ケヴィン・バザーナ

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失われた天才 忘れ去られた孤高の音楽家の生涯

ケヴィン・バザーナ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393935200
ISBN 10 : 4393935209
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
共著・監修・編集など:鈴木 圭介
561p 四六版

商品説明

伝説のピアニスト、奇才と呼ばれたリスト弾き、エルヴィン・ニレジハージ(1903〜1987)の生涯。強烈な個性を持てあまし、見せ物を嫌った天才は、自由な音楽を歓楽街での生活に求めて表舞台から姿を消す。そして70年代、突如としてカーネギーにカムバックする……。そのすさまじく圧倒的なフォルテと悲しみに満ちたピアノ、楽譜の枠に収まりきらない広大な楽想は、19世紀的なヴィルトゥオーゾの成せる業であり、特にリストの精神と共振する音楽家であった。よく知られているピアノ曲も、ニレジハージが弾くと、まったく別の曲のように聴こえる。彼は音楽に何を求めて、このような破天荒な生涯を送ったのか……。

内容詳細

目次 : 前奏曲 エルヴィン・ニレジハージという風変わりな事例 / ◆第1部 音楽の神童 1903〜1920年 / 第1章 ブダペストの子供時代 / 第2章 他人に観察されて / 第3章 天才児の成長 / 第4章 ベルリンへ〜リストの再来〜帰国 / 第5章 神童、楽旅に出る / ◆第2部 ピアノ界の若きリスト 1920年〜1928年 / 第6章 ニューヨークの王様 / 第7章 新しいマネージメントのもとで / 第8章 音の再現 / 第9章 凋落、そして没落 / 第10章 恋愛と結婚 / ◆第3部 金のために 1928年〜1972年 / 第11章 ロス・外国どん底生活 / 第12章 雇われピアニスト / 第13章 ベラとグロリア / 第14章 行ったり来たり / 第15章 奇妙なロマンス / 第16章 白鳥の歌 / 第17章 妥協なき反抗 / 第18章 酒、女、歌 / 第19章 行ったり来たり(続) / ◆第4部 忘却の淵から戻ってきたピアニスト 1972〜1980年 / 第20章 クレッシェンド / 第21章 トラブルまみれの復活劇 / 第22章 完璧な美よりも美しく / 第23章 愛し敬うベイビー / 第24章 ディミヌエンド / ◆第5部 どんでん返し 1980〜1987年 / 第25章 我が師、我が父 / 第26章 陽は沈む / ●後奏曲〜ニレジハージの遺産 / ●出典と謝辞 / ●訳者あとがき

【著者紹介】
ケヴィン・バザーナ : 1963年カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州キロウナ(Kerowna)に生まれた音楽史家、伝記作家。カリフォルニア大学バークレー校で音楽史の博士号を取得。同郷の世界的なピアニスト、グレン・グールドの演奏を論じたその博士論文に基づく最初の著作(97年、邦訳『グレン・グールド演奏術』2000年)により、気鋭のグールド研究者として世界的に注目される。1995年よりグールド研究雑誌『グレングールド』の編集に携わるほか、音楽関連のフリーの著述家、講演者として活動する

鈴木圭介 : 1955年東京生まれ。東京外国語大学大学院修了。フランス現代思想・文学専攻。映画、建築、音楽等の翻訳・著述に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takao さん

    ふむ

  • ゆずこまめ さん

    神童ともてはやされたが音楽以外のことが何もできず、やがて表舞台から消えてゆく音楽家。 ありがちなようにも感じるが、改めて音楽とは、才能とは、教育とは、世の中に認められるということとはと考えてしまう。 彼の音楽そのものが大人になるにつれ輝きを失っていったのか、人間性やマネジメントの問題なのか… いま有名なピアニストは存在そのものが奇跡なのだ。

  • midnightbluesky さん

    食傷気味。

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ケヴィン・バザーナ

1963年カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州キロウナ(Kerowna)に生まれた音楽史家、伝記作家。カリフォルニア大学バークレー校で音楽史の博士号を取得。同郷の世界的なピアニスト、グレン・グールドの演奏を論じたその博士論文に基づく最初の著作(97年、邦訳『グレン・グールド演奏術』2000年)により

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