日本はじっこ自滅旅 講談社文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062768719
ISBN 10 : 4062768712
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,331p

内容詳細

「ガブガブ酒ばっか飲みくさりよって、早く出てゆき!」嫁の言葉に、行先考えずに家を飛び出したアルコール依存症の僕。そうして僕は、日本のあらゆる「はじっこ」を旅し始めた。厳冬の能登、薩摩半島、種子島に千葉の先っぽ…。空にむかって「ゴメン」とつぶやきながら酒を飲む。切なくユーモラスなエッセイ集。

目次 : 厳冬期能登めぐり/ 初夏の薩摩半島めぐり/ 種子島、加計呂麻島、与論島に漂着/ 千葉の先っぽ、銚子、犬吠埼/ 奈良、南紀、断酒の旅/ みちのく探訪、秋田、男鹿へ

【著者紹介】
鴨志田穣 : 1964年神奈川県生まれ。高校を卒業後、片道切譜でタイへ。現地でビデオカメラ片手のフリージャーナリストに。タイで出会った漫画家の西原理恵子氏と1996年に結婚、1男1女をもうける。2003年に離婚、2006年復縁したが入籍はしなかった。2007年3月、腎臓がんのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takaC さん

    行き先はあまり重要ではない旅行記。

  • Ms.H さん

    アルコール依存とはやっかいな病だ。吐血しながら、また自分の弱さに向き合えず、逃避するために旅に出る。カモちゃんのそんな弱さが切なくて悲しい。何を求めていたのかカモちゃんにもわからなかったのだろうな…結果からすると、最期に家族にたどり着くための旅だったんだろう。子どもにとって父親がもがいている姿が文章として残っているのは幸せだと思う。

  • 岡本匠 さん

    何でこんな事になってしまうのだろう。旅をするどいう事は、現実逃避の一種だろうけれど。タイトルが示すように、ひたすら自滅に向けて走り続ける著者が傷ましい。強い酒を飲み続ける事が身体に悪いことは誰しも知っている。しかし、それが止められないという感覚も誰しも知っているのでは。ただし、心身を再生させるプロセスを体得していれば、自滅には至らないのだろうけれど、それが無ければ、ただ、ひたすら自滅への道を歩むしかない。他人事とは思えない苦しい旅行記。

  • yanoms さん

    帰る場所もないし、逃げ場もない。何が寂しくて何が辛いのかを忘れるために酒杯を傾ける。日本のはじっこはどこももれなく寂れてて、でもどこのはじっこでも人々は色褪せた影を引きずりながら暮らしてて。自分の弱さを曝け出すだけの放浪記だけど、不思議と肝臓の底からこみあげてくるものがって、目頭が熱くなった。

  • えいきち☆。 さん

    とてもホットする。と思ったら鴨志田さん64年生まれでしたか。ご存命なら是非一献酌み交わしたかったな〜。(西原さんにどやされそうだが…)ユルユルのダメダメ感が何ともいえない。やはり、こんな鴨志田さんの出来上がったルーツはどこに?

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