不思議じゃない国のアリス

沙藤一樹著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062120494
ISBN 10 : 4062120496
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

20歳の女性の前に現れた15歳の少女アリス。「私のこと覚えてて」という言葉とともに彼女は…。表題作をはじめ、大人の理不尽な行為により絶望した少年・少女たちを描いた、全6編の新感覚ホラー・ミステリー。

【著者紹介】
沙藤一樹著 : 1974年、兵庫県生まれ。早稲田大学商学部除籍。大学在学中の’97年、日本ホラー小説大賞短編賞を『D‐ブリッジ・テープ』で受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しん さん

     様々な少年少女の繊細さ、脆さ、そして絶望を描いたような作品。表題作のタイトルにある、「不思議じゃない」とは裏腹にどこか幻想的な雰囲気が漂う作品たちが多かったです。その中に少女たちの救われなさをサラッと入れているあたり、不思議な読後感でした。読みやすいのにゾッとします。

  • ブルームーン さん

    初読みの作家さん。タイトルとは真逆で不思議な話ばかりの短編集。暗くて不思議で陰鬱な気分になってしまう。ネトゲのチャット上でのやりとりを描いている「空中庭園」が、なぜか見知らぬ人達同士では本音をさらけ出してしまうという所にリアルさを感じ心に残った。

  • 霜月ざら さん

    ホラーじゃなかった!だけど現実って残酷だと思わされた。少年少女たち救いを求める姿が痛々しい。幻のようのな何かに縋りついてそれでも生きて行ける者はまだいい。信じていたものに裏切られる最期はあまりにも悲しすぎる。

  • かみしの さん

    『D-ブリッジ・テープ』の沙藤一樹さんによる短編集。乙一の帯に惹かれて購入しました。表題作でクドリャフカが言った〈二十歳になったら自動的に罪人になる〉という論理が、全ての作品に共通するテーマではないでしょうか。大人の都合で翻弄される子供達を描いた作品集で、一歩足りない短編もありましたが、「青い月」「鈍器のアマリリ」はなかなか面白かったです。人外のものに真実(のようなもの)を語らせる「暴いておやりよドルバッキー」に似た手法が、特徴的でした。もっと感傷的な痛みの方向に振り切った方が、読み応えがある気がします。

  • ちむちむ さん

    図書館でジャケ買いならぬジャケ借りした本。タイトルと表紙が不思議な雰囲気。ネトゲを舞台に物語が進んでいく「空中庭園」など現代的な要素もある空想的な作品が多かった。後味は悪い。また、話の構成に混乱することもあったが面白かったので借りて成功だったと思う。

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