ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD

交響曲第8番 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD2103
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

デッカ定盤50タイトル
旧PHILIPS音源の中からベストセラー・アイテム50タイトルをセレクト、デッカ・ロゴで再発売。

【収録情報】
・ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 作品65
 マリインスキー(キーロフ)劇場管弦楽団
 指揮:ワレリー・ゲルギエフ

 録音:1994年9月8-11日、オランダ、ハールレム、コンセルトヘボウ

戦争という重いテーマを取り上げた、ともすれば難解になりがちなショスタコーヴィチの交響曲第8番は、厭世的な観点から冷静に世界を見据えていた作曲家の様々なメッセージが込められた、第二次大戦中に作曲された作品です。万人に訴えかける説得力を備えたゲルギエフとマリインスキー劇場管弦楽団によるショスタコーヴィチ交響曲シリーズの第1作にあたるこの演奏は、1994年にヨーロッパ楽旅を行った際に録音されました。(ユニバーサルミュージック)

内容詳細

第二次大戦中の1943年に作曲され、第7交響曲とともに“戦争交響曲”と呼ばれているが、戦争そのものを題材にしているわけではない。内省的ともいえる作品を、ゲルギエフがじっくりと練り上げている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ゲルギエフが、西側でも知られ、今は無きフ...

投稿日:2012/09/29 (土)

ゲルギエフが、西側でも知られ、今は無きフィリップス、首席指揮者を兼任していたロッテルダムフィルの地元、オランダで録音された、挨拶代わりのショスタコーヴィッチ、’94年録。まだ、ペテルブルグ・キーロフ歌劇場管と名乗っていた(名乗らされていた?)。ロシア人による、ショスタコーヴィッチですが、思いのほか、ロシア臭は濃くなく、純音楽的アプローチと言っていい。それなりに暴れ、慟哭し、感情的では、ある。現在、マリンスキーで、全集進行中ですが、ビジネスマン、ゲルギエフ、この曲、改めて再録してしまうか。その必要は、私は、勝手に、必要ない、と、思う。深みは今一歩だが、健闘の秀演。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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ショスタコーヴィチの第8は、初演者で献呈...

投稿日:2010/04/22 (木)

ショスタコーヴィチの第8は、初演者で献呈者でもあるムラヴィンスキーによる超弩級の名演(82年盤)があるだけに、他のいかなる演奏を持ってきても物足りなさを感じるのは否めない事実である。そのような中にあって、本盤のゲルギエフ盤は、なかなかに健闘しており、部分的にはムラヴィンスキーを凌駕する箇所も散見される点を考慮すれば、名演と評価しても過言ではないものと思われる。第1楽章は、ゲルギエフにしては随分と抑制された表現で開始されるが、その後の展開部では一転して、金管楽器による最強奏がさく裂する。要は、冒頭の抑制された表現は、楽曲全体を見据えた上での計算された解釈ということであり、ここに俊英ゲルギエフのしたたかさがあらわれていると言える。展開部終了後のイングリッシュ・ホルンは美しさの極みであるが、終結部のトランペットの絶叫はいささか凡庸のような気がした。第2楽章は、ゲルギエフとしては普通の出来。ゲルギエフならば、もう一段次元の高い演奏を望みたい。第3楽章は、本演奏の中では問題が多いと言える。丸みを帯びたリズムの刻み方はいかにも生ぬるく、これでは、この楽章の狂気は表現できないと思う。しかしながら、終結部のティンパニの重量感溢れる強打は他のどの演奏よりも最高のド迫力。続く第4楽章は本名演の白眉。ピアニシモを意識するあまり殆ど聴き取れないような軟弱な演奏が散見される中で、切々たる心の痛みを、力強さをいささかも損なうことなく気高く描いて行くのは、俊英ゲルギエフならではの至芸と言えよう。終楽章のシニカルな喜劇も、すきのない卓越した表現で描き、いわゆる「強制された平和」のうちに全曲を締めくくるのである。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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この曲のスコアすら読んだことがないので、...

投稿日:2006/04/04 (火)

この曲のスコアすら読んだことがないので、「ショスタコを理解」とか、あまり断定的なことを言う資格は私にはないが、この演奏はなかなかに「美しい」と思う。特にアダージョとラルゴは素晴らしい。ムラヴィンの厳しさのようなものはないが、音はずっと良いし、ムラヴィンのロンドンライヴよりこちらのほうを取り出して聴くことのほうが多い。

七海耀 さん | さいたま市 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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