Girls From Ipanema: イパネマの娘たち

丸ごと「イパネマの娘」！
ボサ・ノヴァ史上に燦然と輝く名曲の誕生50周年を祝して、世界中のミュージシャンによる代表的カヴァーを１枚に収録。

監修・選曲： 中原 仁


世界的なボサノヴァ・ブームを決定づけた象徴であり、20世紀を代表するポピュラー音楽のスタンダード・ナンバーに挙げられる名曲「イパネマの娘」が誕生してから、今年で50周年を迎えます。
「イパネマの娘」（作曲：アントニオ・カルロス・ジョビン、作詞：ヴィニシウス・ヂ・モライス）は、1962年8月から9月にかけてブラジル・リオデジャネイロのクラブ「オー・ボン・グルメ」でロングラン上演されたコンサート「オ・エンコントロ」で初めて披露されました。
この曲の評判は、コンサートの上演期間中にリオの音楽シーンに広まり、タンバ・トリオをはじめ、何組もの歌手やグループがいち早く録音しました。そして翌63年、『ゲッツ/ジルベルト』でスタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト、アストラッド・ジルベルトが録音（発売は64年）。その中から「イパネマの娘」はシングル盤としても発売されてヒットし、64年度のグラミー賞を受賞、世界的なボサノヴァ・ブームのアイコンとなりました。

このコンピレーションCDには『ゲッツ/ジルベルト』に収録された極めつけのヴァージョン、作曲者アントニオ・カルロス・ジョビンによるインストゥルメンタル・ヴァージョン（63年録音）、ブラジルのタンバ・トリオによる史上初録音ヴァージョンといった、欠かすことの出来ないメモリアルな名演をはじめ、ブラジル、アメリカ、ヨーロッパなど世界の歌手／演奏家が録音した、ボサノヴァ〜ジャズ〜ポップス〜イージー・リスニングなどの多彩なヴァージョンを網羅。 “決定版・イパネマの娘” と呼べるアンソロジーになっています。
誕生から半世紀を経ても色あせることなく、瑞々しい“少女の輝き”を放ち続けている永遠の名曲。その魅力を満喫できるCDです。
（メーカー資料より）