怪奇探偵小説名作選 地獄横丁 2 渡辺啓助集 ちくま文庫

渡辺啓助

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480037022
ISBN 10 : 4480037020
フォーマット
出版社
発行年月
2002年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
516p;15

内容詳細

女性の目に入れられた義眼に異常な執着を示す男の物語「偽眼のマドンナ」。盗撮のレンズを通した女性に情欲を覚える男の姿を描いた「写真魔」。牧師を天職としながらも内奥に潜む悪を日記に綴る男の数奇な運命を描いた「聖悪魔」。自分を裏切った女と作品を酷評した批評家への復讐をたくらむ悪魔派探偵作家の仕掛けた罠を描いた「地獄横丁」などを収録。

【著者紹介】
渡辺啓助 : 1901年(明治34)秋田市生まれ。本名圭介。青山学院英語師範科、九州帝国大学史学科卒。中学教師を経て、29年(昭和4)「新青年」に『偽眼のマドンナ』を発表。エキゾティシズムとモダニズム、フェティシズムに満ちた作風で知られる。2002年(平成14)1月死去

日下三蔵 : 1968年神奈川県生まれ。出版社勤務を経て、ミステリ評論家・フリー編集者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かわうそ さん

    都会的な猥雑さと幻想的な雰囲気が絶妙にブレンドされた犯罪ロマン小説集。結末に一捻り工夫のある作品も多くて楽しい。「偽眼のマドンナ」「北海道四谷怪談」「聖悪魔」あたりが好み。

  • 本木英朗 さん

    作者のこの本は俺は2002年にいちど読んだっきりだった。今度が2回目だが、やはり今の俺には難しかった。渡辺啓助、恐るべき名前だわ。まあ、また10年以内にもう一回読んでやる。

  • 林 一歩 さん

    久々の掘り出し物。初期の横溝正史や乱歩を髣髴させる名作揃いでコンプリートしたいと思いました。

  • wm_09 さん

    ふんだんに盛り込まれた怪奇趣味と、生々しい描写がいい。『血蝙蝠』は鮮やかだと思った。(清)

  • ext3 さん

    「ネメクモア」と違い、渡辺啓助らしさ、もとい渡辺啓助に期待してる雰囲気が良く出てた

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