渡辺眸写真集 『1968新宿』

渡辺眸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784939139208
ISBN 10 : 4939139204
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
26

内容詳細

街が、カウンターカルチャー・ムーブメント(対抗文化蜂起)の拠点であり、舞台であり、戦場であった、1960年代の新宿! この伝説的な60年代末の新宿の街の状況・情景・熱いスピリッツを抱いて集った人びとの諸相を好奇心あふれるヒューマンな眼差しで活写しフォト・ドキュメンタリーとして再現させた写真集です。


レビュー(「あとがき」より)
これらの写真群は1967 年からボチボチ撮りはじめた。

メディアでフォークゲリラと呼ばれた集会が機動隊によって排除され、新宿西口「広場」が「通路」になった1969 年頃までの写真が中心だが、なかでも1968 年に撮ったフィルムが最も多かった。

当時、ある編集者にはじめて連れて行かれたのが新宿御苑近くのユニコンという酒場だ。それからは、モダンジャズを聴かせるビザール、トレビ、木馬やDIG、いまも健在なDUGやピットインを梯子してまわった。花園神社での唐十郎の紅テント、ATG のアヴァギャルド映画、歩行者天国が出来る前の路上のハプニング(パフォーマンス)……。

アンダーグランドという言葉にも新宿で出会い、らりってるフーテン達に遭遇したのもこの頃である。

渋谷や下北沢、吉祥寺ではなく、新宿が文化だった。

そんな日々が続くある夜、新宿周辺が群衆で大混乱になっているのに出くわした。「10.21 国際反戦デー」だ。デモ隊にもみくちゃにされながら、情報として知っていただけのベトナム戦争がもたらすものを、私は全身で体験したのだった。


1968年の新宿に、時代が集約されていた。


レビュー(本書オビ推薦文より)
これは過去の写真ではない、現在の写真である。―荒木経惟

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Koki Miyachi さん

    これぞ新宿!ここにある1968年の新宿の空気感が今も色濃く街に漂っている感じがするところがスゴイ。計画進行中のようだが、西口ロータリー周辺が変わってしまうと一気に変化が加速しそう。昭和な新宿が見られるのも今のうちなのかも知れない。

  • Ken さん

    アップの写真がうまい

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

渡辺眸

1968年、東京綜合写真専門学校卒業。卒業時の制作展で「香具師の世界」を発表し、その後も撮り続けて「アサヒグラフ」「写真映像」に作品が掲載される。同じ頃、新宿の街を撮る中で全共闘ムーヴメントに出合う。72年にアジア各国を旅しインド、ネパールを初めて訪れた際、魂の源郷と感じてしばらく暮らす。帰国後「命

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品