佐藤優の沖縄評論 光文社知恵の森文庫

佐藤優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334786410
ISBN 10 : 4334786413
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
287p;16

内容詳細

著者はモスクワで民族問題を担当した時、外交官の枠を踏み越えてバルト諸国の独立派を支援した。ナチスドイツとソ連の双方によって歴史の嵐にもまれた運命が沖縄と二重写しになったからだ。北方領土交渉に命がけで取り組んだのも同じ思いからで、その時著者の心象風景に浮かんだのは、沖縄復帰を心から望んでいた母、伯父、沖縄の親戚の顔だった。

目次 : 誰ももつ「フィルター」 色眼鏡(上)/ 暴力性は国家の本質 色眼鏡(中)/ 官僚が税を“収奪” 色眼鏡(下)/ 「誠心」文科相動かす 沖縄の勝利/ 琉球・沖縄史を設けよ 大学入試科目/ 保守派のまなざし批判 右翼評論家による大江健三郎氏擁護(上)/ 「悲劇」追体験が生む力 右翼評論家による大江健三郎氏擁護(下)/ 官僚の「罠」にはまるな 米軍基地問題について沖縄は対案を出してはならない(上)/ 超党派で米に「直訴」を 米軍基地問題について沖縄は対案を出してはならない(下)/ 理性を重視か疑うか 左翼と右翼(上)〔ほか〕

【著者紹介】
佐藤優 : 1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。在英国、在ロシア連邦日本国大使館勤務を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2009年外務省失職。’05年に『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞、’06年に『自壊する帝国』で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞の両賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gonta19 さん

    2020/9/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 Amazonで品切れ中の本作を見つけて購入。 2023/3/24〜3/29 佐藤氏が琉球新報に連載していたコラム「ウチナー評論」をまとめたもの。「佐藤優のウチナー評論」を改題。 母親が久米島の出身である佐藤氏は、以前から沖縄に関する独自の視点で語っているが、どうも私は以前から氏の沖縄に関する見方には違和感を感じている(それがヤマトンチュだからだ、と言われるとそうかもしれないが)。それを再確認した感じ。

  • 佐島楓 さん

    本書を読んで、いかに沖縄の歴史を知らなかったか、沖縄の方々を著者がいうところの「色眼鏡」で見ていたか自覚させられた。多くの視点でものを見ること、正確に問題を把握することの大切さを教わった。本当に自分は勉強が足りていない。

  • 金吾 さん

    著者の本は根付いた知識を背景にした思考の幹があるため、一冊の中では思考がずれないというのが特徴と思っていますが、この本においてもそれが当てはまると思いました。沖縄の話は極端から極端に飛ぶ話が多いので、そうではない一貫した話は読みやすかったです。

  • 再び読書 さん

    彼の著書で何度か出てくる沖縄の日本国離脱の危機について言及しているコラム集。よって時期によって時事情報による世論も変わるが、佐藤氏の根っこは変わらない。外交官としてはロシアを相手にしていた事もあり、今のロシアのウクライナ侵攻の一つの根っ子である民族に関する言及もある。また、沖縄の米軍基地の辺野古移設に関しての、対ロシアとの北方領土返還に関する影響も目から鱗であった。まだ、未知な部分は多い。それと今や国民から総スカン状態の宇宙人の鳩坊も最初は頑張っていたのかな?しかし、彼の評価は変えず。沖縄の戦いは続く!

  • James Hayashi さん

    沖縄担当大臣(外務省)なるものが存在するらしい。現在りゅうちぇるが務めるものとは異なる。日本政府との交渉代表なるものであろうか?東京からは見えない沖縄、ウチナンチュウの心情が垣間見えた。軽々しく沖縄が日本国の一部だと語ることはできないと感じる。

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佐藤優

作家。1960年生まれ、東京都出身。元外務省・主任分析官として情報活動に従事したインテリジェンスの第一人者。“知の怪物”と称されるほどの圧倒的な知識と、そこからうかがえる知性に共感する人が多数。『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を、『自壊する帝国』(

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