CD 輸入盤

ホーレンシュタインの芸術(5CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SC511
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ホーレンシュタインの芸術(7CD)
マーラー第1・3・6番、ブラ2、死と変容、画家マティス
ユニコーン・レーベルの代表的名盤が復活!


巨大なスケールと濃厚な情感表現で知られるホーレンシュタインは、マーラーやブルックナーに早くから取り組み、その普及に尽力した功績でも有名。その個性的な芸風を味わうのに最も条件が良いとされるのが、イギリスのユニコーン・レーベルでおこなった一連のステレオ・レコーディングでした。だいぶ以前に活動を停止してしまっているユニコーンですが、今回、イギリスのスクリベンダム・レーベルでは、ユニコーン音源のライセンス保有者と契約してホーレンシュタインの貴重な録音のボックス化に漕ぎつけました。
 それぞれのディスクは、LP時代のオリジナル・デザインを復活させた仕様の紙ジャケットに封入され、アートワークまで含めたトータルな魅力を誇っていたユニコーン・レーベルの雰囲気をコンパクトに再現してくれているのも嬉しいところです。
 なお、外箱はスクリベンダムならではの色彩感をさらに強化した(?)かなりインパクトのある色使いとなっていますが、ヒストリカルものでよく見受けられる原色趣味の究極ともいえるデザインは面白いと言えるかもしれません。

【ホーレンシュタイン・プロフィール】
オーストリア人を母にロシア帝国のキエフに生まれたヤッシャ・ホーレンシュタイン[1898-1973]は、6歳からヴァイオリンを弾き始め、1911年にウィーンに移ってからはインド哲学と音楽を勉強、ヴァイオリンをアドルフ・ブッシュに、作曲をヨーゼフ・マルクスとフランツ・シュレーカーに学びます。
 学生たちとアマチュア・オーケストラをつくって指揮したりしていたホーレンシュタインですが、やがて、ベルリン高等音楽院でアロイス・ハーバやエルンスト・クシェネックに作曲を学び、その後、聖歌隊指揮者やフルトヴェングラーの助手も経験。そして1922年にウィーン交響楽団を指揮してマーラーの交響曲第1番でそのキャリアをスタートします。1924年にはベルリンでも指揮を始め、1925年にはベルリン・フィルを指揮して成功して同楽団指揮者に名を連ね、1928年にはベルリン・フィルとブルックナーの交響曲第7番を独ポリドールに録音、同年にはフルトヴェングラーの推薦により、若くしてデュッセルドルフ・オペラの第1指揮者となり、翌年にはデュッセルドルフ・オペラの音楽総監督に就任するなど仕事は順調でしたが、1933年、ナチスの台頭により同職を辞任、ヨーロッパ各地を転々とし、やがて、トスカニーニらと共に設立間もないパレスチナ交響楽団の常任指揮者のひとりとなり、1940年にはアメリカに亡命します。
 その後、1949年にヨーロッパに帰還。1950年にはベルク『ヴォツェック』のパリ初演を指揮するなどして話題となり、各地のオーケストラに客演する生活を続けていました。晩年の住居はスイスのローザンヌでしたが、活動拠点はロンドンで、パリやウィーン、ストックホルムなどヨーロッパ中心の指揮活動をおこない、それほど数は多くは無いもののレコーディングにも熱心に取り組み、素晴らしい録音を遺しています。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● ブラームス:交響曲第2番ニ長調,op.73
 デンマーク放送交響楽団
 Recording: 16th March 1972, live performance at the Denmark Radio Concert Hall in Copenhagen

Disc2
● マーラー:交響曲第1番ニ長調
 ロンドン交響楽団
 Recording: 29th and 30th September 1969, Barking Assembly Hall, London

● R.シュトラウス:交響詩『死と変容』
 ロンドン交響楽団
 Recording: 29th July 1970, Fairfield Halls, Croydon

Disc3
● マーラー:交響曲第3番ニ短調(第1-5楽章)

Disc4
● マーラー:交響曲第3番ニ短調(最終楽章)
 ロンドン交響楽団
 ワンズワース・スクール少年合唱団
 アンブロジアン・シンガーズ
 Recording: 27th-29th July 1970, Fairfield Halls, Croydon

● マーラー:交響曲第6番イ短調(第1-3楽章)

Disc5
● マーラー:交響曲第6番イ短調(最終楽章)
 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
 Recording: 15th & 17th April 1966, live performances at the Stockholm Concert Hall

● ヒンデミット:交響詩『画家マティス』
 ロンドン交響楽団
 Recording: ) 19th May 1972, Walthamstow Town Hall, London

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 2 in D Major, Op. 73

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 1 in D Major
  • 02. Tod Und Verklrung, Op. 24

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ユーザーレビュー

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マーラーの3番が素晴らしい。オーケストラ...

投稿日:2015/07/18 (土)

マーラーの3番が素晴らしい。オーケストラの演奏が素晴らしい。私は特に、管楽器の妙技に圧倒された。さすがブラスの国だ。ホルンはもちろん、トロンボーンのソロが実に上手い。またポストホルンのソロは、ビブラートをつけて歌いまくる。以前はこのビブラートが好きじゃなかったことを、今回改めて聴いて思い出した。今聴くと、これはこれで上手だし素敵だと思う。そして指揮者がいい。オケの魅力を引き出し、ときにゴツゴツとした野蛮さも出し、繊細でやさしい表情もつけたり、聴いていて飽きることがない。アルトソロも上手い。大好きな第6楽章では、弦楽器が実にのびのびと歌う。力いっぱい吹きまくる金管の思い切りの良さに圧倒される。録音も良いと思う。魅惑のバーンスタイン旧新盤。完璧なベルティーニ盤。「世界文化遺産級の音」を遺したアバド盤。ケイマルの神の如きソロが聴けるノイマン新盤、いずれもが手放せないCDだ。ホーレンシュタイン盤も以上の盤と同格のCDとなった。

としちゃん さん | 宮城県 | 不明

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