今谷和徳 / 井上さつき

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フランス音楽史

今谷和徳 / 井上さつき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393931875
ISBN 10 : 4393931874
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,462,48p
462p 四六版

商品説明

「フランスとは何か」、その定義から始まって、いまだフランス国家というものが成立していなかった中世から21世紀まで、ダイナミックに変貌する音楽史を一望する。類書のない書き下ろしの労作。音楽を通して、変わるフランス、変わらざるフランスが明らかに。

内容詳細

目次 : はじめに−フランス音楽とフランス / ◆第1部 / 第1章 盛期中世の聖歌と世俗音楽 − 9世紀〜13世紀 / 1.カロリング・ルネサンスと聖歌 / 2.アキテーヌとパリのオルガヌム / 3.トルバドゥールとトルヴェール / 4.十三世紀のパリ / 5.宗教劇と世俗劇 / 第2章 後期中世の新しい潮流 − 14世紀〜15世紀前半 / 1.多声シャンソンの登場と十四世紀のモテトゥス / 2.ヴィトリとマショー / 3.ミサのための多声楽曲 / 4.アルス・スブティリオル / 5.ブルゴーニュの宮廷音楽 / 第3章 近代の始まり − 15世紀〜16世紀 / 1.デュファイからオケゲムへ / 2.イタリア文化との出会い / 3.フランソワ一世の時代 / 4.改革派教会の登場とフランス語訳詩篇曲 / 5.十六世紀後半の世俗音楽 / 第4章 ブルボン王朝初期の宮廷とパリ − 17世紀前半 / 1.ヴァロワ家からブルボン家へ / 2.ルイ十三世時代のバレ・ド・クールとエール・ド・クール / 3.器楽曲と教会音楽 / 4.宰相マザランの音楽政策 / 5.太陽王ルイ十四世の登場 / 第5章 ルイ十四世の世紀 − 17世紀後半 / 1.ヴェルサイユの祝祭とコメディ・バレ / 2.コメディ・バレの終焉とフランス・オペラの登場 / 3.音楽悲劇とパストラル / 4.王室シャンブルによる音楽活動 / 5.王室礼拝堂の音楽 / 6.パリの教会音楽と地方の活動 / 第6章 ロココの時代 − 18世紀 / 1.摂政フィリップ時代のオペラ / 2.趣味の融合 / 3.ルイ十五世時代の王室音楽家たち / 4.サロンとオペラ座のラモー / 5.コンセール・スピリテュエルとブフォン論争 / 6.マリ・アントワネット時代のオペラ / 7.公開演奏会の新たな動き / ◆第2部 / 第7章 フランス革命とナポレオンの時代 − 18世紀末〜19世紀初頭 / 1.フランス革命とその影響 / 2.革命祭典 / 3.パリ音楽院の設立とその後の音楽教育 / 4.革命から第一帝政までのオペラ / 5.ナポレオンと音楽 / 第8章 王政復古と七月王政 − 19世紀前半 / 1.オペラのジャンルとオペラ劇場 / 2.ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ / 3.パリ音楽院演奏協会 − ベートーヴェン受容とベルリオーズ / 4.ピアノの発展 − リストとショパン / 5.グラントペラの展開 / 第9章 第二共和政と第二帝政 − 19世紀後半 / 1.リリック座 / 2.オペレッタ登場 / 3.楽器製造業の発展 / 4.民衆と音楽 − アマチュア音楽活動の発展 / 5.コンセール・ポピュレール / 6.パリ万博と音楽(1) − 第一、二回(1855、1867) / 第10章 第三共和政前期 − 19世紀後半〜20世紀初頭 / 1.国民音楽協会の誕生と実態 / 2.パリ万博と音楽(2) − 第三〜五回(1878〜1900) / 3.十九世紀後半のオペラとフランス歌曲 / 4.室内楽曲と管弦楽曲の活況 / 5.パリ音楽院とスコラ・カントルム / 第11章 二つの世界大戦とフランス − 20世紀前半 / 1.大戦前夜 / 2.第一次大戦とその影響 / 3.両大戦間の動き / 4.パリ万博と音楽(3) − 第六回(1937) / 5.第二次大戦とその影響 / 第12章 第二次世界大戦後のフランス音楽 − 20世紀後半〜 / 1.第二次大戦後の動向 / 2.戦後世代のフランス音楽 / 3.ミュジック・コンクレート / 4.1970年代以降の動き(1) − IRCAM / 5.1970年代以降の動き(2) − さまざまな潮流 / あとがき / 人名索引・主要参考文献・図版出典一覧  巻末

【著者紹介】
今谷和徳 : 1945年生まれ。早稲田大学法学部卒、同大学院文学研究科(西洋史専攻)博士後期課程単位取得満期退学。ルネサンス音楽史専攻。現在、慶應義塾大学、共立女子大学、桐明学園芸術短期大学、立教大学、各講師

井上さつき : 1978年東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。同大学院修士課程を経て、博士課程満期退学。論文博士(音楽学)。修士課程在学中にフランス留学。パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了。現在、愛知県立芸術大学音楽学部教授。専門は近代フランス音楽史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • こずえ さん

    音楽史まじめにやる人には必要らしい。 昔1回読んだけどよく覚えてないです(小声

  • Hiroshi_Yasuda さん

    クラシック音楽の発展史の中で、フランスの担った役割は決して無視できない。地理的にみても、スペイン、ベルギー、ドイツ、イタリア、スイス(そしてイギリス)に囲まれたフランスは、正にヨーロッパ音楽の中心地である。しかし、ドイツ音楽の歴史について書かれた書籍は数多あるのに、フランス音楽の歴史について書かれた本格的な書籍は少なく、500ページ以上の本書は、恐らくそれらの中で最大活最良のものである。

  • hr さん

    19世期後半のフランス・オペラにおける異国趣味、ナショナリズムの高揚による他者描写・他国描写、第三共和政の植民地拡大政策。これらを結びつけて考える視点が面白かった。例えばビゼーの「カルメン」。ビゼーのオーケストレーションは、チャイコフスキーやリヒャルト・シュトラウスに大きな影響を与えたとあるが、どんなポイントでそう判断できるのだろう? 気になる。

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