The Warner Years 1986-1991 (5CD)

マイルス･デイヴィスの没後20年を記念して、マイルス･デイヴィスがワーナー･ブラザーズに遺した音源を網羅し、未発表曲を含む貴重な音源までも収録した5枚組豪華ボックス・セット。この作品は、伝説的トランペッターの『Tutu』(1986年)から彼の最後のスタジオ作品『Doop-Bop』(1991年)を網羅したもの。

比類なき名盤(『Kind of Blue』、『Sketches of Spain』、『Bitches Brew』)を次々と世に送り出しながら、40年にも渡る長き間、音楽的進化を続けてきたマイルス･デイヴィスがワーナー･ブラザーズ･レコードと契約を交わしたのは1985年。ベーシスト/プロデューサーであるマーカス･ミラーの指揮のもと、エレクトロ･ファンクといった現代黒人音楽の響きを探求したジャズ界の暗黒王子は、1986年の『Tutu』でそれを我がものとした。1991年9月28日に死去するまで、彼はその称賛に値するディスコグラフィーに、『Amandla』(1989年)や映画のサウンドトラック(1987年の『Music From Siesta』、そして1990年の『Dingo O.S.T.』)、さらに数作のライヴ･アルバム(1991年の『Miles and Quincy Live At Montreux』、さらに1996年、彼の死後に発表された『Live Around The World』)、そしてプロデューサー、Easy Mo Beeと一緒につくり上げた野心的なヒップホップ/エレクトリック･プロジェクト、『Doo-Bap』といった作品を加えていった。

『Miles Davis - The Warner Years 1986 - 1991』はまた、1985年のRubber Band Sessions からの本邦初公開音源(「Maze」 / 「See I See」)にレア･トラック(滅多に聴かれることのない“Rubber Band”や“Digg That”)、更に衝撃的なコラボレーション(Chaka Khan、Kenny Garrett、Zucchero、Shirley Horn、Scritti Politti、Cameo他)を収録し、有名伝記作家、Ashley Kahnによるライナー･ノーツも加えた、豪華アンソロジーとなる。

【豪華　5枚組】
（DISC1〜4)
ワーナー時代の音源で構成されたアルバム4枚（24ビットリマスタリング）
TUTU(1986)
シエスタ - Music From Siesta(1987)【全曲収録ではなく4曲抜粋収録】　
アマンドラ - Amandra(1989)
ディンゴ - Dingo O.S.T.(1990) 【全曲収録ではなく7曲抜粋収録】　
ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド - Live Around The World(1987〜91)(1996年発売)　
ライヴ・アット・モントルー - Miles & Quincy Live at Montreux(1991)
ドゥー・バップ - Doo-Bop(1991)

(DISC5)
未発表本邦初公開音源2曲&レア･トラック2曲!及び他アーティストへの貴重なゲスト参加曲を集めたボーナスCD1枚
≪未発表初公開音源≫ 1:Maze (09:10) 2:See I See (05:20)
≪レア・トラック2曲≫ 3:Rubber Band (05:10)　4:Digg That (04:42)

【豪華パッケージ】
Ashley Kahnによる英文ライナーノーツ&写真を多数フィーチャーした20ページ豪華ブックレット