CD 輸入盤

マルセル・メイエ/スタジオ録音集成(17CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
600209
組み枚数
:
17
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


マルセル・メイエ/スタジオ録音集成1925−1957

アレクサンドル・タローが敬愛することでも知られる往年のフランスの名ピアニスト、マルセル・メイエ[1897-1958]がディスコフィル・フランセに遺した録音を中心に集めた17枚組ボックスがメンブランから登場(EMIボックスとほぼ同内容)。
 マルセル・メイエはリールの生まれ。5歳からピアノを習い、14歳でパリ音楽院に入学、マルグリット・ロンとアルフレッド・コルトーの教えを受け、16歳でプルミエ・プリを得て卒業しています。その後は、ラヴェルとドビュッシーの多くの曲の初演者もであるリカルド・ビニェスから多くのことを学び、さらに、サティやフランス6人組、ジャン・コクトーやピカソ、ディアギレフらとの深い関わりの中で、みずからのピアニズムに磨きをかけてゆきます。
 バッハからストラヴィンスキーに至る幅広いレパートリーを躍動感に富む生き生きと端正な解釈で聴かせるマルセル・メイエの演奏は、近代作品とバロック作品と特に相性が良かったようで、遺された録音で聴いても感銘深いものが揃っています。(HMV)

【収録情報】
Disc1
● シャブリエ:2台ピアノのための3つのロマンティックなワルツ
● シャブリエ:絵画的小曲集
● シャブリエ:5曲の遺作
● シャブリエ:ハバネラ
● シャブリエ:奇想曲
● シャブリエ:バレエの歌
 フランシス・プーランク(pf)
 1955年録音

Disc2
● シャブリエ:気まぐれなブーレ
● シャブリエ:楽しい行進
 1955年録音

● ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
● ラヴェル:古風なメヌエット
● ラヴェル:ハイドンの名によるメヌエット
● ラヴェル:水の戯れ
● ラヴェル:鏡
● ラヴェル:組曲『クープランの墓』
 1954年録音

Disc3
● ラヴェル:ソナチネ
● ラヴェル:夜のガスパール
 1954年録音

● ラヴェル:『鏡』より「鐘の谷」
● ラヴェル:『鏡』より「悲しい鳥」
● ラヴェル:『鏡』より「道化師の朝の歌」
 1948年録音

Disc4
● ドビュッシー:喜びの島
 1957年録音

● ドビュッシー:前奏曲集第1巻
● ドビュッシー:前奏曲集第2巻
 1956年録音

Disc5
● ドビュッシー:映像第1集
● ドビュッシー:映像第2集
 1957年録音

● ドビュッシー:映像第2集より「そして月は荒寺に落ちる」
● ドビュッシー:映像第2集より「金色の魚」
● ドビュッシー:前奏曲第2巻より「ヴィーニョの門」
● ドビュッシー:前奏曲第2巻よ「月の光がふりそそぐテラス」
● ドビュッシー:前奏曲第2巻よ「花火」
● ドビュッシー:前奏曲第2巻よ「ラモーを讃えて」
 1947年録音

● クープラン:クラヴサン曲集第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
● クープラン:クラヴサン曲集第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
● クープラン:クラヴサン曲集第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
● クープラン:クラヴサン曲集第4巻第25オルドル「さまよえる影」
● クープラン:クラヴサン曲集第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
 録音日不明

Disc6
● クープラン:クラヴサン曲集第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
● クープラン:クラヴサン曲第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
● クープラン:クラヴサン曲第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
● クープラン:クラヴサン曲第3巻第19オルドル「ミューズ・プランタン」
● クープラン:クラヴサン曲第4巻第23オルドル「女道化師」
● クープラン:クラヴサン曲第4巻第25オルドル「さまよえる影」
● クープラン:クラヴサン曲第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
● クープラン:クラヴサン曲第3巻第13オルドル「フランスのフォリア、あるいはドミノ」
● クープラン:クラヴサン曲第2巻第8オルドル「パッサカーユ」
 1946年録音

● バッハ:パルティータ第1番BWV.825
● バッハ:パルティータ第3番BWV.827
● バッハ:パルティータ第2番BWV.826
 1946年録音

Disc7
● バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
 1946年録音

● バッハ:トッカータBWV.913
● バッハ:イタリア協奏曲BWV.971
 1946年録音

● バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV.772〜BWV.801
 1948年録音

Disc8
● バッハ:イギリス組曲第4番BWV.809
 1949年録音

● バッハ:トッカータBWV.910
● バッハ:トッカータBWV.911
● バッハ:トッカータBWV.912
 1949年、1946年録音

● バッハ:幻想曲とフーガBWV.904
 1946年録音

● バッハ:パルティータ第6番BWV.830
 1947年録音

Disc9
● ラモー:クラヴサン曲集第1巻より第2組曲
● ラモー:クラヴサン曲集第1巻より第3組曲
● ラモー:新クラヴサン曲集より4曲
 1953年録音

Disc10
● ラモー:新クラヴサン曲集より3曲
● ラモー:クラヴサン曲集第5組曲
● ラモー:5つの小品
 1953年録音

● ラモー:クラヴサン曲集より11曲
 1946年録音

Disc11
● D.スカルラッティ:ソナタK.478
● D.スカルラッティ:ソナタK.492
● D.スカルラッティ:ソナタK.380
● D.スカルラッティ:ソナタK.27
● D.スカルラッティ:ソナタK.245
● D.スカルラッティ:ソナタK.87
● D.スカルラッティ:ソナタK.64
● D.スカルラッティ:ソナタK.432
● D.スカルラッティ:ソナタK.450
● D.スカルラッティ:ソナタK.69
● D.スカルラッティ:ソナタK.114
● D.スカルラッティ:ソナタK.9
● D.スカルラッティ:ソナタK.119
● D.スカルラッティ:ソナタK.32
● D.スカルラッティ:ソナタK.175
● D.スカルラッティ:ソナタK.279
● D.スカルラッティ:ソナタK.96
● D.スカルラッティ:ソナタK.430
● D.スカルラッティ:ソナタK.427
● D.スカルラッティ:ソナタK.13
● D.スカルラッティ:ソナタK.519
● D.スカルラッティ:ソナタK.17
 1954年録音

Disc12
● D.スカルラッティ:ソナタK.202
● D.スカルラッティ:ソナタK.30
● D.スカルラッティ:ソナタK.29
● D.スカルラッティ:ソナタK.377
● D.スカルラッティ:ソナタK.523
● D.スカルラッティ:ソナタK.446
● D.スカルラッティ:ソナタK.159
● D.スカルラッティ:ソナタK.474
● D.スカルラッティ:ソナタK.125
● D.スカルラッティ:ソナタK.533
● D.スカルラッティ:ソナタK.9
● D.スカルラッティ:ソナタK.119
● D.スカルラッティ:ソナタK.432
● D.スカルラッティ:ソナタK.427
● D.スカルラッティ:ソナタK.474
● D.スカルラッティ:ソナタK.377
● D.スカルラッティ:ソナタK.96
● D.スカルラッティ:ソナタK.69
● D.スカルラッティ:ソナタK.17
● D.スカルラッティ:ソナタK.8
● D.スカルラッティ:ソナタK.13
● D.スカルラッティ:ソナタK.450
● D.スカルラッティ:ソナタK.245
● D.スカルラッティ:ソナタK.478
● D.スカルラッティ:ソナタK.32
● D.スカルラッティ:ソナタK.175
● D.スカルラッティ:ソナタK.27
● D.スカルラッティ:ソナタK.125
● D.スカルラッティ:ソナタK.30
● D.スカルラッティ:ソナタK.87
 1955年、1948年、1949年、1946年録音

Disc13
● D.スカルラッティ:ソナタK.380
● D.スカルラッティ:ソナタK.430
● D.スカルラッティ:ソナタK.114
● D.スカルラッティ:ソナタK.64
● D.スカルラッティ:ソナタK.279
● D.スカルラッティ:ソナタK.202
● D.スカルラッティ:ソナタK.519
 1946年録音

● モーツァルト:ピアノソナタ第8番K.310
 1949年録音

● モーツァルト:アダージョK.540
● モーツァルト:メヌエットK.355
● モーツァルト:小さなジーグK.574
 1949年録音

● モーツァルト:ピアノソナタ第11番K.311
● モーツァルト:ピアノソナタ第18番K.533
● モーツァルト:ロンドK.494
 1953年録音

Disc14
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番K.488
 1953年録音

Disc15
● ロッシーニ:老年のいたずらより5曲
 1954年録音

● シューベルト:12のワルツD.969
● シューベルト:感傷的なワルツD.779、
● シューベルト:6のドイツ舞曲D.783
● シューベルト:8のレントラーD.366
● シューベルト:12のレントラーD.790
 1949年録音

Disc16
● ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章
● ストラヴィンスキー:セレナード
● ストラヴィンスキー:ピアノソナタ
 1952年、1955年録音

● オスカー・エスプラ:スペイン南部のソナタOp.52
 1953年録音

Disc17
● R.シュトラウス:ブルレスケ
 1943年録音

● ミヨー:スカラムーシュ
 1938年録音

● シャブリエ:気まぐれなブーレ
 1929年録音

● ラヴェル:道化師の朝の歌
 1929年録音

● シャブリエ:牧歌
● プーランク:3つの無窮動
● ストラヴィンスキー:ラグタイム
● ドビュッシー:金色の魚
● ファリャ:三角帽子より「粉屋の踊り」
● アルベニス:ナバーラ
● アルベニス:スペインの歌Op.232より「やしの木陰」
 1925年録音

● ハイドン:ピアノソナタ第34番Hob.XVI:34
 1929年録音

総合評価

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これはまさに掘り出し物です。 ちょっと...

投稿日:2018/08/04 (土)

これはまさに掘り出し物です。 ちょっと恥ずかしいですが、北の火薬庫は、このピアニストの存在を知りませんでした。多くの方は、アレクサンドル・タローがラモーやスカルラッティを録音したころから「へえー」そうなんですだと、彼女の名前を知ったのだと思います。 以前の批評は辛口ですが、北の火薬庫は、逸品と感じました。一番はラモーと思います。次はフランスものです。モーツアルトの独奏曲もかなりの水準です。バッハは、相性が悪い気がしました。モノラルですが、音はニュアンスを感じるのに十分で何の問題もないと思います。是非聞いて頂きたいアーティストであることは間違いありません。

北の火薬庫 さん | 北海道 | 不明

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アレクサンドル・タローがメイエを熱く語っ...

投稿日:2018/07/15 (日)

アレクサンドル・タローがメイエを熱く語っているのを読んで、聴いてみたいなと思っていたが、これは大当たりだった。崩れのない端正な演奏だが、タッチに何とも言えない洗練されたニュアンスがあり、それが古い録音でも十分に伝わる。ドビュッシー、ラヴェルは同時代の録音ではギーゼキングが圧倒的に有名だが、私にはメイエのほうがはるかに素晴らしく感じる。ラモーもピアノで弾いたものでこんなに楽しいとは。モーツァルトのK331(k311とクレジットされている)の「トルコ行進曲」で床を踏み鳴らして野卑な感じを出すアイデアとか当時は非常に珍しかったのではないだろうか。ドビュッシーもラヴェルも重要曲が僅かに欠けているのは早く亡くなってしまったからだろう。惜しいことだ。フランスは自国文化第一主義を挙げながら、こういう素晴らしいピアニストを長らく埋もれさせているとか変な国だ。メンブランは最近酷い復刻のものを混ぜることがあり要注意だが、このセットの復刻はまずまず。ただ、エスプラは疑似ステレオになっているし、29年のハイドンはエルプでの復刻のようだ。共演者のクレジットなしも手抜き。モーツァルトはモーリス・エウィット、エスプラとミヨーは作曲者、リヒャルト・シュトラウスはクリュイタンスである。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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フランスの女流ピアニスト、マルセル・メイ...

投稿日:2017/07/19 (水)

フランスの女流ピアニスト、マルセル・メイエはコルトーの弟子らしいが、妙な感情移入を廃した明晰で清楚な演奏は、師の清濁併せ呑む人間臭いピアノとはあまり関係がないようだ。エリック・サティとは仲が良かったらしい。 このコンピレーションでは、シャブリエ、ラベル、ドビュッシー、クープラン、ラモーなどのフランス音楽よりもスカルラッティの方が楽しめる。

あまでうす さん | 神奈川県 | 不明

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