ベートーヴェン(1770-1827)

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CD

ピアノ協奏曲第1番、第3番 ミケランジェリ、ジュリーニ&ウィーン響

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG4628
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ザ・オリジナルス Special
アナログ時代の音源をハイ・ビット・リマスタリングで蘇らせたシリーズのリニューアル!(一部デジタル録音も含みます)
不滅の名盤がルビジウム・カッティングで更に蘇る!


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、第3番
ミケランジェリ、ジュリーニ&ウィーン響


20世紀を代表する最も個性的なピアニストの一人でありながら、その完璧主義ゆえに正規録音が極めて少ないミケランジェリ。そのミケランジェリがテレビ放送のために行った演奏会のライヴ録音で、第1番、第3番ともにミケランジェリ唯一の録音。(ユニバーサル ミュージック)

【収録情報】
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
・ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
 ウィーン交響楽団
 指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ

 録音時期:1979年2月(第3番)、9月(第1番)
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 テレビ放送のために催された特別演奏会のライヴ・レコーディング
 OIBP

【OIBP(オリジナル・イメージ=ビット・プロセッシング)】
オリジナル・アナログ・マスターテープに詳細に記録されている録音データに基づき、DGが開発した最新のテクノロジー「オリジナル=イメージ・ビット=プロセッシング」(略してOIBP)による、録音テイクごと丁寧にバランスやアコースティックを調整して、演奏家が望んだであろう、そして、エンジニアが録ろうとしたであろう、オリジナル・サウンドをより鮮明に、より表現豊かに再現しています。1本のマスター・テープのために割く作業内容は、大変に神経のいるもので、出来上がるまでにかなりの時間を要します。このように制作されたアルバムは、また新たな感動をもって聴くことができます。(ユニバーサル ミュージック)

内容詳細

ミケランジェリと、ジュリーニが振るVSOとのベートーヴェン。テレビ放送のために行なった演奏会のライヴ録音で、第1、3番ともにミケランジェリ唯一の録音となっている。繊細鋭利なピアニズムによって、他の追随を許さない独創的な演奏だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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大指揮者のジュリーニと大ピアニストのミケ...

投稿日:2012/04/01 (日)

大指揮者のジュリーニと大ピアニストのミケランジェリ。お互いにイタリア人であるが、その芸風は全く異なるところであり、加えて、ミケランジェリの録音が限られていることに鑑みれば、テレビ放送とは言え、このような形で両者の競演が録音の形で遺されているということは殆ど奇跡的と言っても過言ではあるまい。このように両者の芸風は全く異なると記したが、この両者に共通することがあるとも言える。それは、両者ともに完全主義者であったと言えることだ。ミケランジェリについては、あまりにも完全主義が高じて完璧主義者とも言える存在だけに、それが自らの芸風にも表れており、スコアに記された一音たりとも蔑ろにしないという、圧倒的なテクニックをベースとした即物的とも言うべきアプローチを旨としていたと言える。それだけに、聴きようによっては、ある種の冷たさを感じさせるのも否めないところであり、楽曲によっては相性の悪さを感じさせることも多々あったと言える。これに対して、ジュリーニも完全主義者であり、とりわけレコーディングに対しては、レパートリーをある程度絞り込むとともに、徹底して何度も演奏を繰り返し、自分の納得する演奏を成し遂げることが出来た後に行うという方針で臨んでいた。これだけの大指揮者としては、さすがにミケランジェリほどではないものの、正規のスタジオ録音が比較的少ないと言えるところだ。しかしながら、その芸風はミケランジェリとはまるで異なり、堅牢な造型の中にもイタリア風の歌謡性をベースとした、人間的な温もりを感じさせるものであったと言える。1980年代も後半になると、楽曲によってはテンポが異常におそくなり、堅牢であった造型があまりにも巨大化し、場合によっては弛緩することも少なからず存在しているのであるが、ロサンゼルス・フィルの音楽監督をつとめていた1970年代半ばから1980年代前半にかけては、ジュリーニが最も充実した演奏を繰り広げていた時期とも言えるところだ。このように、同じく完全主義者であるものの芸風が全く異なるジュリーニとミケランジェリの組み合わせではあるが、演奏自体はお互いに足りないものを補った見事な名演に仕上がっていると言えるのではないだろうか。ミケランジェリの一音たりとも蔑ろにしない完璧なピア二ズムが、ジュリーニの歌謡性豊かな指揮によって、ある種の温かみを付加させるのに大きく貢献しており、いい意味での硬軟のバランスがとれた演奏に仕上がっていると言っても過言ではあるまい。どちらかと言えば、ミケランジェリのペースにジュリーニが合わせていると言えるが、それでも要所においてはジュリーニが演奏全体の手綱をしっかりと引き締めていると言えるところであり、正に、全盛期の両者だからこそ成し得た珠玉の名演になっているとも言えるのではないかと考える。これだけの歴史的な名演だけに、今般のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化された意義は極めて大きいと言えるところだ。シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化が行われることによって、従来CD盤をはるかに凌駕するおよそ信じ難いような圧倒的な高音質に生まれ変わったところだ。ミケランジェリの完璧主義とも言うべきピアノタッチが鮮明に表現されるなど、本シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤の艶やかな鮮明さや臨場感にはただただ驚愕するばかりであり、あらためて当該シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ミケランジェリ、そしてジュリーニ&ウィーン交響楽団による至高の超名演を、現在望み得る最高の高音質を誇るシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤で味わうことができるのを大いに喜びたい。このコンビによるピアノ協奏曲第5番「皇帝」のシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化にも期待したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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私はピアノ協奏曲第3番単独収録の盤で聴い...

投稿日:2009/12/29 (火)

私はピアノ協奏曲第3番単独収録の盤で聴いておりますので当該曲演奏についてコメントさせていただきます。1979年TV放送の為の特別演奏会ライブで何か緊張感が伝わって来る冒頭拍手からです。第1楽章実にゆったり・・・そこがジュリーニらしい処なのでしょう、それも当たりがソフトで・・・、前奏が終わるといよいよミケランジェリのお出まし、例の剃刀の様な切れ味よろしく一瞬ゾッとする位な感じであります。その磨かれ繊細なタッチ音は時にはこれもブルッとするルバートを交えて進んで行きます。息を呑むカデンツァ・・・。第2楽章はもうひとつゆったり、もうこうなるとベートーヴェンのギリシャ的古典派というよりロマン派的な印象を与えます。第3楽章・・・通常前の緩徐楽章が終わるとすぐに入るところ少し間をおきこの最終楽章に着手します・・・この楽章はマァこんなものかなぁというイメージ。演奏タイム的には@17’46A11’03B10’46で今まで述べた感じもお分かりになろうかと思います。ミケランジェリ、ジュリーニのこのイタリア出身演奏家組合せは他にモーツァルトとかありそれも聴いてみたいですね。本盤第1番の方の協奏曲は未聴ですので「素晴らしい」ランク止めにさせて下さい・・・。なお、仕様改善がなされているようですので音質は大丈夫なのではないでしょうか。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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