ムソルグスキー(1839-1881)

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SACD 輸入盤

『展覧会の絵』 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管弦楽団

ムソルグスキー(1839-1881)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RCO09004
組み枚数
:
1
レーベル
:
Rco
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

首席指揮者就任5周年を記念して特別価格で緊急リリース!
どこまでも華麗にしてみずみずしい響き
ヤンソンス&コンセルトへボウによる『展覧会の絵』


ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団とバイエルン放送交響楽団というふたつの世界有数のオケを掌握するヤンソンスの放つ「RCO Live」最新アルバムは、2008年秋の来日公演曲目にも組まれていたムソルグスキーの『展覧会の絵』。

【来日公演直前、本拠地での収録】
その3度目の来日に先がけて、楽団創立120周年を迎えた同じ年に本拠地コンセルトへボウで収録されたもので、このたびは特別にグーンとお求め易い価格での緊急リリースが決定いたしました。

【コンセルトヘボウの『展覧会の絵』】
「管弦楽法の天才」ラヴェル編曲による『展覧会の絵』はコンサートの花形ともいえる人気のレパートリーだけに、さすがに名門コンセルトヘボウ管ともなればレコーディングも豊富な点数を誇ります。ステレオ期に限定しても、RCOは1962年9月にハイティンクとセッション録音、1979年11月にはコリン・デイヴィスとセッション録音、さらに1986年8月にシャイーとセッション録音という具合に、なかでも過去2代に渡る首席指揮者ハイティンクとシャイーはいずれも就任前後の早い段階で録音をおこなっています。それでも気がつくと、RCOによる『展覧会の絵』の新録音としては、前回より23年もの歳月が経過している事実には驚かされます。

【ヤンソンスの巧みな統率】
いっぽうのヤンソンスも、ポスト就任より5年、いまここに首席指揮者たる勲章とでもいうべき手兵RCOとの『展覧会の絵』によって、1988年8月のオスロ・フィルとのセッション録音以来、じつに20年ぶりの再録音を果たしたことになります。
 ここでのヤンソンスの語り口のうまさは言うに及ばず、なにしろRCOといえば、華麗、繊細、陰影といかなる色彩の表現にかけても天下一品で知られるとおり、このようにオーケストラ・サウンドの醍醐味が満点の『展覧会の絵』ほどの作品ではなおのこと、その違いは歴然。黄金のブラスを象徴する冒頭の輝かしいトランペットから、首席奏者たちの名人芸が光るさまざまな性格的なナンバーを経て、やがて「キエフの大門」に至るまで、まばゆいばかりの大音響絵巻が繰り広げられています。

【優秀な録音】
さらに、シリーズを通じてすでに高い評価を獲得している優秀録音もまた、あらためて大きなポイントとして挙げられます。なお、このアルバムはハイブリッド・タイプのSACDなので、通常CDのステレオ音声のほか、SACDのステレオ音声(2.0)、SACDのマルチチャンネル音声(5.0)という3つの音声が収録されています。
 直接音の切れ味、楽器の音の細密な描写を味わうのであれば2チャンネル・ステレオが、ホールに響く全体の雰囲気を味わうにはマルチチャンネルが適しているとよくいわれますが、それらを聴き較べて楽しむのもハイブリッドSACDならではの楽しみと言えるでしょう。

【収録情報】
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)
 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2008年5月22、23日、8月29日
 録音場所:アムステルダム、コンセルトへボウ
 録音方式:DSD(ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

【RCOの『展覧会の絵』トータル・タイム】
・ヤンソンス / 2008年ライヴ [33:02]
・シャイー / 1986年 [32:53]
・デイヴィス / 1979年 [33:36]
・ハイティンク / 1962年 [31:28]
*ヤンソンス&オスロ・フィル / 1988年 [32:52]

総合評価

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これは迫力のある、よい演奏だ。音もいいし...

投稿日:2011/12/25 (日)

これは迫力のある、よい演奏だ。音もいいし。ただ、少し音が硬いのが気になった。

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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ヤンソンスの進境の著しさをあらわす素晴ら...

投稿日:2010/12/04 (土)

ヤンソンスの進境の著しさをあらわす素晴らしい名演である。本演奏は、何か特別に個性的な解釈で聴き手を驚かすような性格のものではない。中庸のテンポでオーケストラを無理なく鳴らし、ラヴェルの華麗なオーケストレーションを鮮明に再現しようと言うオーソドックスなアプローチだ。それでいて、各組曲の描き分けは完璧。随所に出現するプロムナードについての変化の付け方は、円熟の至芸に達しているとも言える。キエフの大門の終結部における盛り上がりは、圧倒的な迫力だ。ヤンソンスの統率の下、手兵のコンセルトへボウ管弦楽団も最高のパフォーマンスを示していると言える。金管楽器も木管楽器も実に巧く、弦楽器の北ヨーロッパならではのくすんだ音色も魅力的だ。シャイーの時代に、コンセルトへボウ管弦楽団ならではの伝統の音色が失われたと言われたが、ヤンソンスの時代になって、幾分復活したのではないだろうか。録音も素晴らしい。SACDマルチチャンネルは、鮮明さと臨場感において、向かう敵はない存在であり、展覧会の絵のような作品を再現する際においては、理想の媒体であると言えよう。展覧会の絵のみしか収録されていないという点もあるが、値段も安く、コストパフォーマンス的にも素晴らしいCDだ。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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すっかり指揮界のトップクラスになったヤン...

投稿日:2010/02/01 (月)

すっかり指揮界のトップクラスになったヤンソンスがRCOを振っての2008年ライブ録音でまず大変良い録音が印象的でした。ヤンソンスにとっても当のRCOにとっても20年以上ぶりの「展覧会の絵」収録(演奏タイム計33’02)です。マイルドなヤンソンス節がやはりムンムンとしてもう少しロシア的に引っ張って粗さも欲しいとは思ってもそれは他の演奏に求めるべきなのでしょう。出だしプロムナードでの管楽器メインテーマも大層に叫ばず角がとれたスマートさに先ずフェイントを噛まされますね。とにかく各曲マイルドで切迫感は抑制され繊細な色彩感優先という方向、ともすれば私などオールドにすれば余り上等なお酒でその味わいに迷う如く聴く方にすれば焦点を合わせる事に専念・・・最後の詰めである「キエフの大門」も皆さん書かれている感触通りと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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