ソロモンの偽証 第1部 事件 上 新潮文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101369358
ISBN 10 : 4101369356
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
515p;16

内容詳細

彼の死は、自殺か、殺人か――。作家生活25年の集大成、現代ミステリーの金字塔。


クリスマス未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、「同級生の犯行」を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった――。ひとつの死をきっかけに膨れ上がる人々の悪意。それに抗し、真実を求める生徒たちを描いた、現代ミステリーの最高峰。


宮部みゆき ミヤベ ミユキ
1960年、東京生れ。1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。1989年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。1999年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。他の作品に『ぼんくら』『楽園』『英雄の書』『小暮写眞館』『あんじゅう』『ばんば憑き』『おまえさん』『ここはボツコニアン』などがある。




【著者紹介】
宮部みゆき : 1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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最初はシリーズ物であることで躊躇していた...

投稿日:2021/07/03 (土)

最初はシリーズ物であることで躊躇していたのですが、読み始めると一気に読んでしまいました。ミステリーの始まりの物語です。

m さん | 兵庫県 | 不明

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宮部みゆきを何作も読んで自分には合わない...

投稿日:2021/04/16 (金)

宮部みゆきを何作も読んで自分には合わないと思って読むのをやめました。 久しぶりに宮部作品の本作を読んで思ったのは、変わらず宮部みゆきだったということ。 予定調和的展開、偽善的なストーリー、枚数は多いが洞察は無い、やっぱり宮部は私に合いません。 てか、本作はストーリーのそもそもの前提に無理があり過ぎます。

三浦大根 さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ さん

    中学で別クラスの同級生が体育授業中の事故で死んだ。当時もショックだったが、まして同じクラスの生徒が自殺したとされたらそれどころではない。そこに大人の事情や思惑に加えて学内のいじめや暴力的モンペ問題が重なり、さらに人の悪意や劣等感まで襲ってきて情報が錯綜すれば、誰もが何も信じられなくなる。多くの生徒や保護者は触らぬ神に祟りなしと無視を決め込むが、中学生活を楽しんでいた藤野涼子は事件が殺人だとの告発状を受け取って「こんな状態はおかしい」と自覚する。ミステリ的な導入部から青春の行動小説へと変貌していく。(続く)

  • yoshida さん

    宮部みゆき氏の作品は予想以上のクオリティを持つ。事前に、中学生の変死の学級裁判ものかと思っていたが、そんな括りの作品ではない。宮部みゆき作品だもんな。物語の重厚感、リアリティ、心理描写が圧倒的である。登場人物がそれぞれに心の闇を抱えている。その質感が実に深い。時にはグロテスクなまでの心の闇を持つ人物もいる。中学生の暗黙のヒエラルキーや、大人への観察眼、そして子供から大人に近い年代だからこそ持つ危うさが実にリアルに描写されている。ボリュームあるがページを捲る手が止まらない。早速、次巻を手に取る。

  • まりも さん

    クリスマス未明に謎の転落死を遂げた中学生・柏木卓也、その死への疑念をきっかけに悪意が膨れ上がる物語。これは凄い。まだ序章に過ぎないというのに、心を掴んで離さない圧倒的な魅力を感じるお話です。登場人物は多いけど一人一人のキャラクターを綺麗に書き分け、情景や感情の描写も丁寧に描かれているので、リアリティに溢れており終始ドキドキしながら読み進めました。大人と中学生、両方の心理描写が兎に角巧いからハマりますね。彼らが今後物語の中でどのような役割を担い、動く事になるのか気になって仕方がありません。次巻も楽しみです。

  • のっぱらー さん

    クリスマスの朝に学校で発見された生徒の転落死体。1月前から不登校となっていたその生徒は果たして自殺だったのか。それとも・・・。 自殺として処理されようという中、とある生徒の書いた告発文により事態が動き出す。不良グループの暴力事件、そして同じクラスの男子が図書館で見ていた毒物辞典・・・。これらが今後どのようにリンクしていくのか、現時点では全く読めない。早く続きを読まなきゃ。

  • ソルティ さん

    世の14歳達ははこんなにも闇感情を抱えてるもんなのかと恐ろしい。表面的に良くても心の中は計算。しかも子供ながらにストレートにキツかったり反射的な言動もあるから大人より辛辣。さらに一人一人家庭事情などのプライベートが厳しい。これは誰も信用できない。結構救いがない。級友の死をきっかけにみんなが色々動き出し真実がぼやけていく。「嬉しかった。心が弾んでいた。これまで視界の隅にひっかけていただけで、ほとんど付き合いのなかった同級生の男の子に、思いもかけない光をもらった。彼のいいところを見つけてしまった。」

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