イスラーム的 世界化時代の中で 講談社学術文庫

大塚和夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062923064
ISBN 10 : 4062923068
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
338p;15

内容詳細

イスラームに「原理主義」は存在しない! 20世紀後半の世界的な「イスラーム復興」が急進的な「イスラーム主義」を生み出すまで。

【著者紹介】
大塚和夫 : 1949年北海道生まれ。東京都立大学人文学部卒。博士(社会人類学)。国立民族学博物館助教授、東京都立大学教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授等を務め、2009年没。主な著書に『異文化としてのイスラーム』(澁澤賞、アジア・太平洋賞特別賞)などのほか、共編『岩波イスラーム辞典』(毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おおた さん

    ニュースや新聞の範囲だけ知っていればいいものではないな、と思って最近はイスラム関連の本を読んでいます。講談社学術文庫は新書よりも詳しく、専門書よりも分かりやすいポジションだと思っているのは勘違いなのか、本書は「宗教のオブジェクト化」などとJavaぽいことを言い出すので油断ならない。イスラム教を実地で学んだ泰斗によるイスラームの思考体系は、俯瞰よりは少々専門的過ぎてついていけなくなるところもあるので、別の入門書で知識を蓄えてから手を出すべきかも。

  • うぉーかー さん

    イスラーム的。イスラームを世界の中で見つめ直す、絶対的な見方ではなく相対的に解いていく、だからイスラームが他の宗教とどう違っているのかを表したタイトルのイスラーム的。聖典の特徴や、原理主義者と呼ばれている人の見方など改めて世間一般とどう違っているのか理解できました。

  • 影実 さん

    積読本。主にイスラームに関する基本的な概念や事柄、用語の解説と、イスラーム復興やイスラーム主義についての論考をまとめている。9.11アメリカ同時多発テロ以前の本だが(2000年に刊行、2015年に復刊文庫化)、一口にイスラームと言っても様々な立場、多様な考え方があること、「原理主義的」なイスラーム復興の動きが伝統回帰ではなく、主に世俗主義的な高等教育を受けた人々に担われているといった指摘など、今でも十分に示唆に富んだ内容だと思う。自身の基礎知識不足で理解に手間取る部分もあったが、大変勉強になった。

  • Hayek さん

    ★★★☆☆日本では人間の都合によって、神々のあり方が規定される。家の先祖は氏神となり、また成仏して仏様になる。ユダヤ教はヘブライ語、イスラム教はアラビア語。キリスト教は神・キリスト・聖霊を同一視する三位一体説が正当教義。カアバ神殿。近代的人類学は、近代西欧社会が文明を代表することを前提とし、非西欧地域に住む諸民族は未開人で西欧社会の発展諸段階のいずれかに位置し、いつの日か自分達と同じ文化を身につけると説明。

  • amanon さん

    本書が最初に世に出たのが9:11以前ということで、それ以降の激動の動きを踏まえた内容ではないことが惜しまれるが、「イスラム的」というタームをキーにして、イスラム世界の様々な状況をわかりやすくまとめた良書だと言える。解説にもあるが、著者が文化人類学者という立場から、地道なフィールドワークを行った上での論考という点が、本書を大きく特色付けているのではないか?それはともかくとして、こちらの理解力の問題もあるのだが、イスラム関係の本を読むたびに、その背景の複雑さに頭が痛くなる。やはりメモをとったりしないとダメか?

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大塚和夫

1949年北海道生まれ。東京都立大学人文学部卒。博士(社会人類学)。国立民族学博物館助教授、東京都立大学教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授等を務め、2009年没。主な著書に『異文化としてのイスラーム』(澁澤賞、アジア・太平洋賞特別賞)などのほか、共編『岩波イスラーム辞典』(毎日出

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