あの空を探して

新元良一著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163285702
ISBN 10 : 4163285709
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
追加情報
:
20cm,188p

内容詳細

レーガン再選に沸くニューヨーク。スーザンとマックスとともに過ごした熱い日々。ニューヨークを舞台に繰り広げられる慟哭の物語。9・11追悼の空にその頃の想いを描く書き下ろし長篇小説。

【著者紹介】
新元良一著 : 1959年兵庫県生まれ。1984年から22年間に及ぶニューヨーク生活を終え、2006年に京都へ移住。京都造形芸術大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 井月 奎(いづき けい) さん

    父親との折り合いの悪い主人公、母親との関係が悪いスーザン、そして肉親を知らないマックスたちの連綿と続く命の物語です。自由とは自分が何者になるのかを選べることで、物語の舞台であるアメリカの自由は(良い悪いではなく)歪み、つかみづらいです。そしてさらに自分が此処にいて良い、という確固たる思いがないと根のない木のように少しの風で倒れてしまいます。自由も、存在定義もない人は生きることがつらいはずです。それでも生きていかなければいけないのです。つかめないものはつかむまでもがくのです。自由も、愛も、自らの存在意義も。

  • きらら@SR道東民 さん

    憧れのニューヨーク、アメリカン・ドリームを期待していたら、何とも理不尽な対応でホームレス寸前の生活に陥る・・・血の繋がった親子でも葛藤はあり、お互い思いあっていても通じないジレンマが悲しい。凧を飛ばすシーンが良かった。空はどんな人間も引き受ける。愛する人たちと空を舞う。

  • カワム さん

    自伝的要素もあるのだろうか?平易だが、少々予定調和的で物足りなく思った。この小説は、どのような意図で書いたのだろうか?

  • 紅ずきん さん

    旅行でニューヨークから帰ってきたばかりに読んだ本。舞台となっているニューヨークの街並みが手に取るように分かるのが面白かった。さらさらと読めるわりにストーリーは重め。お気に入りの古本屋ストランドブックストアが出てきたのが嬉しかった。

  • 夏花 さん

    25歳ニューヨークで生きた半年。家族へのあこがれや不信感。凧を親子で飛ばす場面がよかったです。

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新元良一著

1959年兵庫県生まれ。1984年から22年間に及ぶニューヨーク生活を終え、2006年に京都へ移住。京都造形芸術大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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