石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? エネルギー情報学入門 文春新書

岩瀬昇

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166609918
ISBN 10 : 4166609912
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
254p;18

内容詳細

資源ナショナリズムが高まる今こそ、「教養」としてのエネルギー複眼思考を。商社でエネルギー部門に携わること40年以上の著者が、これまで誰も言わなかった石油「埋蔵量」のカラクリ、シェールガスの未来、「第5のエネルギー」の可能性をやさしく解説。資源が乏しい日本が選ぶべき道は?

HONZ成毛眞氏 大絶賛!
エネルギーがわかれば世界が見える。
安全保障、世界経済、ナショナリズム、環境問題、
新技術と、あらゆる問題に絡むエネルギーの基礎知識を
この一冊で。

第1章 日本の輸入ガスはなぜ高いか?
第2章 進化するシェール革命
第3章 「埋蔵量」のナゾ
第4章 戦略物資から商品へ
第5章 もう一度エネルギー問題を考える
第6章 日本のエネルギー政策

【著者紹介】
岩瀬昇 : 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    こんなに石油に関する詳しい話を読んだのは初めてだったが、わかりやすく読めた。石油ショックまでは分かっているが、逆石油ショックは知らなかった。

  • まーくん さん

    題名の”埋蔵量”に限らず、石油開発のビジネスや技術について大変わかり易く論じている。著者は大手商社で一貫してエネルギー部門を歩み、系列石油開発会社の役員も務めた。実務のエピソードも交え、原油やLNGの取引業務については勿論、文系出身ながら探査の技術面についても的確に解説されている。一時はピーク・オイルとか注目され”石油はあと何年で枯渇”とか話題になったが、埋蔵量とはあくまで商業生産に足る資源量で、油価が上がれば埋蔵量も増える。又、技術進歩でより安いコストで採掘できれば同様に埋蔵量に繰り入れられる。

  • Koning さん

    中身は文句なく面白いし、うわっ盲点だったよ!という人が多いにちがいないあれこれを教えてくれるありがたい本。最近の新書にしちゃ(以下同文。というところでエネルギー資源のあり方であるとか考える上で最低限おさえておくべきことはこのあたりというのがわかる。結構銀の弾丸よろしく○×があれば解決!なんてことはあるわけがないこととかよーくわかると思います。つか、アメリカのこの辺の層の厚さってのはさすがですな。しかし、日本はブーム?が過ぎると途端に学部からなくなるパターンが多すぎていけませんな。

  • Willie the Wildcat さん

    日常生活に不可欠なエネルギー。経済、環境、安全保障などの大局観をもった戦略が必須。定量分析はもちろんだが、著者の各種経験談に基づく定性分析も、現状と各国の動向をより明確に描く。特に「発電ロス」。”第五”のエネルギーは必須。一方、日本電力会社の”公益性”。バランスの問題がある気がしてならない。歴史、政治、経済動向なども踏まえた論理的な構成。今後のエネルギー政策の在り方を考えさせられる・・・。

  • kishikan さん

    東日本大震災以来、エネルギー問題に関心が高まっているけれど、我々はこれまでいかに表面的な事象にしか目を向けてこなかったか、ということを知らされる本。まず前半では、原発の再稼働、ウクライナ問題、TPPに絡めた展開。次は今話題のシェールガスやLNGの話。これらは新聞などではお目にかかれない話なのでとても興味深い。石油埋蔵量の部分は少し専門的な話もあるので、難しいところもあるけれど、とにかく、ことエネルギーに関して我が国は無資源国。本当はこれらをきちんと理解して議論を展開しないと。是非多くの人に読んでほしい。

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岩瀬昇

1948年、埼玉県生まれ。埼玉県立浦和高等学校、東京大学法学部卒業。1971年、三井物産に入社後、2002年より三井石油開発に出向、10年より常務執行役員、12年より顧問、14年6月に退任。三井物産に入社以来、香港、台湾、二度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクでの延べ21年間にわたる海外勤

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