Logic Of Chance

2008年、UK名門音楽誌【NME】誌を「NMEを読むなかれ！」と堂々名指しで批判し、[ビートルズ]、[オアシス]、[レディオ・ヘッド]といった有名アーティスト達を「ただのバンド！」と言いのけ、You TubeにアップされたPVが現在2500万以上ヒットする程の話題をかっさらった問題児が帰ってきた！！今作はセンセーショナルなギミックは不要と言わんばかりに、カタルシスを意識した一皮むけたクールなリズム&ベース、エレクトロなヒップホップ、そしてアップリフティングなディスコ・ビートを基本に島国日本でもグサリとくるフレーズだらけ！[ダン・ル・サック]の作るトラックは前作以上に完成度を増し、イタロ・ディスコ、８ビット・チップミュージック、ソウル、オールドスクール・ヒップホップなどの影響を2010年型にアップデートさせエレクトロ×ヒップホップのクールな融合サウンドを生み、その上に[スクルービアス・ピップ]の文化観察的、物語的なスポークン・ワード×ライムを巧みにのせ、底抜けなポップさとダンサブルさと裏腹にその歌詞には社会・政治的な意味を兼ね備える。ファーストシングル「Get Better」は陰鬱な若者を奮起させるようなエレクトロ・アンセムで、社会が新世代の子どもたちを成長させ元気づけることに失敗しながら、小さなことで子どもたちを叱りつける現状を厳しく批判する。「Great Britain」、「Stake A Claim」といった楽曲では、[スクルービアス]が社会の現実をダイレクトに表現する一方、[ダン・ル・サック]は、先進的かつエクレクティックなビートを届けている。本作『The Logic Of Chance (ザ・ロジック・オブ・チャンス)』は、前作以上に超ダンサブルでありながら、オルタナティヴな意識を持ったダンス・ポップ・ミュージックを一気に世界に広げ得る、極めて重要な作品である事は間違いない。

＜メーカー資料より＞