氷川清話/夢酔独言 中公クラシックス

勝海舟

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121601353
ISBN 10 : 4121601351
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
377p;18

内容詳細

大局観と人間関係を重んじた子・海舟。奔放不羈、無頼三昧の父・小吉。二代の江戸っ子回顧譚。

目次 : 氷川清話(立身の数々を語る/ 古今の人物論/ 政治家の秘訣/ 天下の経済/ 外交と海軍/ 時勢の変遷/ 江戸文学の批評/ 処世の要諦/ 東京奠都三十年)/ 夢酔独言(鴬谷庵独言/ 幼少年のころ/ 出奔、四ヵ月間のあれこれ/ 青年時代の剣術修業など/ 再出奔後の顛末、父の死など/ 息子麟太郎、犬にかまれる/ 隠居後のくらしあれこれ/ わが晩年)

【著者紹介】
勝海舟 : 1823〜99。幕末・明治の政治家。本名安芳。通称麟太郎。下級幕臣の家に生まれ、蘭学を学び西洋兵学を修め、兵学塾を開く。ペリー来航後しばしば上書し、長崎の海軍伝習に加わる。咸臨丸を指揮して渡米し、帰国すると海軍操練所で坂本龍馬らを指導した。長州征討を調停するなど海軍関係以外でも活躍を見せるも、政策決定の主体を雄藩代表の合議制にしようという構想が徳川慶喜に反対された。江戸城総攻撃の前夜西郷隆盛と会見し無血開城に成功した

勝小吉 : 1802〜50。旗本男谷平蔵の三男。幼名亀松。左衛門太郎惟寅と称する。旗本勝甚三郎の養子となり、小吉と称する。勝家は小普請組で禄高41石。生涯を無役で終えた。勝海舟の父

川崎宏 : 中国文学・明治文学研究家。1921(大正10)年、米国に生まれるが愛媛県宇和島市出身。宇和島中学から大東文化学院卒。愛媛県下の高校教員を経て関東学院女子短期大学教授を務め、漢文を講義するかたわら、長年にわたって財団法人博物館明治村の機関誌「明治村通信」の編集に携わる。2009(平成21)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    歴史の偉人と呼ばれるだけあり、歴史に通じていて、周囲の人の正当な評価ができ、先見性に富んでいる点で秀でていると思った。経済が強くないと諍いが増え、人心が離れ、周辺国から金を貸すといわれていいように食われる。現政権が経済の立て直しを声高に言っているのも、この点を熟知しているからであろう。この本は、何度も何度も繰り返し読み直す必要と価値がある本だと思う。

  • ジャズクラ本 さん

    氷川清話は司馬の本に頻出する勝海舟の談話聞き書き。司馬が好意的に書いた人物の中でも勝海舟と徳川慶喜については僕の共感できない筆頭二人。飽くまで司馬作品からの印象だが勝については、自分のこと(立場)を棚に上げて大言壮語し、恩を仇で返し、言行不一致の大奸物としか思えない。この氷川清話を読めば多少なりとも印象が好転するかと期待したが、相変わらずの上から目線、大言壮語に辟易した。男の風上にも置けぬとすら思う。司馬はどこか握手したくなる部分をもつ人間を書いていると言ったが、勝と握手するのは僕はご遠慮願いたい。

  • Jiemon さん

    西郷を褒めあげる事しきり。江戸城無血開城の談判で勝海舟が芝、田町の薩摩屋敷に出かけた時も、勝に対する敬意を失わず、談判の時も終始座を正して手を膝の上に乗せ、少しも戦勝の威光でもって敗軍の将を軽蔑することがなかった。江戸城の無血開城は西郷なくして成しえなかったと。また、その後を引き受けて東京の反映する基を開いたのは大久保の功績だとしている。明治10年に起った西南戦争後の記述ではあるが、勝を始め西郷を悪く思うものはなかったということ。勝自身については、全く武士らしくなく、半分は町人風というイメージを持った。

  • いのふみ さん

    小吉の性質が、海舟にうまく受け継がれている。時代にも合ったと思う。きっぷがよく、まさに放言という感じだが、あえて語られなかった武勇伝、美談、そして苦難も多いと思量する。勝手な想像にすぎないが、実はそういう羞恥の人でもあったのではないか。

  • にこにこ さん

    江戸言葉で速読に値せず、全部読むのは大変そうなので、古今の人物論のみざっくり読んでみる。「大人物は2,300年に1名出る。300年前の人が自分と同じ考えで、300年前からこのように考えていたとはすごい!と思わせられる。」イヤイヤ、幕末身の回りに大人物たくさんいたでしょうよ?こういう人も今の事を今の人に知られて褒められたいっていうのは尻の穴が小さいと。

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勝海舟

1823〜99。幕末・明治の政治家。本名安芳。通称麟太郎。下級幕臣の家に生まれ、蘭学を学び西洋兵学を修め、兵学塾を開く。ペリー来航後しばしば上書し、長崎の海軍伝習に加わる。咸臨丸を指揮して渡米し、帰国すると海軍操練所で坂本龍馬らを指導した。長州征討を調停するなど海軍関係以外でも活躍を見せるも、政策決

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