ベートーヴェン(1770-1827)

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SACD

交響曲第6番『田園』 クーベリック&パリ管弦楽団(シングルレイヤー)(限定盤)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCGG9014
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
限定盤

商品説明

「SACD〜SHM仕様」シリーズ第10弾!
クーベリック&パリ管弦楽団/ベートーヴェン:『田園』


音声は非圧縮で収録!
シングルレイヤー仕様により反射率向上!
SHM仕様により読取精度向上!
初回生産限定盤

作曲家自らが「音画というよりは感情の表現である」と語ったように、『田園交響曲』を自然描写の表題音楽としてではなく絶対音楽として捉え、作品に真正面から対峙して彫りの深い表現を聴かせるクーベリックの第6番。
 「読み書きが出来る前からベートーヴェンのスコアに親しんでいた」と語ったこの名指揮者が、珍しくパリ管弦楽団を指揮。色彩豊かなオーケストラの響きがなによりの魅力で、管楽器ソロが活躍する『田園』でこのチョイスは成功でした。遅めのテンポを採択し、ロマンティックな旋律美を大切にした演奏を聴かせてくれます。第1楽章の呈示部反復は実施せず第3楽章の通常反復のみ実施。ヴァイオリン両翼型配置。

【収録情報】
・ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品68『田園』

 パリ管弦楽団
 ラファエル・クーベリック(指揮)

 録音時期:1973年1月
 録音場所:パリ、サル・ワグラム
 録音方式:ステレオ(セッション)


「SACD〜SHM仕様」シリーズ第10弾!

原音に限りなく忠実な再生を可能にしたSuper Audio CDに、SHM素材を用いた高音質仕様。超高サンプリングレートによる圧倒的な高音質を特徴とするSACDは、1999年に規格化されて以来、再生に際しては専用のSACD対応プレイヤーが必要となるにも関わらず、熱心な音楽ユーザーからの支持を獲得してきました。 この度の製品開発においては、さらなる高音質を追及すべく、「新素材」と「原点回帰」をコンセプトに次の4点に取り組み、マスター音源に近いアナログ的な質感とスケール感を再現致しました。(ユニバーサルミュージック)

「SACD〜SHM仕様」特徴

1.透明性と流動性に優れる SHM(R)素材をボディに使用 → 透明性の高い液晶パネル用ポリカーボネート素材を採用することにより、レーザーが反射膜までの距離をより正確に往復できると共に、正確なピットを形成する為に必要な流動性にも優れています。

2.シングルレイヤー方式の採用により、音楽情報を余すところなく読み取るに十分な反射率を確保 → 現在主流のSACDレイヤーの上層にCDレイヤーを併せ持つハイブリッド型ではなく、SACD層のみを有するシングルレイヤー型を採用することで透過性を排除します。 これによって音楽情報を余すところなく読み取るに十分な反射率を確保しました。 尚、SACD対応再生機以外では再生できません。

3.圧縮なしで2ch音声を収録 → 全ての作品において非圧縮データの収録を可能にすべく、SACD層を2chに特化(一般的なSACDでは、約半分のサイズに可逆圧縮した音声を収録)。

4.最良のマスター音源を厳選 → 既存のDSDマスターから、新たにアナログテープをダイレクト・リマスタリングしたものまで、最良のマスター音源を厳選しています。

収録曲   

  • 01. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68≪田園≫ 第1楽章:田舎に着いたときの目覚めの喜び
  • 02. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68≪田園≫ 第2楽章:小川のほとりの情景
  • 03. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68≪田園≫ 第3楽章:田舎の人々の楽しい集い
  • 04. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68≪田園≫ 第4楽章:雷雨-嵐
  • 05. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68≪田園≫ 第5楽章:牧人の歌、嵐のあとの喜びと感謝

ユーザーレビュー

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クーベリックは、本盤におさめられた「田園...

投稿日:2011/06/12 (日)

クーベリックは、本盤におさめられた「田園」を含め、1971年から1975年にかけてベートーヴェンの交響曲全集をスタジオ録音している。当該全集は、各交響曲によってオーケストラが異なるという類例のない独特のものであった。しかしながら、これはクーベリックが意図して行ったというよりは、DG側の事情による側面が大きかったと言わざるを得ない。当時のDGは、カラヤンやベームと言った人気・実力を兼ね備えた大物指揮者を擁しており、同時期にはベーム&ウィーン・フィル(1970〜1972年)、更にはカラヤン・ベルリン・フィル(1974〜1976年)によるベートーヴェンの交響曲全集がスタジオ録音されている。このような状況の中で、クーベリックが、当時の手兵バイエルン放送交響楽団と全集をスタジオ録音することは大変難しい状況に置かれていたと言わざるを得ない。実際に、クーベリックは全集の録音開始前に、第7をバイエルン放送交響楽団と録音(1970年)しており、それは、全集中のウィーン・フィルとの第7の演奏(1974年)よりも数段上の名演なのであるが、長らくお蔵入りで現在でも入手困難であるところだ(かつてレコード芸術誌が企画・監修した「蘇る巨匠たち」シリーズでCD化されていた。)。このことは、クーベリックがこの当時に置かれていた困難な状況を察するに余りあると言えるだろう。ともあれ、クーベリックが、バイエルン放送交響楽団とベートーヴェンの交響曲全集を録音できなかった(第9のみがバイエルン放送交響楽団と録音である。)のは、前述の第7の名演に鑑みると残念ではあるが、いずれにしても本盤におさめられた田園は、素晴らしい名演と高く評価したい。オーケストラはパリ管弦楽団であり、このオーケストラは指揮者によっては気が乗らない粗雑な演奏をすることもあるのだが、本演奏においては、クーベリックの統率の下、その持ち味を活かした色彩感溢れる美演を披露しているのが素晴らしい。田園という楽曲の性格に鑑みれば、クーベリックとしてもバイエルン放送交響楽団を起用できなかったのは残念ではあったであろうが、本演奏に関してはパリ管弦楽団の起用はプラスに働いていると言えるだろう。ホルンや木管楽器の雰囲気豊かな美しい音色が、本演奏に華を添える結果となっていることを忘れてはならない。クーベリックの指揮は、「田園」の標題には必ずしも拘泥しない純音楽的なアプローチであり、ゆったりとしたテンポによる重厚にして彫の深い表現で、深沈とした含蓄のある奥行きを感じさせるのが素晴らしい。第1楽章の反復を省略しているが、テンポがゆったりしていることから、冗長さに陥らないためにもこれは賢明であったと言える。録音については、かつてSACDハイブリッド盤が発売されていたが、これが今一つ鮮明とは言い難い冴えない音質であった。しかしながら、本盤のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤は見違えるような鮮明な高音質に生まれ変わったと言えるところであり、このようなクーベリックによる素晴らしい名演を望み得る最高の高音質SACDで味わえることを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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