marry

個々が確固たる実力と日本人離れしたリズム感を武器に、卓越したライブパフォーマンスで通な音楽ファンから若者まで、全国的にその名を轟かせている若手ブルースロックバンド”MONSTER大陸”が2015年1月28日、遂にメジャー流通にてALUBUM「 marry(仮）」をリリースする。

MMER SONIC、ARABAKI ROCK FESTIVAL、GREENROOM FESTIVALなど数々の大型Fesに出演を果たし、すでに4枚のアルバムをリリースというハイペースな活動をしている彼ら。メンバー自らが10曲をピックアップし、さらに未発表曲2曲を追加してリマスタリングしたこの初のベスト盤でメジャーシーンに殴り込みをかける。

今作は彼らのルーツであるばかりではなく、ロックのルーツでもある「ブルース」を次世代に届けるという使命感とも言うべき意気込みを帯びた渾身の一作に仕上がっている。

タイトル曲である「marry」は、8割が英語で2割が日本語という、ロック色が少し薄れ、ブルース色の濃いミディアムテンポのラブソング。またLIVEで好評を博した欺瞞に満ちた指導者逹への辛辣なメッセージを強烈なギターリフに載せて歌い上げる「NABACCALIDA」、カントリーブルース的なサウンドに捻った時事ネタを取り入れた新曲「オトナゲ」、彼等初のオリジナル曲「Ms.Lover」、ラストはブルージーでありながらクロスオーバー的なサウンドと大人向けの落ち着いた藤倉のヴォーカルが特徴的な新曲「coldcity」で幕を閉じる。新曲は、新天地に移り、また新たな可能性を感じさせる2曲が収録されている。

今作のジャケットには漫画家”勝田文”によるキャデラックのイラストがあしらわれている。
偶然、某FMで彼等の生演奏を聴いて衝撃を受けたという勝田は、MONSTER大陸メンバーとLIVE会場で出会い、意気投合。これが縁となり今回のコラボレーションへと発展した。

また勝田はCocohana（集英社）上にて、8月から新連載を始めたのだが、そのタイトルがズバリ「マリーマリーマリー」。
今作のタイトル曲「marry」の無骨で無口な男が、歌にのせてストレートな気持ちを告白するという内容から着想を得たのだという。
音楽業界全体が冷え込んでいる昨今、彼らの活動が風穴をあけることを、素直に期待したい。またカナダ、フランス、オランダ等の海外エージェントの問い合わせも来ている事から来年は国内だけでなく、海外への活動も広がるかもしれない。