増税と政局・暗闘50年史 イースト新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781650272
ISBN 10 : 4781650279
フォーマット
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
308p;18

内容詳細

生き地獄に等しいデフレからようやく抜け出そうとしているときの消費増税は、なぜ「予定どおり」に行われたのか。そもそも、なぜ消費税とその増税が大蔵省で伝統となり、財務省に引き継がれたのか。田中角栄の時代から連綿と続く大蔵省・財務省と歴代総理の権力闘争の歴史を、気鋭の憲政史家が検証する。

目次 : 第1部 安倍晋三は、なぜ「増税」に追い込まれたのか(安倍政権誕生の裏で動いた財務省/ 安倍総理を追いつめた財務省の実力/ アベノミクスを阻む宿敵たち)/ 第2部 「増税」から読み解く平成政治史(大蔵省vs.自民党の始まり/ 平成元年、消費税導入への道/ 「橋龍増税」という悪夢/ 財務省が潰した「ポスト小泉」たち/ 民主党政権下で何が起こっていたのか)

【著者紹介】
倉山満 : 1973年、香川県生まれ。憲政史研究者。1996年、中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、同大学で日本国憲法を教え、現在に至る。日本近現代史の泰斗でもある鳥海靖教授に師事し、同教授の退任に伴って同大学院を退学。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ito さん

    景気が良くなる前の消費増税に納得がいかなかったので、目にとまった。増税したくない安倍首相と増税したい財務省の戦いの過程が、週刊誌のような軽さで書かれている。政治家と日銀との抗争などは報道とは異なった側面が見えておもしろく読んだ。後半は大蔵・財務省視点の政局史といったところ。政局のおもしろさを感じる。これまであまり知られてこなかった財務省の歴史や歴代総理の経済政策の分析などを平易に解説している。一方で実名批判も多く、著者の今後の活動に支障が出ないのだろうかと思った。

  • 出世八五郎 さん

    2014年4月から始まる消費税増税の舞台裏を描いた。後半は70年代からの政治家と財務省官僚の増税のやりとりなどを描く。阿部総理に消費税増税の実行する気持がなくても事務次官の力で増税は成し遂げられた。総理周辺とマスゴミ全てを増税に転ばせれば総理は逆らえない。ソースはないが財務省事務次官が増税に奔走したと書かれる。政治は議員だけでなく財務省も注目しないといかん!ことを知る。アメリカ、財務省、参議院を抑えれば長期政権可能。著者は頭がいいから自分だけ分かっていて分かっていない読者の為の書き方をしていないと思う。

  • phmchb さん

    本書では財務省が無能な政治家にやられて、それにより根性がこじれて増税マンセの路線へと暴走した経緯が記されている。行政全体見渡す必要があるのに、自己防衛へと走るエリートがみっともない。

  • しろくまZ さん

    2013年10月1日の記者会見の前後、「誰が、何時、何を言ったのか、あるいは言わなかったのか」を詳しく述べている第一部だけでも十分に参考になった。第二部は平成政治史入門として読めば良いと思う。現在進行形の歴史であり、「取材をすればするほど騙される」という筆者の態度は既存のジャーナリスト達とは異なり、ある意味健全だと思われる。10%への消費増税を睨んで、今後も「誰が何を言うのか、言わないのか」を注視したい。

  • みじんこ さん

    消費増税に至る政局、そして財務省・日銀との関わりについて。当時の「増税はもう決まっている」「オリンピックが決まったから増税だ」というメディアや世論を支配する空気は異常だった。なぜ今増税をするのか。木下事務次官が増税の黒幕だという説をとっているが、仮に誤りだとしても防衛費を削る不適任な人だと思う。三橋氏に関する記述は個人的な確執もあって事実と異なる点があるかも。特例公債法案を通せないのはどれ程大変な事態なのかを初めて知った。田中角栄、竹下登へと続く支配の中で懸命に組織防衛を図る大蔵省の内情も興味深かった。

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