ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

ピアノ協奏曲第1番、第2番、ヴァイオリン・ソナタ メルニコフ、I.ファウスト、クルレンツィス&マーラー・チェンバー・オーケストラ

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMC902104
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲集、Vnソナタ
メルニコフ、I.ファウスト
クルレンツィス&マーラー・チェンバー管


ショスタコーヴィチの難物『前奏曲とフーガ』全曲(HMC902019)で衝撃を与えたメルニコフが協奏曲に挑戦しました。しかも指揮が話題のクルレンツィス、オーケストラがマーラー・チェンバーというのも注目です。こだわり派のメルニコフはショスタコーヴィチの自作自演盤を研究し、独奏・オーケストラともにテンポ、フレージング、表現等々ソックリなまでの影響を受けています。とは言っても単なるコピーではなく、メルニコフらしさやクルレンツィスらしさが横溢し、21世紀らしい新鮮さも欠けていません。
 協奏曲第1番のトランペット独奏はベルギーの若手イェルン・ベルヴァルツが務めていて、その巧さにも驚愕。メルニコフの演奏はまさに才気煥発の極みで、テクニックはもちろん、ヒリヒリした皮肉と緊張感が理想的にブレンドされています。長大で深遠な交響曲第11番と同時期に書かれたピアノ協奏曲第2番は、平易で軽い作品と思われがちですが、メルニコフの演奏で聴くと一筋縄ではいかない力作であることを再認識させられます。クルレンツィスの指揮は評判となった交響曲第14番のディスクを彷彿させる充実ぶりで、メルニコフのピアノと互角に競い合います。
 フィルアップのようでアルバム一番の大作ヴァイオリン・ソナタは、何とイザベル・ファウストとメルニコフの共演。これは超驚愕の凄さ。ファウストとメルニコフは、オイストラフがショスタコーヴィチのピアノ伴奏で1968年にプライヴェート録音した音源の噂を聞き、オランダのコレクターを訪ねてそれを聴かせてもらい、目から鱗が落ちたとのこと。確かに背筋の凍るような緊張感と不思議な美しさは自作自演にソックリですが、セッション録音ゆえ、その凄さは倍増され、ちょっと人間業とは思えぬ境地に至りました。ファウスト屈指の名演なだけでなく、意外に名盤に恵まれないこの作品のベストであることは歴然と申せましょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
1. ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
2. ヴァイオリン・ソナタ Op.134
3. ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.102

 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン:2)
 イェルン・ベルヴァルツ(トランペット:1)
 マーラー・チェンバー・オーケストラ(1,3)
 テオドール・クルレンツィス(指揮:1,3)

収録曲   

  • 01. I. Allegro (Piano Concerto No. 2 in F Major Op. 102)
  • 02. II. Andante
  • 03. III. Allegro
  • 04. I. Andante (Sonata for Violin and Piano Op. 134)
  • 05. II. Allegretto
  • 06. III. Largo
  • 07. I. Allegro Moderato (Concerto No. 1 for Piano, Trumpet and String Orchestra Op. 35)
  • 08. II. Lento
  • 09. III. Moderato
  • 10. IV. Allegro Con Brio

総合評価

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クルレンツィスが強すぎる(いい意味で)。...

投稿日:2021/07/07 (水)

クルレンツィスが強すぎる(いい意味で)。メルニコフのピアノも好感が持てるが、オケがクルレンツィスの音でありすぎてとても攻撃的。個人的にはこれまでアムラン版をよく聴いていたが、これと併せて好きな一枚になった。あまり在庫が出ていないようなので、見つけたら即買いをお勧めする。

アベマ太郎 さん | 福井県 | 不明

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ピアノ協奏曲第2番を探していて友人に紹介...

投稿日:2019/05/14 (火)

ピアノ協奏曲第2番を探していて友人に紹介されました。試聴でヴァイオリンソナタがとても良かったので購入を決めました。ピアノ協奏曲第1番は聴き慣れている身としては、第2番、ヴァイオリンソナタ、第1番、という曲順もいい感じです。聴いてみてまずは第2番第2楽章の美しさにびっくり、第3楽章の軽妙さもいいです。これは題1番の第3楽章をちょっと思い出します。ヴァイオリンソナタはショスタコーヴィチらしいいろいろなものを感じさせます。できればリサ・バティアシュビリのヴァイオリンで聴いてみたかった。

ガメラ さん | 群馬県 | 不明

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ショスタコーヴィッチの2番の美しさ、優し...

投稿日:2016/11/06 (日)

ショスタコーヴィッチの2番の美しさ、優しさ。次に、イザべレ・ファウストのソナタ、かすれた音に、タコの苦しみ、悲哀、慟哭、本質を突く説得力抜群のヴァイオリンに圧倒、怖ろしい位で当代No.1のイザべレならではの凄さ。最後の1番は、各ソロ、オケ、クルレンツィスの指揮も強烈、速く大きくと、小さな音の緊張感に溢れ、イカレタ掛け合い、皮肉と、重く苦しいフレーズも見事、メルニコフにも、感服。素晴らしい1枚。 ピアノ協奏曲は、アレクサンダー・トレ―ゼ、パーヴォ・ヤルヴィとの1枚と共に、推薦する。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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