明治東京風俗語事典 ちくま学芸文庫

正岡容

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480086167
ISBN 10 : 4480086161
フォーマット
出版社
発行年月
2001年02月
日本
追加情報
:
350p;15

内容詳細

「あいきゃく」からはじまって「かれこれし」「こたつべんけい」「さざえのしり」「しらみひも」「しわのばし」「ふかがわのはんだい」…「○○をみたよう」まで、ついつい読みふけってしまう絶妙な言葉の数々。明治ははるか遠くなり、かつて息づいていた暮らしも言葉も幻となった。本書は、明治から昭和の東京の市井文化に生きた異才・正岡容が、いまはなき言葉たちを愛着を持って集め、漱石から円朝、黙阿弥、忠臣蔵まで自在に引きつつ編集した、貴重な労作。図版多数。

【著者紹介】
正岡容 : 寄席芸能研究家、小説家、随筆家。明治37年(1904)、東京神田の生まれ。江戸から明治における寄席芸能への愛着と造詣には追随を許さぬものがあり、数多の著作もこの研究から発し、また、ここに集約される。主な著作に『寄席風俗』『荷風前後』『東京恋慕帖』『寄席むかしむかし』などが、小説に『寄席』『円朝』『灰神楽三太郎』などがある。寄席芸能の伝統保存と昭和における発展のために尽くした。昭和33年(1958)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • クリイロエビチャ さん

    読み物としてべらぼうに面白い。その「べらぼう」も収録。並行して鏡花を読んでいるのだが、この本に出てくる語彙が山ほど登場して、何度も読み返してきたのに流していたのだな、と反省。「蝮を作る」とか「手車」とか、知って読むのと知らないのでは大違い。そして昔の言葉だけでなく「ビンタ」とか「カイロ」とか今でも使う言葉も載っている。しかし「鬢た」「懐炉」と書くとは知らなかった。「東京風俗志」か「明治事物起源」だったか、「下賤な物は省く」って著者が宣言してて、下世話な私には不服だったが、この本はその点も満足させてくれた。

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正岡容

作家、大衆芸術研究者。明治37年(1904)12月20日、東京市神田区生まれ。永井荷風の影響で若い時分から寄席に出入りし、自らも高座に上がった。早くから画家の水島爾保布や稲垣足穂とアクチヴに交遊、江戸趣味とモダンなアトモスフィアがミクスされた作品を数多執筆。小説、寄席をめぐる随筆のほか、落語や浪曲の

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