CD 輸入盤

交響曲全集 テンシュテット&ロンドン・フィル(11CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5729412
組み枚数
:
11
レーベル
:
Emi
:
Europe
オリジナル盤発売年
:
1993
フォーマット
:
CD

商品説明

1977〜1986年ステレオ&デジタル録音。マーラー作品の深部・暗部をのぞかせることにかけては第1級の手腕を持つテンシュテットによる見事な全集。デフォルメも辞さないその強烈なアプローチはとにかく聴きごたえがあり、中でも深刻な迫力が壮絶な悲劇を印象付ける第6番『悲劇的』や、膨大な情報のすべてに対峙した巨大な第2番『復活』、ディテールのすべてに思いのたけをこめた第3番などは圧巻。
 そういえば第1番『巨人』は、演奏を聴いたカラヤンが絶賛し、テンシュテットのベルリン・フィル・デビューのきっかけとなった名演でもありました。ヘヴィーな演奏がお好きな方におすすめの凄い内容です。

・交響曲第1番ニ長調『巨人』
 録音:1977年(ステレオ)

・交響曲第2番ハ短調『復活』
 エディト・マティス(S)
 ドリス・ゾッフェル(Ms)
 ロンドン・フィルハーモニー合唱団
 録音:1981年(デジタル)

・交響曲第3番ニ短調
 オルトルン・ヴェンケル(A)
 サウスエンド少年合唱団
 ロンドン・フィルハーモニー女声合唱団
 録音:1979年(ステレオ)

・交響曲第4番ト長調
 ルチア・ポップ(S)
 録音:1982年(デジタル)

・交響曲第5番嬰ハ短調
 録音:1978年(ステレオ)

・交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 録音:1983年(デジタル)

・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
 録音:1980年(ステレオ)

・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』
 エリザベス・コネル(ST:罪深き女)
 イーディス・ウィーンズ(SU:贖罪の女のひとり)
 フェリシティ・ロット(SV:栄光の聖母)
 トゥルデリーゼ・シュミット(AT:サマリアの女)
 ナディーヌ・ドゥニーズ(AU:エジプトのマリア)
 リチャード・ヴァーサル(T:マリアを讃える博士)
 ヨルマ・ヒュニネン(Br:法悦の神父)
 ハンス・ゾーティン(B:瞑想の神父)
 ロンドン・フィルハーモニー合唱団
 ティフィン少年合唱団
 デイヴィッド・ヒル(org)
 録音:1986年(デジタル)

・交響曲第9番ニ長調
 録音:1979年(ステレオ)

・交響曲第10番〜第1楽章アダージョ
 録音:1978年(ステレオ)

 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウス・テンシュテット(指揮)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Gustav Mahler (1860 - 1911)
    Symphony no 1 in D major "Titan"
    演奏者 :

    指揮者 :
    Tennstedt, Klaus
    楽団  :
    London Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : ,
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]
  • Gustav Mahler (1860 - 1911)
    Symphony no 2 in C minor "Resurrection"
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1888/1896, Germany
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , [Studio]

総合評価

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4.5

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テンシュテットが指揮しているロンドンフィ...

投稿日:2016/10/05 (水)

テンシュテットが指揮しているロンドンフィルは、間違うこと無く超の付く一流のオーケストラである。スタジオで、更には、ライヴ演奏で、マーラーをはじめ、必ずこれ程指揮者に崩壊寸前まで食らい付き、「クラウスの為ならと」、燃焼壮絶演奏を継続し続けられたオーケストラが、あったろうか。普通、オケが嫌がる、持たない、続かない。やれても、心の奥底からえぐり出される様な響きは、そうは聴かれない。もちろん、録音状態と言うのは、あるけれど。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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近年様々なライヴ録音が発掘されることによ...

投稿日:2011/06/25 (土)

近年様々なライヴ録音が発掘されることによってその実力が再評価されつつあるテンシュテットであるが、テンシュテットによる最大の遺産は、何と言っても1977年から1986年にかけてスタジオ録音されたマーラーの交響曲全集ということになるのではないだろうか。テンシュテットは、当該全集の掉尾を飾る第8の録音の前年に咽頭がんを患い、その後は放射線治療を続けつつ体調がいい時だけ指揮をするという絶望的な状況に追い込まれた。テンシュテットのマーラーの交響曲へのアプローチはドラマティックの極みとも言うべき劇的なものだ。これはスタジオ録音であろうが、ライヴ録音であろうが、さして変わりはなく、変幻自在のテンポ設定や思い切った強弱の変化、猛烈なアッチェレランドなどを駆使して、大胆極まりない劇的な表現を施していると言える。かかる劇的な表現においては、かのバーンスタインと類似している点も無きにしも非ずであり、マーラーの交響曲の本質である死への恐怖や闘い、それと対置する生への妄執や憧憬を完璧に音化し得たのは、バーンスタインとテンシュテットであったと言えるのかもしれない。ただ、バーンスタインの演奏があたかもマーラーの化身と化したようなヒューマニティ溢れる熱き心で全体が満たされている(したがって、聴き手によってはバーンスタインの体臭が気になるという者もいるのかもしれない。)に対して、テンシュテットの演奏は、あくまでも作品を客観的に見つめる視点を失なわず、全体の造型がいささかも弛緩することがないと言えるのではないだろうか。もちろん、それでいてスケールの雄大さを失っていないことは言うまでもないところだ。このあたりは、テンシュテットの芸風の根底には、ドイツ人指揮者としての造型を重んじる演奏様式が息づいていると言えるのかもしれない。いずれにしても、本盤におさめられた演奏はいずれも圧倒的な超名演であり、我々聴き手の肺腑を打つのに十分な凄みのある迫力を湛えていると評価したい。オーケストラはいずれも必ずしも一流とは言い難いロンドン・フィルであるが、テンシュテットのドラマティックな指揮に必死に喰らいつき、テンシュテットとともに持ち得る実力を全面的に発揮させた渾身の演奏を繰り広げていると言えるところであり、本名演に大きく貢献しているのを忘れてはならない。マーラーの交響曲全集はあまた存在しており、その中ではバーンスタインによる3つのオーケストラを振り分けた最後の全集(1966〜1990年)が随一の名全集と言えるが、聴き手に深い感動を与えるという意味において当該バーンスタインの全集に肉薄し得るのは、本盤のテンシュテットによる全集であると考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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 テンシュテットのマーラー演奏については...

投稿日:2010/09/26 (日)

 テンシュテットのマーラー演奏については、文学的な解釈を展開したい向きもあるようですが、私はもっと単純に、テンシュテットはマーラーが好きで好きでたまらないのだ、と感じています。マーラーの音楽の素晴らしさを伝えたい、だから決して急がずにじっくり丁寧に、場合によっては大胆なデフォルメともいうべき表現をするのでしょう。ただ、同じ「マーラー大好き」なバーンスタインとは世代が違っているからか、客観性は一層増しているようです。このスタジオ録音による全集は「曲によっては録音が酷い」「オケがせめてLSOだったら」「声楽部分が弱い」「聴衆がいる後のライブ演奏の方が一層素晴らしい」といったような難点があり、数多い全集の中で最高との評価は難しいとしても、独自の魅力を持っていることには間違いありません。

エステ荘の噴水 さん | 岩手県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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