メンデルスゾーン(1809-1847)

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CD 輸入盤

無言歌集、厳格な変奏曲、ロンド・カプリチオーソ、他 ペリアネス

メンデルスゾーン(1809-1847)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902195
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

メンデルスゾーンの息遣いを感じる1枚

静謐の中、しっとりとした風合いの美しい音色で独自の世界を紡ぐスペインの俊英、ハヴィエル・ペリアネス。今回の新譜はメンデルスゾーンです。
 文学的側面も含む、余計なものを一切排除した『無言歌集』。メンデルスゾーンの、魔術的な雰囲気を作り出す名手としての才が発揮された『ロンド・カプリチオーソ』。古典的な秩序へのやまない敬意が現れた『厳格な変奏曲』。そしてバッハへの敬意が色濃く表れた『前奏曲とフーガ』。
 ペリアネスらしい静かなたたずまいの中、メンデルスゾーンの息遣いまでをも感じる1枚となっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
メンデルスゾーン:
● 無言歌集より
 甘い思い出 op.19-1
 ヴェネツィアの舟歌 第1 op.19-6
 ヴェネツィアの舟歌 第2 op.30-6
 デュエット op.38-6
 海辺で op.53-1
 胸さわぎ op.53-3
 ヴェネツィアの舟歌 第3 op.62-5
 瞑想 op.67-1
 失われた幻影 op.67-2
 巡礼の歌 op.67-3
 子守歌 op.67-6
 悲歌 op.85-4
 寄る辺なく op.102-1
 そよぐ風 op.102-4
 信仰 op.102-6

● 変奏曲変ホ長調 op.82
● ロンド・カプリチオーソ op.14
● 6つの前奏曲とフーガ op.35より第1番
● 厳格な変奏曲ニ短調 op.54

 ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

  • 01. Variations in E Flat Major, Op. 82
  • 02. No. 1 in E Major
  • 03. No. 6 in A minor
  • 04. No. 6 in F Sharp minor
  • 05. No. 6 in a Flat Major
  • 06. Rondo Capriccioso in E Major, Op. 14
  • 07. No. 1 in a Flat Major
  • 08. No. 3 in G minor
  • 09. No. 5 in A minor
  • 10. No. 1 in E Flat Major
  • 11. No. 2 in F Sharp minor
  • 12. No. 3 in B Flat Major
  • 13. No. 6 in E Major
  • 14. Prludium
  • 15. Fuga
  • 16. No. 4 in D Major
  • 17. No. 1 in E minor
  • 18. No. 4 in G minor
  • 19. No. 6 in C Major
  • 20. Variations Srieuses in D minor, Op. 54

ユーザーレビュー

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ペリアネスというピアニストは、「無常観」...

投稿日:2021/07/06 (火)

ペリアネスというピアニストは、「無常観」や「寂寥感」といった情感を引き出すのが巧い。枯淡の響き、とでも言おうか。独特の存在感のあるピアニストである。このメンデルスゾーンでも、特有の気配を持った音楽が息づいている。メンデルスゾーンの無言歌は、技巧的には簡単で、メロディーも美しいので、初学者にも愛好して弾かれる音楽だし、全般にそのたたずまいも可愛らしい。全集としてはバレンボイムやプロッセダのものがあるが、彼らの演奏は、概してテンポが早く、模範的ではある一方で、私には薄味に感じるところもある。他方で、選集ではあるが、シフやペライアは、少しテンポを落して、抒情性を味わわせてくれた。ペリアネスの演奏は、そのどちらでもない。音楽そのものを昇華させ、作品自体のステイタスをより高貴なものに移したような印象を受ける。透明な音で、決して急ぐことはないが、かといって旋律に豊かな肉付きを施すわけでもない。ルバート奏法で健やかな情感を巡らせながらも、感情を表面だたせることなく、たたずまいを崩すことがない。ロマンティックな音楽からも、不思議な悲しい色を持った陰りが顔をのぞかせる。「デュエット」や「海辺で」における弾きこなしなど、美と鬱の切っても切れない関係が感じられる音楽で、かつてないほどにこれらの曲に「深み」を感じさせてくれる。「ヴェネツィアの舟歌」や「そよ風」の格調の高さにも注目したい。一方で、「ロンド・カプリチオーソ」「6つの前奏曲とフーガ 第1番」「厳格な変奏曲」といった作品では、強く鋭角的な音を積極的に用い、きわめて厳しい諸相を表出させている。これらの楽曲には、メンデルスゾーンのロマン派の香を持った楽想と、バッハ、ベートーヴェンら先人たちへの畏敬がないまぜとなった雰囲気があるのだが、ペリアネスの解釈には、どこか悲劇的なソノリティを秘めた壮絶さがある。ペリアネスの才気を、認識させてくれる。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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メンデルスゾーン(1809-1847)

ドイツ・ロマン派の大作曲家、メンデルスゾーンの生涯は38年という短いものでした。現在のイメージでは、メンデルスゾーンは作曲家ですが、当時は指揮者・ピアニスト・オルガニストとしても非常に多忙だったようで、これに自ら設立した音楽院の運営や、同時代作品や過去作品の紹介といった数多くの仕事が加わり、さらには

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