CD

林光編:日本抒情歌曲集 林光&東京混声合唱団(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9561
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

林 光:指揮・ピアノ・編曲による『日本抒情歌曲集』全曲

音楽家という枠に収まらないその独自な活動によって、現代日本の芸術文化の一翼を牽引した林 光[1931-2012]。本年1月5日の急逝は多方面にわたって大きな悲しみと衝撃を与え、その計り知れない業績と影響力をあらたに再認識することとなりました。
 本作はいまだ記憶に新しい、東京混声合唱団(東混)創立55周年記念特別演奏会(2011年6月19日)のライヴ録音です。演奏プログラムは、東混の求めに応じて1964〜80年に林によって編曲された『日本抒情歌曲集』全曲。たんねんに選曲され、原曲の魅力を損なわず、新しい光を当てられた日本の名曲たちを、林 光本人の弾き振りと、数々の作品を林に委嘱し、演奏してきた東混の歌により、それぞれが一粒の宝石のような輝きを放ちます。演奏会当日の林 光の肉声(お話)も収録。

「『日本抒情歌曲集』は、共に30代だった岩城宏之との、忘れられないしごとの一つ。
そのもとには、ふたりがこのクニの作曲の先達たちの不朽のメロディーに寄せる畏敬の念がある。
 もともと、岩城が振り、林が弾くというコンセプトではじまった曲集にもかかわらず、林が本番でどうしても間違えずに弾けない曲があり、岩城はそれを面白がって林とのコンサートには忘れずにその曲を入れるのだった。
 編曲の手法はさまざまで、というより曲ごとに原曲にない楽しみを見つけようとした。
 「浜辺の歌」の伴奏部にはあの「歌の翼に乗って」が一瞬顔を出す。「早春賦」では、作曲者の背中をひょいと押したにちがいない「春へのあこがれ」が一瞬どころか大きな顔してしゃしゃり出て、ピアノ・コンチェルトを奏でてしまう。かと思うと、原作のあまりの見事さに脱帽してそっくりそのまま書き写してしまった「曼珠沙華」など。
 「ゴンドラの唄」をお聴きになりながら、完成したばかりの小さな遊園地でブランコに揺られながら、志村喬が「いーのちーみじーかしー」とつぶやく「生きる」の一場面を思い出してくださる年輩のお客さまも、いらっしゃるだろうか。」〜林 光、演奏会プログラムより転載(FONTEC)

【収録情報】
日本抒情歌曲集(編曲:林 光)
CD1
・荒城の月(土井晩翠:詩、滝廉太郎:曲)
・箱根八里(鳥居 忱:詩、滝廉太郎:曲)
・からたちの花(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・中国地方の子守歌(日本民謡、山田耕筰:曲)
・城ヶ島の雨(北原白秋:詩、梁田 貞:曲)
・椰子の実(島崎藤村:詩、大中寅二:曲)
・浜辺の歌(林 古渓:詩、成田為三:曲)
・お菓子と娘(西条八十:詩、橋本国彦:曲)
・ちんちん千鳥(北原白秋:詩、近衛秀麿:曲)
・叱られて(清水かつら:詩、弘田龍太郎:曲)
・カチューシャの唄(島村抱月、相馬御風:詩、中山晋平:曲)

CD2
・野の羊(大木惇夫:詩、服部 正:曲)
・早春賦(吉丸一昌:詩、中田 章:曲)
・鉾をおさめて(時雨音羽:詩、中山晋平:曲)
・ペチカ(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・曼珠沙華(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・待ちぼうけ(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・かやの木山の(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・ゴンドラの唄(吉井 勇:詩、中山晋平:曲)
・この道(北原白秋:詩、山田耕筰:曲)
・死んだ男の残したものは(谷川俊太郎:詩、武満 徹:曲)

 東京混声合唱団
 林 光(指揮、ピアノ、お話)

 録音時期:2011年6月19日
 録音場所:東京都、かつしかシンフォニーヒルズ
 録音方式:ステレオ(デジタル/東京混声合唱団創立55周年記念特別演奏会のライヴ録音)
 楽譜:全音楽譜出版社刊「林光編曲 日本抒情歌曲集 混声合唱による」

内容詳細

2011年6月19日、編曲者自演による録音。東混らしい闊達な歌唱が、演奏会のライヴ感と相まって、旧全曲盤(ビクター)に勝るとも劣らない魅力を醸している。しかし、とぼけた味のトーク、時々ありゃ? となるピアノなど、急逝した故人を偲ばせる要素こそ、今や貴重だろう。アンコールは林光編の「死んだ男〜」。(榊)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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