諸星裕

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弱肉強食の大学論 生き残る大学、消える大学 朝日新書

諸星裕

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基本情報

ジャンル
：
語学・教育・辞書
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784022735751
ISBN 10 : 4022735759
フォーマット
：
本
出版社
：
朝日新聞出版
発行年月
：
2014年08月
発売国
：
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
鈴木典比古 ,  
追加情報
:
２３３ｐ；18

内容詳細

「グローバル化」が叫ばれる中ミッションなき大学は消える！見きわめのポイントは、デプロマ・ポリシーの有無。適切なカリキュラム編成、予習のできるシラバス、正確で客観的なＧＰＡ、整合性のあるコース・ナンバリング、厳格で明確な評価システムのない大学に未来はない。

目次 : 第１章　グローバル時代と日本の大学の生きる道（学長メッセージにみるグローバル化の真相/ 産業界、経済界との齟齬　ほか）/ 第２章　「日本の大学の致命的欠陥」は今、どうなっているのか（大学改革の道半ば/ ミッションがない！　ほか）/ 第３章　「こんな大学、来ちゃダメだよ」と言われないために（大学の教員は熟練工であれ/ 中途半端な人びと　ほか）/ 第４章　なぜ、不勉強な学生を卒業させるのか（世界標準のＧＰＡ/ ＧＰＡが二を割ると卒業が危ない　ほか）/ 第５章　キーワードは「多様性」と「リベラルアーツ」（秋田の森でグローバル人材を育てる/ 個人ｖｓ．全世界　ほか）

【著者紹介】
諸星裕 : 桜美林大学教授・大学院大学アドミニストレーション研究科長。１９４６年神奈川県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、７６年ユタ大学博士課程修了、学術博士。ミネソタ州立セントクラウド大学教授を経て、８９年ミネソタ州立大学秋田校学長。９８年から現職

鈴木典比古 : 国際教養大学学長。１９４５年栃木県生まれ。一橋大学経済学部卒業。ワシントン州立大学、イリノイ大学で教員を務め、２００４年から国際基督教大学の学長を８年務めた。２０１３年から現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    読了日：2015/06/29

    対談集。鈴木学長：グローバルの本質は文化や価値観を土台に、イン・アンド・アウトの世界の中で活躍すること（４１頁）。その人材を輩出するのが大学の使命か。諸星教授：エンロール・マネジメントは学生の伸びしろを大事に考えていこうというもの（８９頁）。なんなら、読書大学ができたっていいと思う。読書メーター大学でもいいだろう。冊数を誇るもよし、感想文コンクールで競争するもよし。大学生の４割が本を読んでいないなら、そういう大学もあってもいいのだろう。

  • ちくわん さん

    読了日：2019/09/22

    2014年8月の本。タイトルは勇ましいが内容は極めて常識的。二人の議論は穏やかで紳士的。(タイトルと中身のギャップは尋常ではない)現在およびこれからの大学のあり方がテーマ。それはともかく、高校については、こうした議論は少ない。また、AIUは近所なので、情報収集してみたい。やっぱり弱肉強食は、本書に無関係なワード。

  • 2ndkt さん

    読了日：2014/08/21

    受験生や一般向けに、大学の選び方や生き残る大学の見分け方を伝授するものではなく、大学関係者に対して、これからの大学はこうでなきゃいけないよ、、という本。日本にある大学の多くが、「グローバル人材の育成」をミッションとして位置づけているが、すべての大学(国内に800校)が「グローバル人材」という必要はなく、中堅以下の大学は、国内で働く労働者を育てれば良いというのが著者二人の論調。本の半分は、著者が関わる国際基督教大学、秋田国際教養大学、桜美林大学の宣伝。

  • かおっくす さん

    読了日：2015/01/25

    ミッション，教育力のある教員が必要なこと，入学時に学部を決めてはいけないなどの話はいつもどおりであったが，グローバルには日本の企業が海外に拠点を置くアウトバウンド傾向と日本の企業に外国人を雇うというインバウンド傾向があるが，日本の大学でインバウンドへのアピールをしている大学が少ないというのはおもしろかった。GPAでE評価を計算から除外している大学があるという話には驚いた。

  • ま〜やん さん

    読了日：2014/10/29

    日本の大学には教育機能が欠けているとの意見には賛成だが、それ以外の内容はどうなのか。。。ミッションなんてカタカナを使えば、それでいいのか？機能型との一番の違いは何で、そのどこが問題なのか、曖昧にしか明らかにしておらず。。。最悪なのは、彼らの言うグローバルは、全くグローバルではなく、単なるアメリカン。せめて、アメリカ型大学に詳しい人と、ヨーロッパ型大学に詳しい人との対話であれば、グローバルにも説得力が増したかもしれないが。

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桜美林大学教授・大学院大学アドミニストレーション研究科長。１９４６年神奈川県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、７６年ユタ大学博士課程修了、学術博士。ミネソタ州立セントクラウド大学教授を経て、８９年ミネソタ州立大学秋田校学長。９８年から現職

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