米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略 講談社現代新書

布施哲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062882774
ISBN 10 : 4062882779
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

アメリカが想定する米中紛争シミュレーション。中国海軍の「本当の実力」と「アキレス腱」、自衛隊に課せられた役割と米軍の反撃作戦とは―「集団的自衛権」後の安全保障を考える。日本にとって最悪のシナリオとは?「本当の脅威」と「脅威でないもの」を冷静に峻別するための入門書。

目次 : 第1章 米中パワーゲームの実態―米国が狙う経済的利益と中国の本音(不信と悲観に満ちた中国の対米観/ グローバル・コモンズという安全保障問題)/ 第2章 人民解放軍の脅威―中国「A2/AD」能力の全貌(人民解放軍という組織/ 「海洋強国化」の背景/ 海軍「本当の実力」と「アキレス腱」/ 弱者の「切り札」)/ 第3章 米軍の作戦コンセプト―「エア・シー・バトル」とは何か(エア・シー・バトルの狙いと核心/ 自衛隊に課せられた役割と米軍の反撃作戦/ 日本にとっての悪夢)/ 第4章 米中衝突2030(「見えない攻撃」にさらされる日米/ 在日米軍基地を襲うミサイル攻撃/ 人民開放軍が日本上陸/ 米軍の逆襲)

【著者紹介】
布施哲 : 1974年東京生まれ。テレビ朝日政治部記者。97年上智大学法学部卒業、同年テレビ朝日入社。これまで主に民主党、総理官邸など国内政治を取材。防衛大学校総合安全保障研究科修了(国際安全保障学修士)、安倍ジャーナリストフェロー、フルブライト奨学生としてジョージタウン大学、米CSBA(戦略・予算評価センター)での客員フェローを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • velikiy99 さん

    Peter Navarroの「米中もし戦わば」と重なる内容も多いが、自衛隊や在日米軍の弱点を特に扱っている点は、本書に特有かと思う。昨今出ている敵基地攻撃能力付与の話は、本書のシミュレーションのような内容を踏まえ、各種ミサイルのキャリアを先に叩くことを目指すものかと思うが、先制攻撃ができないとすれば、先ず本土の守りを確固たるものにしない限り、いくら攻撃アセットを整えても意味が無いように思えた。自衛隊としては、巡航ミサイルによる基地攻撃での被害を低減する策や、旧式化した戦闘機の更新が課題になるようである。

  • モモのすけ さん

    まずは「第4章 米中衝突2030」から読むことをおすすめします。中国のA2/ADは既成概念を破った。「空母という高価で貴重な兵器をミサイルやサイバー攻撃という安価で手軽な手段で無力化してしまうという非対称なアプローチ」。米軍が引けば、中国は台湾を、沖縄を、そして日本を視野に入れて行くだろうと。日本を攻めにくい国にするためにはどうすれば良いのか?結局、経済力や技術力を強くしていくしか道はないのか。

  • おせきはん さん

    米中に武力衝突が発生したとき、米国にとって日本が重要な拠点になることがよくわかりました。また、ミサイル攻撃の効果や、自衛隊の装備の課題も理解できました。

  • CTC さん

    著者はテレ朝入社後に防大で総合安保を修了し、安倍首相の父君に由来する安倍フェローシップを受け米国で学んでいる。私の知識が先の大戦で止まっているからだろうが(笑)、ランド研究所他のレポートに依拠する考察は新鮮。とりわけ人民解放軍が志向するA2/AD的な戦い=マルウェアによる指揮統制システムへの関与や、安価なミサイルでの高価な艦船や戦闘機への攻撃、は多用されれば高機能な兵器も対処しきれない。著者が云うように米中全面対決は現実的ではないだろうが、シミュレーションすることで、装備や戦術、政治の課題がみえてくる。

  • Studies さん

    質の面で、日本人が書いたものとしては最高水準レベルにある。 新書と侮るなかれ。 しかし、初心者向けではない。

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人物・団体紹介

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布施哲

テレビ朝日ワシントン支局長。1997年、上智大学法学部卒業後、テレビ朝日入社。政治部記者として与党キャップ、野党キャップなどを経て、「報道ステーション」で主に米国政治や安全保障関連のVTRを担当。この間、防衛大学校総合安全保障研究科卒業(安全保障学修士、山崎学生奨励賞)、フルブライト奨学生として米C

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