アンリ・バルダ、２００８年東京ライヴ〜ブラームス、ベートーヴェン、ショパン

フランスの名ピアニスト、アンリ・バルダによる熱演！
２００８年、紀尾井ホールでのライヴ録音

知る人ぞ知るフランスの名ピアニスト、アンリ・バルダ。こ2008年、2010年と東京の紀尾井ホールでリサイタルを行い、話題となったバルダですが、今回は2008年12月に行ったライヴ録音が登場。
　１曲目のブラームスから、バルダの持ち味である力強い音と、柔軟な表現力に圧倒されます。１音１音芯の通ったフォルテッシモの強烈な響きは、活気と迫力にあふれるもの。甘美なピアニッシモからの劇的なクレッシェンドは圧巻の一言。全体的にアップテンポで、爽快な演奏を聴かせてくれます。紀尾井ホールに響き渡るバルダの熱演をじっくりと堪能できるおすすめ盤です！
　アンリ・バルダはフランス出身のピアニスト。幼少期よりポーランドの名手イグナツィ・ティーゲルマンに師事し、16歳よりフランスの巨匠ラザール・レヴィに学び、パリ国立高等学院を首席で卒業した後、アメリカの名門ジュリアード音楽院へ留学、こちらも首席で卒業。ソリストとして世界的に活躍する傍ら、パリ・オペラ座のバレエ団ピアニストも務め、ジェローム・ロビンスからも篤い信頼を寄せられていたなど多彩な方面で活躍するピアニストです。日本では1981年にＮ響定期で初来日して以来、各地でリサイタルを行っています。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ブラームス：8つの小品 op.76より第1番『奇想曲』嬰ヘ短調
・ブラームス：8つの小品 op.76より第2番『奇想曲』ロ短調
・ブラームス：8つの小品 op.76より第3番『間奏曲』変イ長調
・ブラームス：8つの小品 op.76より第4番『間奏曲』変ロ長調
・ブラームス：8つの小品 op.76より第5番『奇想曲』嬰ハ短調
・ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第28番イ長調 op.101
・ショパン：舟歌 嬰ヘ長調 op.60
・ショパン：バラード第1番ト短調 op.23
・ショパン：バラード第2番ヘ長調 op.38
・ショパン：バラード第3番変イ長調 op.47
・ショパン：バラード第4番ヘ短調 op.52

　アンリ・バルダ（ピアノ）

　録音時期：2008年12月18日
　録音場所：東京、紀尾井ホール
　録音方式：デジタル（ライヴ）