キース・ジャレットの頭のなか

中山康樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784401639120
ISBN 10 : 440163912X
フォーマット
発行年月
2013年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
189p;21

商品説明

のぞきたい頭
なかをのぞきたい頭といえば、ボブ・ディランだが、言われてみればキース・ジャレットの頭ものぞきたい。約半世紀にわたってジャズのメインストリームを歩みながら、これだけジャズ・ファンでない人から熱い支持を得ている人も珍しいはずだ。いったい、キース・ジャレットとは誰なのか? 現在までの道のりを振り返りつつ、切れ味鋭いさまざまな論考を試みている。(CDジャーナル Book Review)

(CDジャーナル 2013年 2月号より)

内容詳細

『マイルスを聴け!』等の著者としても知られる音楽評論家、中山康樹による書き下ろしキース・ジャレット本。「キース・ジャレットとは何者なのか。その大いなる謎を解明するための試論であり、より多角的にキース・ジャレットとその音楽を捉え理解するための補助線として位置づけたい」(本書「はじめに」より)というテーマの下、著者ならではの独自の視点で徹底検証した読み物。キース・ジャレットの軌跡を知る上で重要な50枚のディスク紹介も掲載。

【CONTENTS】
はじめに キース・ジャレットはどこからやってきたのか
第一章 キース・ジャレットの60年代
第二章 マイルス・デイヴィスとふたつのカルテット
第三章 ジャズ・ピアニストの時代
第四章 再生のとき

目次 : ・はじめに  キース・ジャレットはどこからやってきたのか / ■第1章: キース・ジャレットの60年代/ディスク紹介 #1 / ■第2章: マイルス・デイヴィスとふたつのカルテット/ディスク紹介 #2 / ■第3章: ジャズ・ピアニストの時代/ディスク紹介 #3 / ■第4章: 再生のとき/ディスク紹介 #4 / ・あとがき  一音一音の先端から広がる無限の空間 / /

【著者紹介】
中山康樹 : 1952年、大阪生まれ。音楽評論家。マイルス・デイヴィスをはじめとしたジャズ、ビートルズを中心としたロックについて、独自の視点で評論活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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キースジャレットは普段ジャズを聴かないリ...

投稿日:2021/06/30 (水)

キースジャレットは普段ジャズを聴かないリスナーにも幅広く人気なアーティストだ。しかしながらそのような人々の聴くのは所謂「スターンダーズトリオ」や「ソロ」の演奏に限られるのではないか。私は普段ジャズを聴く関係で、上記の活動よりむしろマイルスデイヴィスバンドでの演奏やチャーリーヘイデンらと組んだ所謂「アメリカンカルテット」での演奏における彼の活動に親しんでいる。そういった人間にとって関心事である、「キースジャレットとは何者か」という疑問に本書はかなり答えてくれる。 本書は時系列で彼のバイオグラフィと要所となるディスコグラフィを追いながらその真相に迫るという内容だ。キースについてこのような著書は他に類を見ない点で貴重である。特筆すべきなのは、要所要所で著者の鋭い考察が入ることだ。「キースジャレットはどこから来たのか」そして「キースジャレットはどこへ向かっているのか」。その一つの答えが本書にはある。 「スタンダーズ」や「ソロ」しか聴いたことのないリスナーにも、本書を手にとって、彼の実は幅広い活動に触れる機会にされてみてはいかがだろうか

青のサボイア さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 巨峰 さん

    中山康樹さん追悼の意味も含めて読んでみた。キースは、何枚か持っているけど、そんなにピンとこない。この先、解るようになるだろうか。

  • 暗頭明 さん

    「・・・とくに20分を超える《Roads Travelled, Roads Veiled》は、瞑想的なパートを経て劇的に構築されいく、いわばキースの得意とする展開が、すでに完成の域に達しつつあったことを伝えている(同曲は・・・『Fort Yawuh』にボーナス・トラックとして収録)」。pp.76-  手元のCDにはまだB.T.として収録さていない。これは買いなおさねば。あとMiles Davis のThe Cellar Door Sessions 1970 も早く聞かないと。駄本。

  • しょうゆ さん

    キースジャレットの作品を追いつつ、その連続性と変化を見出す試み。中山さんの評論というか、音楽からの感想で全編書いていくので、どうしても独断的な面もある。でも、長い時間軸で読み解くと、今まで見えていなかったカルテットに影響を与えたゲイリーとか、歌っているキースのこととか、ちょっと違った見え方が出来た。spotifyがあると、それぞれの音楽を聴きながら読めるので、それもよかった

  • Yuichi Tomita さん

    キース・ジャレットのキャリアを追ったもの。60年代のロイドカルテット、マイルス時代と2つのカルテット、ジャズピアニスト(スタンダーズ)、再生(病気からの復帰後)の四つの時代に分けられている。 後から膨大なディスコグラフィを見ているとわからないが、流れで追っていくと、訳の分からないセカンドアルバムも意味がわかってくる。アメリカのジャズ界のメインにはいた事がなかったという指摘にはハッとした。

  • とらやん さん

    ♀「マスター、この CD かけて。 キース・ジャレットの Jasmine。 ね。なかなかいいでしょう。 透明感のあるピアノって感じ、まさにこれね。 いつまでも音のままに、ぼーっと聞いていたい感じ。 あーあ。 せっかく C君に聞かせようと持ってきたのに。 遅いな〜。」

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人物・団体紹介

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中山康樹

1952年、大阪府堺市生まれ。ジャズ専門誌「スイングジャーナル」編集長などを経て、独立後は音楽評論家として活躍。「スイングジャーナル」時代には、現地取材で多くのジャズ・レジェンドと親交を深め、とくにマイルス・デイヴィスについては、そのレコーディングに立ち会うなど、「マイルスにもっとも近い日本人」と呼

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