象徴度」を5点(5つ星)満点で採点!

紹介する楽曲(一部)
♪沢田研二『カサブランカ・ダンディ』
♪西城秀樹『YOUNG MAN(Y.M.C.A.)』
♪桜田淳子『サンタモニカの風』
♪山口百恵『しなやかに歌って』
♪松山千春『窓』
♪ゴダイゴ『ビューティフル・ネーム』
♪アリス『夢去りし街角』
♪甲斐バンド『感触(タッチ)』
♪八代亜紀『舟唄』
♪郷ひろみ『マイレディー』
♪さだまさし『関白宣言』
♪海援隊『贈る言葉』
♪シーナ&ザ・ロケット『ユー・メイ・ドリーム』
♪オフコース『さよなら』
♪矢沢永吉『I say Good-bye, So Good-bye』
♪浜田省吾『風を感じて』…ほか

1979年の歌謡「人」として阿久悠、筒美京平等も批評する。

著者について
スージー鈴木
1966年大阪府東大阪市生まれ。
音楽評論家、野球評論家、ラジオDJ、早稲田大学、大阪芸術大学講師。マーケティング・プランナー。『週刊ベースボール』誌に連載中。著書に『【F】を3本の弦で弾くギター超カンタン奏法』、プロデュースした書籍に『日本は、』(共に彩流社)。「1979年の歌謡曲」関連では、当時のゴダイゴやサザンを好むが、特に沢田研二については、今に至るまで、人生の師とあがめるほどの大ファン。

【著者紹介】
スージー鈴木 : 1966年、大阪府東大阪市生まれ。音楽評論家、野球評論家、ラジオDJ、早稲田大学、大阪芸術大学講師。マーケティング・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ひよ亭 さん

    振り返るとこの年が歌謡曲の衰退とニューミュージックの躍進の年であったことがよくわかる。CMのタイアップなんかも盛んに行われてきた。作詞家阿久悠、歌手ピンクレディー、ゴダイゴの衰退など。しかしこの本に載っている、この年に流行った50曲以上 今でも口ずさめるとは自分でも驚きだ。

  • 幕 慕蘭 さん

    歌謡曲とニューミュージックの端境期、それが1979年。全盛期のゴダイゴ、凋落していくピンクレディー、勢いづくサザンオールスターズ。自分は小2、ファミコン時代の前か。本当にテレビっ子で歌番組も好きだったが、ゴダイゴは本当にカッコ良かった。大人になってCD買いました。一番好きなのは『ホーリー&ブライト』なんだけど売れなかったのね…。というわけで、スージー鈴木の本は面白い。マキタスポーツとのTV『カセットテープミュージック』も最高。『1984年の〜』も是非読みたい。

  • 五月雨みどり さん

    また読んでしまった。1979年といえば自分は小2〜3。クラスの女子の人気をさらったのはゴダイゴとツイスト。ピンク・レディーは前年「UFO」でレコード大賞獲ったのに早くも人気は急降下,ジュリーも「TOKIO」前夜でイマイチ,中三トリオも新御三家も大人になってしまいアイドル不在だった。その隙間へ入り込んだニューミュージック,ロック,それに触発された歌謡曲作家の名曲(「魅せられて」等)が火花を散らす。そして次の年花開くシティポップへと(「ルビーの指環」がスタンバイ)。そりゃあ昔の大みそかはみんな紅白観たよな!!

  • makimakimasa さん

    最近ハマっているbayfm『9の音域』DJの本。彼が13歳で初めて買ったLP、ゴダイゴ『OUR DECADE』は、自分も高校時代CDでよく聞いた。ミッキー吉野を絶賛していて嬉しい。布施明『君は薔薇より美しい』も作曲。そんなゴダイゴは国連的優等生が過ぎて失速、さだまさしは計算高い、サザンは尊敬と軽蔑を持って接せよ、阿木&宇崎によるB級コミックソング路線は山口百恵にとって幸福だったか?等々、70→80年代の混沌とした端境期サウンドを縦横無尽に解説。ニューミュージックの定義(P160、169)も超絶分かり易い。

  • kokada_jnet さん

    ゴダイゴ再評価というこの本の主題は嫌ではないが。「松本零士という人は音楽運が強い人で」という論の根拠が、劇場版999、テレビ版ヤマト、さらばヤマト。ヤマトはそもそも、松本零士原作作品ではないし。漫画家として非常に偉大な人を、アニメ作品で論じるのが変。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

スージー鈴木

音楽評論家、ラジオDJ、小説家。1966(昭和41)年大阪府生まれ。早稲田大学卒業後、博報堂に入社。在職中より音楽評論家として活躍し、10冊を超える著作を発表。2021年、55歳になったのを機に同社を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

スージー鈴木に関連するトピックス

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品