おくうたま

岩井三四二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334927394
ISBN 10 : 4334927394
フォーマット
出版社
発行年月
2010年12月
日本
追加情報
:
20cm,381p

内容詳細

織田信長により滅亡した浅井一族。しかしただひとり、浅井長政の12歳の息子は生き残り、腕は確かだがちょっと変人の外科医に「弟子」という名目で匿われる…。戦国の世を駆け回る、異相の凄腕医師と少年の物語。

【著者紹介】
岩井三四二 : 1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て96年に「一所懸命」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。98年『兵は詭道なり斎藤道三』(『簒奪者』を改題)で歴史群像大賞。2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で松本清張賞受賞。04年『村を助くは誰ぞ』で歴史文学賞。08年『清佑、ただいま在庄』で中山義秀文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤枝梅安 さん

    小谷城が落城し、浅井家は滅亡した。が、長政の側室の息子・喜十郎が生き残り、守役の弥次郎を従えて「お家再興」を目指す。が、弥次郎の父からの指図は、瑞石という医師のもとで修行せよ、というものだった。戦場を右往左往し、けが人の手当てをするうちに、お家再興の意欲も薄れ始めたころ、世情の変化により、再び浅井家再興のほのかな望みが出てきて東奔西走。しかし結局願いかなわず、医師として生きていく決心をする。「潔さ」とか「カッコよさ」とはほど遠い主人公の生き方を通して、いつの時代にも共通の「人間の夢と欲」を面白く描く(続)

  • onasu さん

    疵の手当を得意とする医師(クスシ)田代瑞石は、北近江小谷城落城の折、京の外れの庵で、頼まれて少年二人を弟子として預かることにした。  一人は当然に浅井長政の遺児(喜十郎)で、瑞石は金と安全を兼ねて二人を連れて、秀吉の軍勢に医師として従軍する。やがては正体がばれて退散、瑞石と二人も別れるが、そもそも何故に瑞石は二人を預かったのか。  事後二人は浅井家再興に向け、一向門徒の庇護を受けて、加賀、越中と転戦、明智勢にも加わるが日の目は見えず。精根尽きた喜十郎は…。幾度も読んだ箇所だが、好著は各々おもしろいものだ。

  • 真理そら さん

    浅井長政の遺児・喜十郎は浅井家再興のために戦場で稼ぐ医師と一緒に戦地を巡る。乳兄弟・弥次郎に助けられ励まされて頑張るが、弥次郎も死んでしまう。たった一人になった喜十郎が孤独を自由へと昇華させる過程の描き方が好きだ。

  • Nak34 さん

    おくうたまは、分かったが、スッキリとはしなかったな。何を描きたかったのだろう。極めるという事か、武士の生き様か、市井の人である事の幸せか。印籠にしても、ちょっと、中途半端だったかな。

  • オレンジ。 さん

    浅井長政の生き残った息子が、戦場に出向いて治療をする豪傑の医者に助けられながら生き抜いていく。血なまぐさい描写が多くて辟易しながらなんとか最後まで読んだ。

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岩井三四二

1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。’96年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞受賞。「岩井三四二に外れ無し」と言われ、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞、’14年『異国合戦 

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