総天然色廃墟本remix ちくま文庫

中田薫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480431547
ISBN 10 : 4480431543
フォーマット
出版社
発行年月
2014年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
285p;15

内容詳細

かつて家族連れで賑わった遊園地、日本の近代化を支えた鉱山町の産業遺構、バブルに踊ったリゾートホテル、心霊スポットと化した廃病院…打ち捨てられ忌み嫌われながら土となる廃墟が爪弾く盛者必衰・生々流転の物語。現実社会の鏡像たる廃墟空間に、人は我が身を投影し、未来に想いを馳せる―。単行本未収録物件を含む、解体されこの世界から消えた廃墟46件を厳選。オールカラー。

目次 : 旧長崎刑務所(長崎県諌早市野中町)/ 旅館玉泉楼新玉乃湯(神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤)/ 釜石鉱山大橋選鉱所(岩手県釜石市甲子町)/ 古関小学校折八分校(山梨県南巨摩郡身延町折門)/ カッパピア(群馬県高崎市石原町)/ ホテル阪東橋(静岡県熱海市伊豆山)/ ポプラ病院(静岡県三島市安久)/ ホテルリリ(北海道夕張郡由仁町)/ 片山津ロイヤルホテル(石川県加賀市片山津町)/ 鳥取プレイランド(鳥取県鳥取市国府町菅野)〔ほか〕

【著者紹介】
中田薫 : 1968年新潟県生まれ。ライター、デザイナー、編集者として、数多くの雑誌や書籍の制作に関わる。また、秘密のペンネームで児童書なども執筆している

山崎三郎 : 1964年滋賀県生まれ。出版社勤務を経て、フリー編集者に。書籍やムックの制作を中心に活動中

中筋純 : 1966年和歌山県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業後、出版社勤務を経て中筋写真事務所設立。仕事で始めた廃墟撮影は今ではライフワークに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    廃墟とまではいかないが最近気になるのが昭和に作られた民家だ。木枠の窓、トタン張り、板張り、塩ビの波板etc。この本に出てくる廃墟はそんな民家よりもずっとスケールが大きい。エージングされた鉄骨や鉄板、剥げた塗装面などどれもが廃墟になる前は何事もなくあったに違いない。いまは静かに佇んでいる廃墟、撤去された物件も多いようだ。写真集としてしても秀逸だと感じた。欲をいえば文庫本というより大型本としてもよかったと思う。

  • りー さん

    廃墟と言うとおどろおどろしいイメージや心霊スポットとしての需要が取りざたされがちだったが、最近は美の一環として大いに見直されている。僕は恐がりなもので晴れた日の昼間にしかそういうところを訪れないのだけれども、廃墟には廃墟にしかない荘厳さがあって、特に雨上がりにからっと晴れた日のそれは頽廃美や耽美さとはひと味違った清々しい美しさなのだ。ここには既に撤去されてしまった廃墟が掲載されているのだけれど、僕もよく知っている場所が載っていたりして物悲しい気持ちにさせられた。

  • ふろんた さん

    こういったものについつい惹かれてしまうのは、どこかエロさを含んでいるからだろうか。本書に掲載された廃墟も含めて、近頃はきれいに取り壊されることが多いよう。遊郭と同様、消え行く昭和の情景といったところか。

  • 佐倉 さん

    故あってホテルや旅館の廃墟について知りたくなって手に取った一冊。多くの人を収容することを前提に建てられた建物の中に誰一人いない、不気味で不自然で、でもどこか清々しい雰囲気がある。宿泊施設のために購入したが印象に残ったのは北海道の万字小学校の図書室。こんな環境でひとり取り残されて本を読むとしたら……どうだろう?なんて想像が浮かんでくる。発売時点で既に取り壊されたものを中心にRemixしたものということで、もっと色々な事例を調べてみても良いかも。

  • Kouro-hou さん

    文庫だけどフルカラー。「廃墟本」シリーズ1〜4からの再編集版。しかし収録基準は解体でその後「失われた廃墟」である。在りし日(でも廃墟)の写真と廃墟に至る顛末、そして解体についての記述がまとめられている。(法改正が大きい) 廃墟と言ってもいろいろで、山奥で自然が侵食する過程を見続けたかったモノ、役目を全うして静かに佇む施設、遺跡として保存しても良かったんじゃないかという歴史遺産、逆に早く更地にしろ!事件が起きても知らんぞ!という危険物件などなど。日常から自然への狭間の非日常、失われた姿を暫し留める一冊です。

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人物・団体紹介

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中田薫

東京造形大学デザイン学科卒業、新潟県出身。ライター、装丁家、エディトリアルデザイナー、編集者として数多くの雑誌や書籍を手がける。廃墟愛好家にして、日本の悲しみの記憶を巡るダークツーリスト。また、秘密のペンネームで児童書のホラーシリーズや文芸書なども数多く執筆している(本データはこの書籍が刊行された当

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