三代 朝鮮近代文学選集

廉想渉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582302387
ISBN 10 : 4582302386
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
524p;20

内容詳細

財産家の祖父趙議官は、朝鮮王朝時代末に育った儒教的な家父長として一族に君臨し、父の相勲は、独立運動にも関わったクリスチャンだが、植民地下にあって酒色に溺れる偽善家になり果てている。徳基は、宗主国日本に遊学中の学生だが、その周辺には、共産主義運動家の炳華、同窓生でありながら父の妾となっている敬愛、徳基に心惹かれる女工ピルスンなど若い世代が、植民地朝鮮の様々な人間欲望にまみれながらも、新たな時代を拓こうと苦悩している。三世代にわたる錯綜した人間群像をリアルで重厚な筆致で描出した巨篇。

【著者紹介】
廉想渉 : 1897〜1963。本名は尚燮、号は横歩。ソウル生まれ、慶應義塾大学中退。1920年『廃墟』の同人として、評論・創作活動を始め、翌二一年「標本室の雨蛙」でデビュー。1920年以降『東亜日報』を振り出しに、新聞各紙の幹部を歴任しつつ、旺盛な創作活動を行う。日常生活を緻密になぞる鈍く重い写実的な文体が特徴で、朝鮮の自然主義文学の祖とも言われる

白川豊 : 1950年、香川県生まれ。1975年、東京大学文学部卒業。1985年、東国大学校(韓国)大学院国語国文学科博士課程修了。1990年、文学博士号取得。現在、九州産業大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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廉想渉

1897年、ソウル生まれ。1912〜1919年、日本に留学し京都府立二中を経て慶応義塾の大学部文科予科を中退した。東亜日報記者となり、帰国。1920年に創刊された文芸同人誌『廃墟』の中心人物。1921年、短編「標本室の青蛙」で実質デビューし、中編「万歳前」(1924年)で地歩を固める。1926〜19

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