ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)

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SHM-CD

戦争レクィエム 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ

ブリテン、ベンジャミン(1913-1976)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD1270
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ブリテン:戦争レクィエム
小澤征爾&サイトウ・キネン
SHM-CDで登場!


2009年サイトウ・キネン・フェスティバル松本での目玉となった記念碑的上演のライヴ録音が、SHM仕様のCDで登場。

【ブリテンの反戦傑作】
戦争によってもたらされる民衆の悲哀について語ったウィルフレッド・オーウェンの詩と、通常のラテン語典礼文をテキストに用いた変則的な構成のこのレクィエムは、ショスタコーヴィチが20世紀最大の傑作と称えたことでも知られる傑作です。
 ベンジャミン・ブリテンは、日本政府からの祝典音楽作曲の要請にも『シンフォニア・ダ・レクィエム』で応えるほどの反戦主義者で、なおかつ、『ねじの回転』『ヴェニスに死す』『ピーター・グライムズ』『ビリー・バッド』『カーリュー・リヴァー』『ルクレティアの凌辱』、そして反戦オペラでもある『オーウェン・ウィングレイヴ』など、死に関係するオペラを数多く書いたことでも有名。

【大編成作品の優秀録音】
作品は大小2群のオーケストラと混声合唱、3人の独唱者によって演奏され、ラテン語部分は合唱とソプラノが、英語の詩の部分は独唱者が担当しています。天使のような少年合唱やソプラノの澄み切った美しさから、金管セクションや打楽器による圧倒的なサウンドまで、ブリテンの入念に描きあげた音響の素晴らしさを優秀な録音で堪能することが可能です。(HMV)

【収録情報】
ブリテン:戦争レクィエム

 クリスティン・ゴーキー(ソプラノ)
 アンソニー・ディーン・グリフィー(テノール)
 ジェイムズ・ウェストマン(バリトン)
 SKF松本合唱団
 SKF松本児童合唱団
 東京オペラシンガーズ
 栗友会合唱団
 サイトウ・キネン・オーケストラ
 小澤征爾(指揮)

 録音時期:2009年8月25日、27-28日、30日
 録音場所:長野県松本文化会館
 録音方式:デジタル(ライヴ)

内容詳細

典礼文と現代詩、豊かではるかな響きと即情的に直裁な響きが交替し、祈りと怒りを行きつ戻りつ戦争の理不尽を抑制されたエモーションの中で突きつけるブリテンの力作を、小澤は過剰な演出抜き、確かな見識でヴィヴィッドかつ真率に聴かせる。堪能のライヴ。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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sunny さん | 兵庫県 | 不明

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投稿日:2010/10/11 (月)

昨年のサイトウキネン、オペラの演奏会はなく、代わりがこの戦争レクイエムという位置づけだったと思いますが、実際の演奏会を聴き終えた満足感としてはこの上なく充実したものであり、本当に感動的でした。特に「共に眠ろう」の部分は涙なくしては聴けないほど…。そうした素晴らしい音がギュッと詰まっているのが当CDかと思います。個人的な希望としては終演後の拍手も入っていればと思いますが、余計なノイズになってしまうのかしら?また、今年のニューヨークでも再度演奏されるそうなのでチャンスがあれば是非実演に接して頂きたいと思います。

安曇野のカラヤン さん | 長野県 | 不明

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投稿日:2010/09/28 (火)

「20世紀音楽」「合唱付」「大規模編成」という、小澤さんが得意とする要素がすべて含まれた戦争レクイエム、悪かろうはずがないと思い、公演最終日の8月30日に松本へ足を運んだ。そして会場で響き渡った演奏は、こちらの期待を遥かに上回る超弩級の名演だった。リベラ・メでは溢れ出る涙を抑えることができなかったことを昨日のことのように覚えている。勿論ナマ演奏と録音を単純比較すべきでないことは承知している。しかしこの録音は、SACDという現在望み得る最良のフォーマットでのディスク化と相まって、あの日の感動をかなりの確度で伝えてくれる。 強いて言えばSACD2枚組で6000円と高価である点(尤も3000円の通常盤という選択肢もあった上でSACDを選んだのは自分なので、あまり文句も言えないのだが)及び通常盤で1ヶ月(SACDは2ヶ月も!)発売が遅れた点を減点項目として挙げられようが、優秀な録音と掛値なしに人類の遺産と呼ぶべき演奏内容の前では大した問題になどならない。なによりあの名演がこうして記録されたことに素直に感謝したい。

ハムカツ さん | 東京都 | 不明

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