『「いき」の構造』を読む ちくま学芸文庫

安田武

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480096708
ISBN 10 : 4480096701
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

1930年の刊行以来、今日にいたるまで版を重ねる九鬼周造の『「いき」の構造』。「いき」という美意識の世界を哲学の言葉で分解し、直六面体の図形を用いて説明する面白さが、いまなお読者をひきつけるのだろう。本書はその名著を、日本文化に造詣の深い安田・多田の碩学二人が、遺された草稿や創作ノートを手がかりに、九鬼が前提としたであろう具体例を挙げて読み解く、という大胆な試み。『「いき」の構造』本文と対に引かれる春信の浮世絵や歌舞伎「お富与三郎」「篭釣瓶」「娘道成寺」の場面、落語「祇園祭」「首提灯」「棒鱈」のセリフ等々が、「いき」とは何かを、雄弁に語る。

目次 : はじめに―浮かみもやらぬ流れのうき身/ 序説―色香に迷う/ 「いき」の内包的構造―垢抜して張のある色っぽさ/ 「いき」の外延的構造―趣味の幾何学/ 「いき」の自然的表現―「苦界」の女/ 「いき」の芸術的表現―模様・建築・音楽/ 結論―民族的存在の解釈学

【著者紹介】
安田武 : 1922‐86年、東京生まれ。思想家。法政大学在学中に学徒出陣。ソ連軍との戦闘を経て復員後、大学を中退。「わだつみ会」の再建に尽力し、1964‐66年には思想の科学研究会会長をつとめた

多田道太郎 : 1924‐2007年。京都生まれ。フランス文学者。現代風俗研究会会長、京都大学教授、明治学院大学教授などをつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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安田武

1922‐86年。東京生まれ。思想家、評論家。上智大学英文科在学中に学徒出陣。ソ連軍との戦闘を経て捕虜となる。復員後、法政大学国文科に転入学、のちに中退。出版社勤務ののち、評論家として独立。1964‐66年には思想の科学研究会会長をつとめた。日本戦没学生記念会(わだつみ会)の再建に尽力し、のちに常任

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