ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、他 オイストラフ(vn)、オーマンディ&ロンドン響、他

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BBCL4267
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

初演者オイストラフによる
ショスタコーヴィチの第2協奏曲西欧初演ライヴ

とんでもない録音が残されていたものです。作品の献呈者にして初演者である、オイストラフによるショスタコーヴィチの第2協奏曲は、モスクワ初演から間もない1967年11月26日におこなわれた演奏で、西側での初演ドキュメントという歴史的意味でもはかり知れません。オイストラフにはそのモスクワでの世界初演ライヴ録音をはじめ、また、すでにBBC LEGENDSには翌1968年8月のスヴェトラーノフとのライヴ録音(BBCL4060)などがあり、いずれも緊張感と手ごたえで圧倒的な存在感をみせつけていますが、このたびのライヴもまた文字通り決定盤にふさわしい内容といえるでしょう。この年に手兵フィラデルフィア管と初来日を果たすオーマンディがLSOに客演というのも興味深く、どのような表情をオケより引き出しているのかも注目されるところです。ちなみに、当夜はLSOトラスト(信託基金)を目的としたガラ・コンサートということで、ブリス作曲のファンファーレで幕を開けています。カップリングのチャイコフスキーは、大家オイストラフではやはりいくつもの別演奏を数えるなかでもっとも時期の新しいもの。テクニックはもとより緩徐楽章でのメランコリックな旋律の歌いまわしなど格別の味わいです。すべて音質良好なステレオ録音。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブリス:ファンファーレ(1’38)
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ハ短調Op.129(27’00)
 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
 ロンドン交響楽団
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 録音時期:1967年11月19日
 録音場所:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35(33’00)
 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 マキシム・ショスタコーヴィチ(指揮)
 録音時期:1972年11月26日
 録音場所:ロイヤル・アルバート・ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

収録曲   

  • 01. Fanfare for London Symphony Orchestra Trust Gala Concert
  • 02. I. Moderato
  • 03. II. Adagio
  • 04. III. Adagio - Allegro
  • 05. I. Allegro moderato
  • 06. II. Canzonetta: Andante
  • 07. III. Finale: Allegro vivacissimo

ユーザーレビュー

総合評価

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結論から言うと、チャイコフスキーは録音で相当損を...

投稿日:2010/01/11 (月)

結論から言うと、チャイコフスキーは録音で相当損をしている。一応“STEREO”の表記があるが、音場の広がりに乏しく、擬似ステレオ並み。1972年ならば、もっと高音質を望みたい。もっとも、1959年にオーマンディ/フィラデルフィアのバックでCBSが録音したステレオも、現代人の感覚からするとかなり人工的である。音場の狭いステレオを取るか胡散臭いステレオを取るか、往年の演奏家好きには悩みの種だろう。演奏自体は、甘美な持味に晩年特有の“枯れ”が若干加味された絶妙なものだ。対するショスタコでは、皮肉に満ちた問題作を抜群のテクニックで弾き切っている。録音は1967年のライヴながら良好で、終楽章のパーカッションも良く捉えられている。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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いずれも全盛期のオイストラフの至芸を味わ...

投稿日:2009/12/29 (火)

いずれも全盛期のオイストラフの至芸を味わうことができる名演だと思う。ショスタコーヴィチは、この作曲者特有の諧謔性と悲劇性を併せ持つ名作の本質を、高度な技量を駆使して描いていく様は見事であり、オーマンディ&ロンドン交響楽団の併せ方も素晴らしい。チャイコフスキーは、オイストラフの十八番だけに数々の録音が遺されているが、本盤はその中でも最上位にランクされるものの一つではないだろうか。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が持つロシア風の抒情を最大限に活かしつつ、卓越したテクニックにもいささかの不足もない。また、録音についても、両曲ともに、60〜70年代初にかけてのライブ録音とは思えないくらいの鮮明さだ。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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