エイミー・ウォルドマン

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サブミッション

エイミー・ウォルドマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000230537
ISBN 10 : 4000230530
フォーマット
出版社
発行年月
2013年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
518p;20

内容詳細

「想像力を使ってください」。目を閉じて思い浮かべる、あの人の名前―。WTC跡地のメモリアル建設議論を背景に、テロ後の世界を生き延びようと模索する悲哀の群像を、ニューヨーク・タイムズ元記者が描いた社会派フィクション。9.11がもたらした分断の執拗さは、人をいつまで追いまわすのか?いまだ尽きることのない無限の「なぜ?」の問い返しに迫る、壮大な人間像のタペストリー。

【著者紹介】
エイミー・ウォルドマン : 作家、ジャーナリスト。イエール大学卒業。『ニューヨーク・タイムズ』紙で8年間、そのうちの3年間をニューデリー支局で記者として勤めた。『サブミッション』は2011年に発表された第一作で、アメリカン・ブック・アウォードをはじめ数々の賞を受け、ヨーロッパやアジアを中心とする諸外国語で翻訳出版されている

上岡伸雄 : 学習院大学文学部英語英米文化学科教授。現代アメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Ecriture さん

    9.11の慰霊記念碑が作られるが、公募デザインから選ばれたのはイスラム教徒モハマド・カーンの作品だった。9.11を引き起こした敵である(と、この作品の多くのアメリカ市民が思っている)憎きイスラム教徒のデザインを採用するか、否か。アメリカ全体に騒動は波及し、9.11で夫を失った遺族クレア、銀行の元取締役で選考委員会委員長のポール、当のデザイナーのモハマド、マスメディアの醜悪さを存分に見せつける記者アリッサ、バングラデシュからの不法移民アスマ、ネトウヨ的マインドを発揮するショーンとデビらが火花を散らす。

  • owl&shepherd さん

    大きな喪失感を一度味わった人に対しても、神様は遠慮なく、平等に試練を与える。あんたは悲しい思いをしたから、残りの人生は幸福にしてあげるとは思わないらしい。911で父を失い、「記念碑」ヒステリーに巻き込まれて母を失ったバングラデシュ人を見てそう思った。

  • wealth さん

    人種のサラダボウルを自負しながらドレッシングのかけ過ぎに無神経な、いかにもアメリカ!!な社会問題を描いた本でした。これは面白い!ベトナム戦争記念碑を中国系がデザインしたら騒ぎになった、ベトナムと中国の区別がつかない辺りも、さすがアメリカでした。バカかと。群像劇が好きなので、構成もとても気に入っています。アスマがあんな風に絡んでくるとは思わなかったし、締めが未来を担うウィリアムだったのも予想外で、暗示めいてました。皮肉にまみれた秀作です。とってもシニカル。これが風刺文学ってやつか!

  • 田中峰和 さん

    出来レースで勝手に決定し、盗作で話題になった五輪シンボルマークを思い出させる。WTC跡地のモニュメント案の候補になりながら、名前だけでイスラム教徒と決めつけられ、二転三転しながらもタイトル通り屈服させられたモハマド。ノンフィクションさながら、911の復讐のため、その被害者の数倍の戦死者を出す国アメリカの間違った自国中心主義を皮肉った名作だ。テロで夫を亡くしたクレアは、異教徒の作品と知りながらも、モハマド案を推し続けるがやがて世論に屈服する。進化論を授業で教えるのに反対するアメリカならではの起こりそうな話。

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エイミー・ウォルドマン

作家、ジャーナリスト。イエール大学卒業。『ニューヨーク・タイムズ』紙で8年間、そのうちの3年間をニューデリー支局で記者として勤めた。『サブミッション』は2011年に発表された第一作で、アメリカン・ブック・アウォードをはじめ数々の賞を受け、ヨーロッパやアジアを中心とする諸外国語で翻訳出版されている

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