ジャン=フィリップ・トゥーサン

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マリーについての本当の話

ジャン=フィリップ・トゥーサン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062186698
ISBN 10 : 4062186691
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
175p;20

内容詳細

ユーモアとエロスのトゥーサンが帰ってきた!Tokyo/Parisが舞台のロマンス。小説の幸福がここにある。息をのむ美しさ!

【著者紹介】
ジャン=フィリップ・トゥーサン : 1957年ブリュッセル生まれ。小説家・映画監督

野崎歓 : 1959年新潟県生まれ。東京大学教授。2000年、ベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年、『ジャン・ルノワール越境する映画』でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り―ネルヴァル『東方紀行』論』で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞。訳書多数。ジャン=フィリップ・トゥーサン作品すべての邦訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    物語の冒頭で、いきなり死に遭遇するジャン=クリストフ。語り手である「ぼく」は、その後の経緯を直接経験する。その後は時間軸が戻って主として3つのエピソードが展開する。すなわち、ジャン=クリストフとマリーの物語。競走馬ザーヒルのエピソード。そして、最後は1年前と繋がるエルバ島でのマリーとぼくの物語だ。最後のエルバ島での事柄は再びぼくの直接体験だが、実に奇妙なことにそれ以外はぼくの想像裡で展開されるのである。では、タイトルにも言う"La vérité"(真実)は結局は叙述の中に於いてしかないのだろうか。⇒

  • こぽぞう☆ さん

    「ぼく」の一人称で話は広がる。マリーと「ぼく」との微妙な関係。馬とマリーとの繋がり。。「愛しあう」「逃げる」という前作があるのね。マリーとぼくの正体はそれで分かるのかしら?図書館で見つかったら読んでみよう。

  • きゅー さん

    久しぶりのトゥーサン。今回も170ページほどど紙数は多くはないが、物語のスピーディーな展開と、意外な事件、男女の機微をアイロニカルに描いているなどトゥーサンの良さが発揮されているようだ。特に成田空港とその後の馬事件は躍動感に満ちており素晴らしい。こういう文章を書く作家だったかなと首を傾げてしまうほど、その場面が強烈に視覚的イメージとして残った。彼の書くものには軽やかさのなかに、さらに軽やかさがある。それが彼の面白さでもあるけど、ちょっと苦手かもしれない。

  • kaori さん

    トゥーサンは翻訳されたものは全て読んできたが、今回のこれほど、躍動感、スピード感を感じたものはなかった。前々作「愛しあう」前作「逃げる」との連作らしいが、それを感じさせられない程、新たなトゥーサンだった。作中現れる馬たちは、ふたりの関係性を表すメタファーなのだろうか?人生において大切なのは手とまなざし、そして声。なるほどと思う。マリーと僕のその後どうなったのか、僕とマリーの行く末が、早く目にかかるよう希うばかり。

  • DEE さん

    物語はいつの間にか「ぼく」の目を離れ、マリーの視点に移り変わる。 その「いつの間にか」が、この物語の中心であるように思った。 なんだかんだと離れられない二人の話と言ってしまえばそれまでだけど、そこにいたる経緯を楽しみたい作品。

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1957年ブリュッセル生まれ。小説家・映画監督

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