クリストフ・ビダン

人物・団体ページへ

モーリス・ブランショ 不可視のパートナー

クリストフ・ビダン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801000278
ISBN 10 : 4801000274
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
623p;22

内容詳細

「顔のない作家」の写真を暴露するような伝記ではなく、ブランショの生と作品を批判的な精神を保ちながら丹念に読み、ブランショにおける「自伝的なもの」を炙り出そうとするモーリス・ブランショ評伝の決定版。最新のモーリス・ブランショ研究文献目録を収録。

目次 : カンのブランショ―系譜、生誕、子ども時代 一九〇七年‐一九一八年/ 音楽と家族の思い出―シャロンのマルグリット・ブランショ 一九二〇年代/ 「死のフェルト帽」―病気 一九二二年‐一九二三年/ 銀の柄頭の杖―ストラスブール大学 一九二〇年代/ 闇のなかの閃光―エマニュエル・レヴィナスとの出会い 一九二五年‐一九三〇年/ 「イリヤ」―哲学修業 一九二七年‐一九三〇年/ 信念の組み合わせ―パリと極右の世界 一九三〇年代/ 「マハトマ・ガンディー」―ブランショの最初期のテクスト 一九三一年/ 拒否、1 精神の革命―『ルヴュ・フランセーズ』誌/『レアクシオン』誌/『ルヴュ・デュ・シエクル』誌 一九三一年‐一九三四年/ ジャーナリスト、反ヒトラー主義者、国民革命家―『ジュルナル・デ・デバ』紙/『ランパール』紙/『オ・ゼクート』紙/『ルヴュ・デュ・ヴァンティエム・シエクル』誌 一九三一年‐一九三五年〔ほか〕

【著者紹介】
クリストフ・ビダン : 1962年生まれ。高等師範学校、パリ第七大学大学院博士課程修了。博士(文学)。パリ第七大学助教授を経て、ピカルディー大学教授

上田和彦 : 1964年、熊本県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学博士課程修了。現在、関西学院大学法学部教授。専攻、フランス文学・思想

岩野卓司 : 1959年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学博士課程満期修了、パリ第四大学大学院哲学研究科博士課程修了。博士(哲学)。現在、明治大学法学部・教養デザイン研究科教授。専攻、思想史

郷原佳以 : 1975年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第七大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、関東学院大学准教授

西山達也 : 1976年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。ストラスブール大学大学院博士課程修了。博士(哲学)。現在、西南学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  •   さん

    再読。「顔のない作家」の伝記というのを調べ上げているというのは労作としか言えない。興味深いのは、やはり戦前期におけるブランショの極右言論人の立場であろう。ビダンはあらゆるものの「拒否」の姿勢がレヴィナスやバタイユなどを媒介として転向の契機となったとしている。そこに若気の至的な政治への失望が文学への転向の軸を形成していると言えば、さして驚くことのない「物語」だが、面白いのはブランショの場合、左から右へのお決まりのパターンではなく、右から左への移行なのではないか。そういう面白さは確かにある。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

クリストフ・ビダン

1962年生まれ。高等師範学校、パリ第七大学大学院博士課程修了。博士(文学)。パリ第七大学助教授を経て、ピカルディー大学教授

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品