ラモー、ジャン=フィリップ(1683-1764)

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CD 輸入盤

クラヴサン曲集 ベルトラン・キュイエ(2CD)

ラモー、ジャン=フィリップ(1683-1764)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MIR266
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フランスの「粋」を感じさせるキュイエのラモー

1978年ナント生まれのベルトラン・キュイエ。チェンバロ奏者の母ジョスリンに手ほどきを受け、その後ルセとピエール・アンタイに学びました。ニケ指揮コンセール・スピリチュエル、クリスティ指揮レザール・フロリサンとオペラで共演するほか、レ・バス・レウニー、ラ・レヴーズの通奏低音奏者兼ソリストとしても活躍するフランス古楽界の期待のサラブレッドです。
 今回彼が録音したのはフランス・バロックの巨匠ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集。1706年に出版されたクラヴサン曲集第1巻、1724年に出版された2つの組曲と練習曲、王太子妃、新クラヴサン組曲の2曲そしてコンセール用クラヴサン曲集。各曲の性格を巧みに描き分けながら、優雅な響きフランスの「粋」を感じさせる演奏です。
 録音されたのはパリ郊外にあるロワイヨモン修道院。ここに併設されているフランソワ・ラング図書館は、20世紀前半のピアニスト、フランソワ・ラング[1908-1944]のコレクションに基づいていて、16世紀から20世紀の作曲家の印刷譜や手稿譜、音楽理論書や作曲家自筆の手紙を数多く所蔵しています。そしてラモーのコレクターとして知られているパトリック・フロランタンのラモー・コレクションも所蔵され、キュイエはこの録音に際し、これらのコレクションを参考にしたということです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ラモー:
● クラヴサン曲集第1巻 (1706)
● クラヴサン曲集 (1724)
● 王太子妃 (1747)
● 新クラヴサン曲集 (1726-1727)
● コンセール用クラヴサン曲集 (1741)

 ベルトラン・キュイエ(クラヴサン/フィリップ・ユモー1977年製)

 録音時期:2014年1月3,6日、5月19,20日
 録音場所:パリ郊外、ロワイヨモン修道院
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Prlude
  • 02. Alemande
  • 03. 2E Alemande
  • 04. Courante
  • 05. Gigue
  • 06. 1re Et 2E Sarabandes
  • 07. Vnitienne
  • 08. Gavote
  • 09. Menuet
  • 10. Allemande
  • 11. Courante
  • 12. Gigues en Rondeau
  • 13. Le Rappel Des Oiseaux
  • 14. Rigaudons
  • 15. Musette en Rondeau
  • 16. Tambourin
  • 17. La Vilageoise
  • 18. Les Tendres Plaintes
  • 19. Les Niais de Sologne
  • 20. Les Soupirs
  • 21. La Joyeuse
  • 22. La Follette
  • 23. L'entretien Des Muses
  • 24. Les Tourbillons
  • 25. Les Cyclopes
  • 26. Le Lardon
  • 27. La Boiteuse
  • 28. La Dauphine

ディスク   2

  • 01. Allemande
  • 02. Courante
  • 03. Sarabande
  • 04. Les Trois Mains
  • 05. Fanfarinette
  • 06. La Triomphante
  • 07. Gavotte Et Doubles
  • 08. Les Tricotets
  • 09. L'indiffrente
  • 10. Menuets
  • 11. La Poule
  • 12. Les Triolets
  • 13. Les Sauvages
  • 14. L'enharmonique
  • 15. L'giptienne
  • 16. La Livri
  • 17. L'agaante
  • 18. La Timide
  • 19. L'indiscrte

ユーザーレビュー

総合評価

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目立たないが、とても好感の持てる演奏と思...

投稿日:2019/11/20 (水)

目立たないが、とても好感の持てる演奏と思います。J.P.Rameauのクラブサン全集は少し前にM.Esfahaniの鮮烈きわまりない演奏が忘れられませんが、このBertrand Cuillerの全集は発売時期もEsfahaniとそう離れておらず、どちらも新進気鋭の若手チェンバロ奏者ということで、どうしても比較したくなるのが人情ですが、同じ若手が同じクラブサンを弾いてもこれだけ違うのか、正直ちょっと驚きでした。ナント生まれ、生粋のフランス出身であるCuillerの演奏は、テンポ、リズムなどEsfahani同様新鮮で現代的ではあっても、その演奏の微妙なニュアンス、フレーズの歌い方、リズムの揺れなど、非常に細やかで繊細、月並みな言い方ですがやはりフランス的としか言いようの無いエスプリに満ち満ちており、逆にCuillerを聴くとEsfahaniのRameau演奏に足りなかったものは何か、よく判るように思います。その味わいの特質が最もよく判るのは、1724年のPieces de Clavessinの諸曲で、La Rappel des oiseaux, Rigaudons, Tambourin, Les Soupirsなど、フランスに生まれ育った芸術家でなければおそらく出せない自然な息遣いに溢れ、限りなく魅力的です。。その一方で、CD後半のNouvelles Suites de Pieces de Clavessinに含まれる、非常に構造的な曲ーGavotte et Doublesなどーにおいては、全体の構造の厳格な把握が今一つで、聴いていて一本調子で疲れる瞬間も散見され、ここらへんはEsfahaniの現代的かつ構築的な演奏や、Peter Jan-Berderの広範な歴史的素養と経験をベースにした演奏には及ばないと言えるかも知れません。しかしながら、それでもこれだけ繊細な味わいを有するRameau全集は、決してそう多くはないことを考えると、貴重な良演集と言えるのではないでしょうか。今後におおいに期待したい演奏家であり、バロック音楽がお好きな方には、一聴していただく価値が十分あると思われます。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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