千家再興 中公文庫

井ノ部康之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122056053
ISBN 10 : 4122056055
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
追加情報
:
307p 15cm(A6)

内容詳細

秀吉から絶対的な信頼を得ていながら、勘気に触れて切腹に追い込まれた利休。千家一族は一旦は追放の憂き目に遭うが、やがて秀吉の許しが出る。誰が利休の後を継ぐのか。利休の嫡男と娘婿、そして孫たちの手で千家が蘇るまでを描いた長編時代小説。

【著者紹介】
井ノ部康之 : 1940年福井県に生まれる。東北大学文学部美学美術史学科卒業。図書編集者を経て、テレビの構成作家。テレビ番組の代表作品は『日本列島のさびしい老人たち』(NET・1975年度芸術祭参加)、『雪炎!星と語る男たち』(静岡朝日テレビ・1993年度ギャラクシー選奨受賞)など。2000年以降は小説、ノンフィクションの執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • maito/まいと さん

    千利休の二人の息子と娘。稀代の父の生涯と、その跡を背負った1冊。利休死後の三人の日々はまさに苦難の日々だった。その様子は本書ラストになるのだけど、あの利休を継ぐもの、なのだからさぞかしもめたのだろうと予想していたら、そうでもなかった(笑)ひねくれたり、相手を出し抜こうとしたり、という抗争こそあったものの、意外とみんな根はまじめだった(笑)ちなみに利休は求道者として描かれており、本作は謀略説は採用していない。利休の栄達は速すぎて、周りがついていけず、本人も家族も辛い思いをしたのはさみしいな。

  • Noelle さん

    確かに、二代目少庵の視線によって描かれた利休は、今まで他のドラマや小説で触れた利休像と少しく違って見えた。秀吉とのやり取りにしても、不肖の息子道安に対しても、厳しいだけでもなく、情熱だけでもなく、何か暖かい茶への心持ちを、周囲の人へも分け与えているかのような。待庵での秀吉との対峙、黄金の茶室や黒楽への思い、北野大茶会を経て切腹へとつながる流れがとても自然に感じられた。少庵とその母、宗旦に出会えたことが 千家が今に繋がる元だったとは。宗旦から始まる次の物語も読まなくちゃね。

  • みつひめ さん

    待庵、そして小田原陣中と、二度の利休と秀吉の、ふたりだけの茶会の緊迫感は、印象的。こういう小説を読むと、茶道をやってみたくなる。千家三部作とのことで、あとの二作も文庫化して欲しいな…。

  • 大川 宏 さん

     積読本だったが読む。良い。  利休については多く描かれているが、その後継者に目を向けたのが秀逸。しかし、利休と秀吉は書かねばならず、話しの山をどこにするのかも難しい。物語を読む興奮はないが、そこを淡々と語りまさしく侘茶。

  • ぼちぼちいこか さん

    前に読んだ「利休にたずねよ」があまりに創作過ぎて嫌になっていたところに、この本を読んだ。おお、これぞ正統派。死を覚悟したら家族の事、家の事を考えるよきっと…。初恋の異国女性の思い出には浸らないよ。命をかけた茶道を次代につなげたい思いが先だろう。遺言内容読んだら当然だ。茶席のリアル感は「利休にたずねよ」の方が勝るけどこの本のシリーズがあるようなので、また続きが読みたいと思う。

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人物・団体紹介

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井ノ部康之

1940年、福井県大野市生まれ。東北大学美学美術史学科卒業後、テレビの構成作家として、種々の番組の台本を執筆して約30年、『雪炎!星と語る男たち』(静岡朝日テレビ)で1993年度のギャラクシー選賞を受賞した。その後、作家に転じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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