シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

弦楽五重奏曲、弦楽四重奏曲第14番、第15番 ベルチャ四重奏団、エルベン(2CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9670252
組み枚数
:
3
レーベル
:
Emi
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ベルチャ四重奏団/シューベルト:弦楽五重奏曲、『死と乙女』(2CD)

存在感を増すベルチャ四重奏団の最新録音、シューベルト。元ABQのエルベンとの共演も注目!
 ベルチャ四重奏団にとって2作目のシューベルト、前作『ロザムンデ』他(2357372)に続くシューベルトの名四重奏曲に、傑作として知られる五重奏曲の組み合わせ。五重奏曲では彼らの師匠格でもあるアルバン・ベルク四重奏団解散後のエルベンの参加もうれしいプロジェクトになりました。
 2010年3月には久々の来日公演、『死と乙女』も演奏プログラムに予定されるという噂もあり、室内楽ファンにとってはますます見逃せない存在となったベルチャ四重奏団の最新録音にご注目下さい。ブリリアント・ボックス、12ページ・ブックレット。(EMI)

【ベルチャ四重奏団プロフィール】
ベルチャ四重奏団は、1994年、ロンドン王立音楽院在学中の、ルーマニア出身のコリーナ・ベルチャ=フィッシャー(第1ヴァイオリン)、ロンドン生まれのローラ・サミュエル(第2ヴァイオリン)、ワルシャワ生まれのクシストフ・ホジェルスキ(ヴィオラ)、スコットランド生まれのアラスデア・テイト(チェロ)により結成されました。彼らはアマデウス四重奏団とチリンギリアン四重奏団に師事し、その後、アルバン・ベルク四重奏団にも教えを受けています。
 その間、1999年、大阪国際室内楽コンクールとボルドー国際弦楽四重奏コンクールに優勝し、ヨーロッパ・コンサートホール協会が主催する「ライジング・スター」シリーズのイギリス代表にも選出、カーネギーホール、ウィーン・ムジークフェラインザール、ケルンのフィルハーモニー、アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリのシテ・ド・ラ・ミュジク、ロンドンのウィグモア・ホール、バーミンガム・シンフォニーホールなどでデビュー演奏会を実施、さまざまな賞も受けるなどして着実に評価を高めていきます。
 2001年には、ウィグモアホールのレジデント・カルテットとなり、さらにフランスのジグザグ・レーベルからヤナーチェク作品をリリースしてディアパゾン・ドール受賞、秋には、EMIと5年の専属契約を締結し、以後、ドビュッシー、ラヴェル、デュティユー(2001)、シューベルト(2002)、ブリテン(2005)、ブラームス(2004)、シューベルト:鱒(2005)、モーツァルト(2005)のほか、歌曲伴奏作品などもレコーディングします。
 2006年になると、チェロがアラスデア・テイトからフランス人のアントワーヌ・レデルランに交替、新生ベルチャ四重奏団はルーマニア、イギリス、ポーランド、フランスという多彩なメンバーの組み合わせとなり、2008年のバルトーク全集がそんな彼らによる最初のアルバムということになります。

【収録情報】
シューベルト:
・弦楽五重奏曲ハ長調 D.956
 ベルチャ四重奏団
 ヴァレンティン・エルベン(チェロ)

 録音時期:2009年6月
 録音場所:イギリス、サフォーク州、ポットン・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

・弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887
・弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
 ベルチャ四重奏団

 録音時期:2008年5月
 録音場所:イギリス、サフォーク州、ポットン・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro ma non troppo
  • 02. Adagio
  • 03. Scherzo: Presto - Trio: Andante sostenuto
  • 04. Allegretto String Quartet in G D887 Op. Post 161
  • 05. Allegro molto moderato

ディスク   2

  • 01. Andante un poco moto
  • 02. Scherzo (Allegro vivace) & Trio (Allegretto)
  • 03. Allegro assai String Quartet in D minor D810 "Death and the Maiden"
  • 04. Allegro
  • 05. Andante con moto
  • 06. Scherzo: Allegro molto - Trio
  • 07. Presto

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ユーザーレビュー

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結成15年目のベルチャ四重奏団、昨年のバル...

投稿日:2009/11/08 (日)

結成15年目のベルチャ四重奏団、昨年のバルトークに続いて古今の室内楽曲の最高峰に挑んできたが、これが驚異的な名演。弦楽五重奏曲は第1楽章から二つのチェロが雄弁に動き、いわば「死の影」を強く刻印する。第2楽章ではこの上なく美しい音が紡ぎ出されてゆくが、中間部の激動を経た後の繊細さは痛々しいほどだ。もっと能天気に奏でられることも多い終楽章がこんなに傷つきやすい、デリケートな音楽であることを教えてくれたのは、この演奏が初めて。ト長調四重奏曲の長大な第1楽章も痛いほどの緊張がみなぎっている。哀愁に満ちた第2楽章も全く痛烈な表現で、個人的には『死と乙女』に少しも劣らぬ傑作と考えるこの曲の真価を余すところなく明らかにしている。ベルチャ四重奏団はシューベルトをヤナーチェクやバルトーク並みの表現主義的な音楽に近づけたとも言えよう。ここまでの2曲があまりに凄いので、比べるとやや普通に聴こえてしまうとはいえ、『死と乙女』も、もちろん迫力と繊細さを兼ね備えた素晴らしい演奏。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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